昨夕、安倍首相辞任のニュースが流れた。
安倍首相のしてくださったこと、していただけなかったこと、やらかしてしまったこと等々賛否評論はさておき、会見を見ながら感じたことがあります。
安倍首相の潰瘍性大腸炎は「指定難病#97」。指定難病とは原因不明、治療法無し、生涯病気を持ち続けて生きなければならない難病で、現在333病が認定されています。
どんなにやりたいことがあっても病に阻まれる。しかし受け入れざるを得ない。
「こころざし半ばにして断腸の思い!」と辞任表明をされた辛そうな表情に私自身の過去を思い出します。
長男が指定難病#18を認定され、病気の進行に伴い、ピアノ教室を締め、東京バプテスト神学校教会音楽科の主任を後任も決まらないまま無理矢理辞めさせていただき、教会の主事を辞任し・・・と。
病を受け入れるのは生半可な事ではありません。いま、安倍首相のお心はどんなにか辛く、申し訳ない気持ちで押しつぶされそうになっておられるかと思います。
しかし、しかし、「生きる」とはたった1つの道ではありません。無情に押しやられたと思わざるを得ない場所にも想像だにしなかった恵み豊かな人生が備えられているのです。
今、私はそんな人生を歩ませていただいています。
安倍首相の新しい人生にエールを、そしてこれまでのお働きに感謝をします。