今日は横浜市自然観察の森に行き、ハダカホオズキとイガホオズキを撮りたいと思っていました。
ところが雲が厚く予報は曇りだったのに、ポツポツ雨が落ちてきたので、
一時避難雨宿りができる舞岡公園に行先変更(^^;
でも先週上手く撮れなかったコケオトギリやミズオオバコなどのリベンジができ、結果満足♪
今日の撮影分は整理出来次第アップしたいと思っています。
***********************
先週撮った花たちにもう数日お付き合いください(*^^)v
ヤマホトトギス(山杜鵑)
散策路脇や小谷戸の里の中庭などで見ることができました
山地の林下などに生える多年草で、
よく似たヤマジノホトトギスとの見分けは、
花が散房花序につくことと、花被片が強く反り返るのがヤマホトトギス、
平開するのがヤマジノホトトギスと覚えておけばOK♪
( 撮影日:2021年9月5日 )
ツルマメに引き続き、マメ科の花3種をご紹介
フジカンゾウ(藤甘草)
ヌスビトハギに比べると、草丈・花・蒴果共に大きめなので、見分けは容易です
花色は可愛いピンク、長さ8ミリほどです
草丈が高い分、風に揺れてなかなかシャッターが切れません(^^;
ヌスビトハギ(盗人萩)
散策路脇や空き地にこれでもかというほど生えていました
淡紅色の3~4ミリの花をまばらにつけます
ヌスビトハギの変種でヤブハギというのがありますが…見分けがつきません(^^;
違っていたらごめんなさい!!
コマツナギ(駒繋)
草のようですが実は落葉小低木なのだそうです
今年は花付きがイマイチのようで、花序は3~4個しか見当たりませんでした
( 撮影日:2021年9月5日 )
センニンソウ(仙人草)
キンポウゲ科のつる性植物です
白い花弁にみえるのはガク、
花から実になると、雌しべの先が伸びて羽毛飾りとなるのです
遠くからでもそれと分かる白い花のかたまり
この花を知ったのはこの白い花の状態ではなくて
名の由来になっているのかなぁと勝手に思っている「仙人の髭」状態のそう果を
林の子さんに教えていただいたのが最初でした
それ以来白い髭になったのを撮るのも楽しみになっていますが、
なかなか良い状態の髭に会えません
今年こそは…これほどのたくさんの花を付けているのできっと♪と思っています
( 撮影日:2021年9月5日 )
( 去年11月に瀬上市民の森で撮った仙人の髭です )
ツルマメ(蔓豆)
畑で栽培されている大豆はこのツルマメの改良品と考えられているそうで、マメ科ダイズ属
日当たりの良い野原や道ばたに生えるつる性の1年草です
大きな葉のわきに5ミリほどの淡紅紫色の小さな花を複数咲かせます
葉の大きさの割に花が小さいので、うっかり見過ごしてしまい
帰り道に見つける…なんてこともしばしばです
( 撮影日:2021年9月5日 )
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) ナス科
林のふちなどに生えるつる性の多年草
名は赤い実がヒヨドリ(鵯)の好物ということだそうです
近くの市民の森や公園でも見かけますが、なかなか近くに寄ることができず…
今年も撮れないかなぁと思っていたところでの遭遇に「やったぁ~」!
反り返った白い花びらと茶色の雄しべのてるてる坊主♪♪
花弁の中心の黄緑色もおしゃれです
( 撮影日:2021年9月5日 )
イヌコウジュ(犬香需)
顔つきをみると迷うことなくシソ科とわかります
淡いピンク色の花穂の様子は可愛らしいのですが、
拡大をした花は「がっはっは」と大口を開けて笑っているように見えます(^^;
アジア東部に広く分布する1年草
この花を撮りながらどこかで撮ったなぁ~と思っていたのですが、
北鎌倉・東慶寺の境内でした
( 撮影日:2021年9月5日 )
ガガイモ( 蘿 )
キョウチクトウ科のつる植物です
毎年楽しみにしている花のひとつですが、蔓や葉は確認できていても花を見つけられずがっかり…(^^;
でも、今回はちょうど良い状態の花を2か所でみることができました
散策路沿いの柵に絡ませてあったのは花色が少し濃い目、
2か所目のは雑木林の斜面で日当たりのせいかほんのりピンクの白色♪
私が大好きな図鑑「美しき小さな雑草の花図鑑」(山と渓谷社)に
『ふわふらピンクの花は甘い蜜をたたえていろんな虫たちに大人気。
花のくぼみの奥にあるスリットが虫の足や口を挟みこみ、虫がグイっと引き抜く瞬間に
花粉の塊がセットされた特殊なクリップが虫の口や毛にくっつきます』
と解説されています
実を結び、秋に綿毛のタネを飛ばすためにガガイモもいろいろ工夫をしているのですね~
( 撮影日:2021年9月5日 )
8月末までは猛暑、9月に入ってからは雨降りの毎日でした。
今日は曇りの予報でしたので、約1か月ぶりに舞岡公園に行ってきました。
久しぶりに汗をかかずに撮影ができ、また、見たいと思っていた花も咲いていたりと
有意義な数時間を過ごすことができました♪
***********************
最初にご紹介するのは、「イノコズチ(猪の子槌)」
林下や竹藪などに多い多年草で、別名「ヒカゲイノコズチ(日陰の子槌)」です
今まで花など咲いているとは考えもせず通り過ぎていましたが、
ふとマクロレンズで覗いてみると…花!!
地味ですが、なんとも上品な色の端正な形に感動!!!
( 撮影日:2021年9月5日 )
( 2021.8.22 瀬上市民の森 )
( 2021.8.1 横浜自然観察の森 )
ミズタマソウ(水玉草)
林の道沿いに生える小さな花、見つけると撮らずにいられない可愛い花です
丸い小さな実に白い毛が密生している様子を水玉に見立てた名前のようです
逆光で見るとなるほど…と納得です
白いハート形の花弁が2枚、ガクも雄しべも2個、
それに雌しべの葯がハート形しているのも更に可愛さ倍増です
瀬上市民の森で実の色が茶色のがありましたが、
連日の暑さで早めに熟してしまったのでしょうか
オオボウシバナ(大帽子花)…ツユクサの栽培変種だそうです。
画像では他のツユクサとの大きさの違いはわかりませんが、花径4センチほどと大きいです
2012年7月・大巧寺
***********************
花弁の色が薄いツユクサ
白の覆輪が美しいメガネツユクサ
2010年7月
***********************
虹色です
シロバナツユクサ…生えていた場所は鎌倉駅から長谷方面に行く途中の畑脇だったのですが、
整備され消えてしまいました
その場所から少しいただいて光則寺さんに持って行った株に、翌年1年だけ花が咲いたものです
それ以来、白花は見ることができません
2012年7月・光則寺
***********************
2018年9月・高尾
***********************
2018年9月・小出川沿い
***********************
2018年10月 茅ケ崎里山公園
***********************
花弁の付け根の雄しべは他のは黄色ですが、白に近いクリーム色です
2019年9月・御岳山
***********************
2020年5月・上郷市民の森
***********************
2020年8月・横浜自然観察の森
***********************
美しい!!
2020年9月・自宅近くの公園
***********************
かなり傷んでしまっていますが、「染分け」という変異…っぽい
極薄いピンク色
2020年9月・舞岡公園
***********************
昨日、ツユクサをアップした後、自分のblogで「ツユクサ」を検索してみました。
意外にいろいろな色の花弁や形のツユクサを撮っていたことにちょっとびっくり。。
一度に並べてみたら面白いのではないかと思い、今日のアップになりました(^^)v