ゴルフを語ろう-芝よ、木々よ、風よ

 
ゴルフ初心者サークル、横浜ビギナーズの管理人がつづる

ゴルフなエッセー

日本のゴルフ場は何故スループレーが少ないのか

2013年08月16日 | ゴルフ

昼食時にビールを飲んでいたころ、私はスループレーは嫌いでした。途中でビールが飲めないからです。最近昼食時にビールを飲まなくなってから、スループレーが好きになりました。何よりも早く帰れるのがメリットです。

ところが日本のゴルフ場は、スループレーがあまりありません。夏には早朝4時~5時台スタートのアーリーバードがありますが、さすがに早すぎて行く気になれません。

米国や欧州では、基本はスループレーです。ゴルフ発祥の地・英国のリンクスは、クラブハウスを出て海沿いにアウトコースを進み(Going out)、折り返し点で陸側のインコースに移ってクラブハウスに戻ってくる(Comming in)、というのがコースの基本設計でした。最近では10番ティーもクラブハウスの近くにあるのが当り前になっていますが。

余談ですが、何故アウト、インと呼ぶかについて、クラブハウスから出て行くからアウト、クラブハウスに戻るからインという説がありますが、正確には正しくないと思います。海側(外側)を行き、陸側(内側)を戻るからアウト、インという名称が付いたのだと思います。

スループレーにすれば、レストランや浴場を整備する必要がなくなるので、ゴルフ場にとってもメリットがあると思うのですが、スループレー専門のコースは見当たりません。ハーフ後に昼食を取るという日本の習慣に目をつぶるのが怖いということもあるでしょうが、それ以外にも最大入場者数枠が減ってしまうことを嫌っているのではないかと思います。

アウトとイン両方からスタートする場合、例えばアウトから最初にスタートした組がインに移るときには、インコースは空いてなければなりません。つまりその日の最大組数は、最初の組がアウト/インを交差するまでの時間で決まります。

ハーフを2時間15分、各組の間隔を7分と仮定した場合、スループレーでは最大組数は135分÷7分×2=約38組になります。昼食時間を1時間入れれば、さらに60分÷7×2=約16組増やせます。ということでスループレーが少ないのだと思いますが、いかがでしょうか。


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