恐るべき勢いで不況の波が押し寄せています。
紆余曲折の末、米政府はＧＭとクライスラーに総額174億ドル（約１兆5000億円）の融資を決定しました。国内でも2009年度予算の財務省原案が提示され、その内容は一般会計の総額が過去最大の88.5兆円に達する大盤振る舞いになっています。何とか景気を回復させたい、ということなのでしょうが、国債発行残高が過去最悪の約581兆円（一般会計税収の約13年分）に膨らむ、などの記事を見ると暗澹とした気分になります。
そんな世相を反映してか、米プロゴルフ協会が選手に不況対策を指導しました。12月初旬に選手と代理人にビデオを送付し、その中で(1)出場トーナメントを増やし、有力でない大会を選ぶ(2)大会スポンサーとの友好な関係を意識する(3)ツアーに否定的な態度を取らない、などと訴えているそうです。(1)はともかくとして、(2)、(3)は収入減に悩むプロにとって、ほとんど効果がないような気がします。
プロに限らず、アマチュアゴルファーも減りそうな予感がします。何といってもゴルフはお金のかかるスポーツ、個人は国のように年収の10倍を超えるような借金を続けることはできません。家計が苦しくなって、真っ先に切られるのはお父さんのゴルフではないでしょうか。
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