米大統領選に思う

久しぶりにこんなタイトルで投稿です。
トランプ大統領の可能性も高くなってきましたね。
クリントン.vs.トランプ。どっちがより嫌われていないか、で勝敗が決まりそうです。
アメリカでも所謂中流層が無くなってきているのでしょうね。世界中でそんな方向に進んでいるようで怖い。

私がアメリカを最初に訪れたのはちょうど４０年前の６月だった。カルチャーショックは色々とあったけど、こんな国に戦争を仕掛けて勝てるわけがなかったでしょ！と実感した。アパートは２４時間お湯が出ないとダメ、とか、ど田舎で人が全く来ないような場所にまで舗装された道路が作られている、とか・・・

アメリカ政治は大変動の予感。少なくとも共和党は完全に壊れちゃったし、それに伴って民主党も壊れるでしょうね。マスコミの言う「共和党主流派」というのは何を指すのかはっきりしないのだけど、日本の安倍政権は共和党主流派のシナリオに乗っかって動いてきたので大慌てなんだろうな。それでプーチンに寄り掛かろうとしている。

日本でも二大政党制に・・・というのは完全に間違いであったことは明確だと思う。あの頃の「政治改革」はおかしい。そもそも当時でも主要国で二大政党制だったのはアングロサクソンの国々だけ。今やイギリスでも自由党やらスコットランド民族党やらで二大政党とは言えない。今やアメリカだけ。

歴史を見ると、民主党と共和党って結構入れ替わっているのですね。奴隷解放のリンカーン、現代の感覚だと当然リベラルだから民主党だろ、と思ったりするけど完全な間違い。

オバマ８年、ブッシュ８年だから、ゴア.vs.ブッシュの争いだったのは１６年前のことか。あの時はブッシュを大統領にしてはいけない！と強く思っていた。口実を見つけてイラク侵略を狙っていたのは明白だったから。心配していたことが現実になってしまった。

今回のクリントン.vs.トランプはどっちでもいい。サンダース.vs.トランプだともっと面白かったのに、と残念に思う。後者の場合は当然サンダースを応援するんだろうな。

（トランプを容認しているわけではありません。他国を貶める言動は許せないけど、アメリカ人のホンネはそうゆうことだろうと認識しています。）