白亜45会HP管理人

白亜(白堊)45会は、岩手県立盛岡第一高等学校昭和45年卒業の同期会です。

消費税

2010年10月07日 09時34分38秒 | 生活
先日ここに書いた「英文校正」。戻ってきました。
昔々に校正してもらった時には、ロクな修正もなく「これでゼニを取るんかい!」と思ったものですが、結構キチンと見てくれるみたいですね。ネットの普及もあって商売になるんでしょう。

支払の書類を見ていたら目がテン。「インド企業なので消費税はかかりません」の文字が。
納品(電子メール)が夜中の2時過ぎだったので「夜中まで頑張ってるのね」と思っていたら、作業はインドでやっていたようです。ただ、インド企業であれば日本で商売しても消費税はかかんないのかい、というのが率直な気持ちです。法律はどうなっているのでしょうか。

これで連想したことが2つばかりあります。ひとつは、アメリカの売上税(sales tax)。売上税は州税なので州で税率が異なります。今はどうなのか知りませんが、昔はネバダ州は税率0%でした。カジノで儲けているから不要なのかな、と思ったものでした。今では日本でも広がっていますが、ネット販売は相当の昔から行われていて、ネバダ州の業者から購入すると売上税がかからないので製品の価格が同じであれば実質的に廉く買えます。う~ん、これで良いのだろうか?と思ったものでした。日本でも海外企業がネット販売を始めたら似たようなことになるのでしょうか。少し疑問です。

もうひとつは、いわゆる「インボイス方式」の導入。今は「どんぶり勘定」でお客から集めた消費税を業者が国に納めることになっています。消費税導入の際には、インボイス方式は中小企業や個人商店にとって重荷になるので、「税率が3%と少ないこともあるから、どんぶり勘定で始めましょう」と言って始まったはずです。その議論が(少なくとも表向き)行われないままに10%まで引き上げる、などというのはおかしい。食料品は税率を低く抑える、などということも現状の方式では難しい。もっとも、傾斜税率にすると線引きが難しいという別の問題が発生するのでしょうけれども。