箱根のお泊り会の次週に展覧会で、
青太郎にはハードなスケジュールでした。
が、私はもっとハード。
吟行で山寺1080段の磴を登った翌日でした。
当日、やや筋肉痛気味でしたが、なんてことはなかったんです。
帰りの東北新幹線は、
青太郎と一緒に爆睡するかと思ったら、ぜんぜん。
えらいっアタシ、
というより、ここまで体力や筋力が回復してきたんだと嬉しくなりました。
山寺は、「祈りの山」です。
お山の持っている力、半端でないです。
860年の開山以来、大勢の方が捧げられた祈りと、
修行をした僧たちの祈りが満ちています。
1080段の磴を登って行くうちに煩悩が消えるといわれています。
そりゃぁ、そうです。
1080段、よほどに体力のある方でないと、必死にならざるを得ないです。
ただただ足元を見て、
くじけそうになる心に負けないで、奥の院を目指す。
五大堂からの見晴らしのすばらしさ。
心がリセットされるのよ。
山寺は山桜・八重桜の盛りでした。
震災の年、塩釜神社で見た花吹雪は、涙に見えました。
山寺の花吹雪は、笑っていましたよ。