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一句鑑賞

俳句ブログも長くなりました。この歳なりの記事が書ければと思ってますが、やや怪しげな時もあります。よろしくお読み下さい。

走るのは月

2017-05-23 23:31:40 | 日記

歳時記の夏の夜を開くと清少納言の枕草子ですね。

「夏は、夜。

月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。

また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。

雨など降るもをかし。」

とある、解説にあります、勉強になりますね(笑)

 

今宵は蛍の行くも見えぬ闇なれど

それもまたいとをかし

雨音を待つのもをかし

 

さて例句を見てみますと

夏の夜や雲より雲に月はしる   闌 更(高桑らんこう)

この句に惹かれますね。

実際は雲が流れているのですが、それを月が走っているようだと。

天気の変わりやすい時期でもありますが・・・

上五で切って、あとは一気にスピードで詠み切っていますね。

はい、分かりました!としか言えないですね。

 


乾いた微風

2017-05-20 23:55:49 | 日記

山音ガーデンのお花をアップします

もう何年も通っていますが、木々も太ってきているのに気づきました。

幹を入れて撮ってみました

 

 

 ウ~ンとこれは有名なんですが、名が浮かびません(笑)ゆっくり思い出します。

 

もうすぐ紫陽花の季節です

 

実もありました、ブルーベリー。

 

 

 眼鏡橋を水の音と光と風がくぐって来ました。

昨日の記事のタイトル「微風」ですが、

数日前にギターの楽譜をパラパラと弾かずに捲っていました・・・

タイトルの横に書き込みをしていたページが・・・「自習しよう」と書いていました(笑)

曲名は、スペインの微風(フェレール作曲)・・・なんとも微妙な日本語訳です。

Brise d'Espagne 発音は分かりませんが、ブリズ ドゥエスパーニャ?違いますね。

6絃をEからDに落として、Bがフラットの八分の三拍子、短調の曲ですね。

思い出しながら弾きたい曲です。

昨日の風も乾いていました

 

 

 

 

 

 


微風

2017-05-19 16:21:42 | 日記

 朝一番でみなみの里へ出かけました。

天気も良いので麦畑が眩しいほどでした。

いつもの定点観測です

田植えの準備も始まりそうですね

あいにくというのもなんですが、微風でした。熟れた麦のアップを

秋月の入り口ですが、川の土手は草刈りがされてすっきりしてました。

山音ガーデンに行ってみました・・・花の写真は後日アップ。

庭の横に流れる水音が入らないかなと動画に挑戦してみました。

 

MVI 0334

 

 

 


ポトリと

2017-05-18 23:31:00 | 日記

 出かけた先でお昼となり、ストアのパン屋さんでハムサンドなど買って木陰に駐車・・・もちろんエンジンストップ、窓全開で食べていますと、大きな音が車の天井?からしました。枯れ枝でも落ちたかなと見てみると、枯れた実も付いていました、どおりでいい音がした(笑)

 

 

見上げると栴檀の木のようです・・・ということは栴檀の実か。

 

歳時記を開いてみると、栴檀の花は・・・

樗(あふち)の花・花樗・楝(あふち)の花・栴檀の花とあります。

また暖地の海岸近くに自生するとありますが、出かけた先が東区奈多方面でした。奈多は博多湾と玄界灘を分けて伸びる砂嘴ですから、なるほどなと。

栴檀は双葉より芳しの栴檀は、白檀のこととも書いてあります。

例句から

ひろがりて雲もむらさき花樗   古賀まり子

花は中心部がむらさきですね、その広がりで白い雲も紫がかってみえるのでしょうか。

 

これから大山蓮華や沙羅の花など咲きますね。自然に咲いているのを見に行く時間が無いのが寂しいものです。

明日はお米と野菜を買出しに(笑)

 

 

 

 


針槐

2017-05-18 00:36:51 | 日記

数日前に何に反応したのか分からないが、もの凄いくしゃみと鼻水に見舞われた。

植物系の何かだろうと思うが分からない・・・

その日は眠るまで悩まされたが、次の朝はけろっとしていられたのは自分でも驚いた。

木々の花が咲く時期なのでなにか花粉などに反応したのかもしれない。外に出るときはマスクマンになってます。

 

この時期に咲くものにアカシアがあります。

歳時記では、アカシアの花・花アカシア・針槐(はりゑんじゅ)・ニセアカシアとあります。

例句を鑑賞してみましょう

 

アカシヤの花のほかにも何か降る   今井つる女

白色の蝶形の花を下垂すると解説にあるように、花が降ってる様に見えるがそれ以外にも何かが降っているようだ・・・これは作者の心情ですから何かは分からない。でも何かがあるように感じさせる花ですね。

 

いつも夕暮アカシアの花仰ぐのは   石田郷子

一日の忙しさも終わりほっとしたとき香りに気づくのでしょう。

 

満月に花アカシヤの薄みどり   飯田龍太

アカシヤの白が満月の明るさに薄緑に見えた。こういった色はその場に立って見ることでしか分かりませんね。例えば月影の白壁も、うすく青みを感じます。

 

たそがれの歩をゆるめゆく花アカシヤ   伊藤敬子

アカシヤの木の下に近づいてきて、知らぬ間に歩きがゆっくりしている自分に気づいたというか、香りを楽しむ自分なのです。

 

針槐風とどまればにほひたつ   深谷雄大

風とどまる・・・ここですね。風は作者自身かも知れません。

 

さてアカシアとアカシヤ・・・と表記がありますね。

私はヤを使うでしょうね(笑)

 

明日明後日とオフで、母のこと仕事のことの他に・・・お米を買いにみなみの里へ。

道中の麦畑の風はカメラにおさまるかな?