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一句鑑賞

俳句ブログも長くなりました。この歳なりの記事が書ければと思ってますが、やや怪しげな時もあります。よろしくお読み下さい。

2017-02-26 22:37:31 | 日記

吉井という筑後川の中流に位置する町があります。

今はお雛さま祭りで町を訪れる人も多いだろう。古い商家の白壁が歴史を感じさせる。

そういった商家群の一部は骨董屋さんや輸入絨毯のお店になっていたりする。

旧商家に会うのかな、レトロチックなお店が多い。

蔵という観光案内所みたいなところでは、パンフの一つに句碑の案内があったりして俳句愛好者には嬉しいものでしたが、今はどうなっているだろうか?

 

熊本時代の夏目漱石もこの町に宿泊して句を残している。

明治32に年冬に宇佐八幡宮に参拝している・・・漱石全集より

宇佐に行くや佳き日を選む初暦

熊本から列車での旅で博多~小倉~宇佐

宇佐からは徒歩や馬の背に揺られて・・・

羅漢寺・耶馬渓の守実などに宿泊しながらの厳しい旅だったようです。

道中、俳句を多く作っていますがその中から。

短かくて毛布つぎ足す蒲団かな

泊り合す旅商人の寒がるよ

寐まらんとすれど衾の薄くして

せぐゝまる蒲団の中や夜もすがら(せぐくまるは丸くなること)

そして日田の町に出て・・・

吹きまくる雪の下なり日田の町

峠を下る時馬に蹴られて雪の中に倒れる・・・

漸くにまたおきあがる吹雪かな

 

吉井に泊りて・・・

なつかしむ衾に聞くや馬の鈴

この句の句碑が町の資料館・・?だったか植込みの中にある。

難行苦行の旅、歩きまた馬の背に揺られて峠越えをして来たのですね。

宿の蒲団の中でようやく人心地ついたのですが、耳には馬の鈴の音がまだ続いているようだ。

 

ここからは軌道車が走っていたのではないかな?農産物などを久留米市へと・・・。

久留米では地元の文人たちとの交流があったようです。

菜の花の遥かに黄なり筑後川

どこから眺めてできた句かは知りませんが、筑後川の土手が黄色になる季節が近づいて来ました。

 

 

 


水も光ってます

2017-02-25 23:40:38 | 日記

昨日の眼鏡橋です、一枚残っていました

 

このすぐ下流で河川工事が行われていました・・・どのように変貌するのかな?この辺りは昔のままのようですね。

木々の枝の色がなんとなく明るんで見えます。木の芽が膨らんでいるのでしょうか。

春光で一句考えていましたが、景色が良過ぎて・・・言い訳です。

 

昨日はまた別の床屋さんで散髪しましたが・・・ハサミが上手でした。

お店を外から見たときと店内は違いましたので、歴史を感じますねと話すと・・・カットは息子に任せて親父さんとお話しです(笑)、私とあまり変わらないお歳のようです(笑)。

お店は昭和7年から続いているとのことです。町の昔の様子など話してくれました。

掛け時計がありました、柱時計でもなくほぼ真四角で、音もボォーン・ボォーンではなくて、点鐘のようにチーンと聞こえました。昭和11年製だそうです!驚きでしたので頭を済ませてからよく見ますと、立派なものでした。細かく書くとプライバシーに触れそうなので止めときます。

次もこのお店で散髪ですね・・・お米と野菜のみなみの里から10分かからないし、「寿し酢」を買うお店も近いのです。今夜は寿し酢を使って手羽元を煮ました。

床屋さんに限らず、蕎麦屋さんやラーメン屋さんでも初めてのお店にはなにか出会いがありますもんね(笑)

次は何屋さんのシリーズで書こうかなと・・・

 


春光

2017-02-24 23:16:09 | 日記

お米を買いにファーマーズマーケットみなみの里へ、麦も伸びていました。

秋月のパン屋さんでメロンパンとチーズパンで昼食

その併設の山音ガーデンで1枚

パン屋さんの前には眼鏡橋、橋の上から上流を1枚・・・

春光を感じますね

花にピントが合わなくて、取説を読まなきゃいけませんね。

 

 

 

 

 

 

 


麦も伸びているでしょう

2017-02-24 00:05:25 | 日記

お寺の納骨堂から霊園へとご先祖様をお移ししました。

昨夏に霊園に相談してから半年以上過ぎました・・・

先ずは改葬申請書を納骨堂のある町役場に提出しなければなりません。それには納骨堂管理者の承諾印が必要です。先週、住職に改葬の意思を伝えてその場で了承を頂いておりました。

霊園とは電話で確認を取っておりましたので、事務的なものは問題ありませんでした。

昭和30年代終わりころに昔からの墓地から納骨堂へ、。改葬に父母らと行ったのですがほとんど記憶はありません、が父の言葉は少し記憶があります。これは市太郎爺さんだな、と声の記憶として思い出します。

今回、申請書にご先祖の名前と埋葬年月など必要で、お位牌の裏書を見たりしてますと・・・今までに聴いて来たご先祖の話しを思い出します。

改葬の理由は、納骨堂を建替える話しが出ていましたのでこの際と考えていました。

家にとっても数十年に一度あるかないかということでしたので、ことを進めながらも胸に去来するものもあります。息子と二人で静かに行えて良かったです。

 

歳時記にあるのですね・・・二月の例句に驚きました。

二三日葬りに使ひ二月尽   伊藤敬子

 

明日はお米を買いに出かけます・・・その前に母に会いに行きますが、移骨のことは言いません。ホームに入ってからは人の死などいっさい耳に入れていません。母は子供のままの歳で居ますので。

ご先祖さまに感謝の日々ですね。

 

 

 


布目あと

2017-02-22 23:18:19 | 日記

つぼみ菜が売り場にあったのでつい買ってしまった。

味噌汁に入れようかささっと炒めるか迷ったけど、衣をつけて天ぷらにした。出来はいつもいまいち・・・

今夜は雨と風、芽起こし・木(こ)の芽雨ですね。木々の芽吹きが早まります。

木の芽雨もめん豆腐に布目あと   伊藤敬子

雨に豆腐に布目だけ・・・木綿豆腐にはしっかりと布目が付いています。新芽はまだまだ小さいのですが雨滴をしっかりと抱いているようですね。