いのエう’s blog

のんびりと更新していきます o(^-^)o

Le Mans 24H(優勝チームの解析編)

2008-07-09 12:54:53 | インラインスケート
ルマンの結果は既に出ているが、レース展開が見えない。話や噂を聞くがよく分からない。なぜ途中まで3位だったチームが優勝したのか?
そこで数字には強いこの私「i-no-E-u」が記録をもとにレース展開を解析してみました。

まずはトップ3(323 ALVA VALENCE d AGEN、136 Marianistas Vitoria-Gasteiz、101 Roller Provence Mediterranee 1)の記録から各周回とラップタイムをグラフにしてみました。


うーん、これだけ見てもわかりづらい。
そこで、1位だった323との時間差をグラフにしてみました。


これらのデータよりレースの解説をば。

前半戦の10:01(90周)までは101が323と136のパックより約半周(2km)リード。
しかし、101のスピードが落ち、11:20(101周)で323、136のパックに合流。
そして、12:25(110周)で323がパックから落ち、136、101のパックがリード。
ついに先頭の136、101のパックが14:43(130周)で323と1周ラップ差。
記録の数字を細かく見ると更に1分以上離されるが、15:26(先頭136周)でパックに合流。
残り3時間。323の作戦だったのか分からないが、21:01(先頭182周)で323がパックから落ち、10分以上差がひらく。ここで先頭の136、101のパックは、自分たち2チームのどちらかに優勝が絞られたと思ったのだろう。
しかし、残り2時間で323がペースアップ。
22:10(先頭191周)で先頭パックに追いつく。
残り1時間半で323がペースアップし、先頭パックを離れる。
そして、残り10分(205周目)。先頭の136と101が周回ラップ10'09''(24.7km/h)とけん制している中で323が抜かす。323の205周目の周回ラップは6'38''(37.8km/h)。おそらく、スピード差があったため323に抜かされたことに気づかなかったのだろう。気づいていたとしても323が何回かパックから落ちていたのでまだ周回差があると思っていたに違いない。
そんなわけで最後の周(206周目)も136と101はけん制しあったまま、323は見事先にゴール。優勝となった。

※なお、この解説は実際にレースを見ていたのではなく、記録のデータや上のグラフからの推測です。

次回はソロの解析編をお伝えします。
↑ってまだ続くのか!? ここのブログの読者はそろそろ飽きてきたかも。
しかし、500km(120周)以上滑る方は必見です!(たぶん)