亨=カイトが正月を恋人の悦子とイギリスで過ごすと聞いて、右京さんは生誕450年ですからね、と切りだす。
ここから来ましたね~。
劇作家のシェイクスピアが生誕450周年らしい。
ここでのちのヒントになる話している『花の里』の女将・幸子の言葉が出ます。
カイトは、向島交番の爆破事件を目撃する。
ある少年が巻き込まれる。少年は頭からスマホをぶら下げていて、J・Bと名乗る男に身体に爆弾を巻き付けられていた。
カイトが少年に目が行ったのは彼が裸足だったことが原因だ。それからカイトと少年、北村悠馬の逃亡が始まる。
カイトが悠馬と逃げJの言う通り、産業センターに現れるが、捜査1課を抑えて、そこから右京が逃がす。
カイトに考えがあると踏んでのことだ。
悠馬はここではサンダルを履いているということで、これも何かの合図だろうと、右京は風呂屋でサンダルの盗難がなかったか確かめると、ある。
そして、1万円と身分証明書があったことで、悠馬の名前が判る。1万円はサンダルへの持ち主へのお詫びだ。
混乱するカイトは一旦は船に逃げ込み、テレビを見て特別手配されたことを知る。悠馬がカイトの立場を知り驚くと、カイトは最強の味方…右京が…が付いてるという。
捜査の指揮を取る内村部長、公安のマサキ(漢字不明)本部長とその部下(多分)入江等が右京と話す。
このマサキが右京の今回の相棒だ。
そして入江が憎まれ役になってる。国内テロだと言いだす。カイトはテロにリクルートされたとまでいう。 次長の息子をそこまでいうのは、公安ということを考えても最強の怖いもの知らずキャラだろう。
上海でカイトと合流してイギリスへ向かうはずだった悦子が早く帰国する。
右京が訪ねて理由を聞くと、悦子は少し前に客室乗務員の仕事を終えて、帰って来ると、部屋が荒らされていた。それが気になったという。
右京が調べると、盗聴器が出てくる。
今日、カイトはあの交番の近くの病院へ健康診断に行く予定だった。
それを盗聴器で犯人が知っていたなら、全ては偶然ではない。
カイトパパの峯秋が息子が事件に巻き込まれたことを知り、容疑者として追われていることから、内村らを警察の外に呼び出し話がしたいという。
その場所に、一旦は船の中に逃げ込んだカイトと悠馬が行き合わせる。
そして、それぞれの車に乗って帰途に着く様子の内村が狙撃される。
普段、憎まれ役をやっているため、(ザマー感あり)
カイトと悠馬の逃げ去る姿はカイトパパ達にしっかり目撃される。
カイトパパもびっくり!
マサキは何らかの脅しがあったのではないかというが、カイトは狙撃犯として追われる身になる。
悠馬は母と妹との3人暮らしで定時制高校3年生でアルバイトをしている。J・ボマーのスマホ越しの話によると悠馬の家族2人はちょっとした旅行に出ているという。
悠馬は事件の日の、アルバイト先を無断欠勤していた。
右京はアルバイト先を訪ね、また勝手に悠馬のロッカーを見る。そこから新聞の切り抜きを見つける。
それは山王美紀子殺しの事件に関するもので、既に当日一緒だったジャーナリストの桂木涼が犯人として8年の刑で服役している。
涼は何かを取材していたようだが、それは取り調べでも一切言わなかった。
桂木涼は、捜査報道専門の報道をNYでNYニュースで報道していた。
涼は山王のマンションに着いたとき、ケータイが鳴ったので、山王だけが先に部屋に入った。そこで、後から入った涼が山王美紀子が殺されているのを目撃し、犯人として捕まる。
その記事を悠馬が持っている…。6月15日…約半年前のことだ。
カイトパパの峯秋次長に右京は内村が撃たれた日、何故、みんなを集めたのかと聞く。
カイトパパは、自分の息子だと知ると、隠ぺいが行われる可能性がある。それをするなと言いたかったという。
そして内村部長の狙撃で息子のカイトをカイトパパ自ら、特別捜査指名手配にしている。
涼はあの頃、絶対に喋らなかった事件の重要なデーターを取りに来たらしい。
そのとき、バイクが走り去る音を聞いていた。
これが悠馬がピザの配達で通りかかった音ではないかと思われた。
Jと悠馬は何らかのグルではないかと思われていたが、これでコロッと展開が変わる。
涼を幼い頃から知っている同じジャーナリストの柳沢もそれを裏付け、しかしその内容は話せないないという。
そして今の涼には話を聞けないという。涼にはピーナッツアレルギーがあり、差し入れの本にそれが付いていた。
アナフィラキーショックアで2週間前から入院して意識がない。
スマホで悠馬やカイトはずっとJ・Bと名乗る男から監視されている。
内村部長が生命を取りとめたものの(レギュラーまだ存続、やっぱりしぶとい?)指揮をとれないので、マサキ本部長が取ることになった。
2人が初めて現れた場所にいた清掃員が浮かび上がる。
更に逃げ回るカイトと悠馬は誰かに狙撃を受ける。カイトは怪我をするが、自分たちはあの場所に行くことを知っていたというのは、車に発信機が付けられたから判ったのだと考える。
Jの次の指示を待てと言われるが、どっちにしろ、Mシステムを使って警察も追跡できる。
右京は柳沢から更に話を聞く。
山王事件の日、涼に電話したのは柳沢だった。
柳沢は、涼がNYにいた頃、有毒廃棄物のことを取材していて、撃たれた。
そのときも、だから書かなければならないの、と涼は言った。3年かけて、調べ上げた。
アナフィラキーショックを起こした本を贈ったのは柳沢の名を使っていた。
Jは山王事件の犯人探しをしている。悠馬は事件の犯人を見た。
犯人から、悠馬の身元を掴み、話せば、母親と妹の生命が危ないと言われ、黙っていた。爆弾を付けられた時もバイトに行く最中で気絶させられ、目がさめた時は爆弾が巻きついていた。
Jは犯人を見つけろと悠馬に言っているのだ。あの産業センターで悠馬は犯人を目撃していた。
マサキ、右京達は、合法的に悠馬を抹殺し、それを追い詰められカイトが自ら自殺するというストーリーをJは作っているのではと思う。
レベッタ12が警察署から消えていた。
山王のオフィスを訪れた右京はそこで、美紀子が財団を作り支援をしていたことを知る。そして残っていた写真から政府の要人等に遭うとき山王にSPが付いていたことに気づく。
狙撃の件もあり、警察官が事件に絡んでいると思われるようになった。
であれば、涼が真実を黙り通した説明もつく。そこで喋れば、全てを相手に知らせてしまうことになる。
涼の残していた涼の調べていた事件のリストに「N」の名前を見つけ、右京がその番号にかけると、1人の女性が出る。
それは、長峰の妻だった。長峰は帝国情報システムに務めていたという。そしてある日、飛び降り自殺を図った。右京がその日の長峰の様子を聞くが、ある記事を見て、様子がおかしくなったという。
多分、この記事だと捨てずにいたその日の新聞を見せる。右京はそこで、母子家庭の母と幼子が衰弱ししたニュースに目を止める。
柳沢は涼に山王事件の日電話した内容は、長峰の訃報だった。
カイト逃亡組でも、事件が起きていた。
スマホの充電が切れかかった。切れたら10秒で爆発する。悠馬は充電器を落としていた。急いでカイトは充電に向かう。
カイトは充電でクレジットカードが使ったことから警察に居場所がバレる、それを承知していた。
突然、筆談で、悠馬は、
ぼく、あの人知ってます、と書く。
あの人って?
問い返すカイトに、涼のことを告げる。(この辺りから、カイトには今回の事件の仮説ができたはずだ。でないと話が合わない)
悠馬は犯人を見つける覚悟を決める。
全てに悠馬の存在が絡んでいる。
カイトは餞別にと右京にもらったシェークスピアのコインを、いた証拠としてビジネスホテルの部屋に置いて去った。
やはりすぐに警察は飛んできた、警官に追い詰められ、カイトは悠馬に爆弾を見せろという。
そして逃げる。
コインを見つけた右京は、幸子が新しいシェークスピアの劇団がハナミ町に来ると言っていたのを思い出す。
ここへ来る可能性がある。
右京は婦人警官を使い、カイトと連絡を取ろうとする。
有明アリーナに逃げ込む。しかしJの警官が尾行をしていることに気づき、当初の予定とは違う行動を取ることになる。カイトは尾行していた刑事から拳銃を「ごめんね」と言いながら盗り、有明アリーナの管理塔にたてこもる。
銃を盗ったは、いざというとき、悠馬を守れないからだ。
そんなとき、上海でEU広域指名手配のJ・ボマーが逮捕されたとニュースが出る。
では、自分たちが追っていた男は誰なのか?
カイトが婦人警官に渡した手紙からエンベット=軍隊と一緒に寝食を共にして取材する。そこから山王殺しの男。Jを名乗っていた男の存在を更に操作し直し、浮かび上がってくる。涼が深くかかわっていた。
カイトはろくに食べていない悠馬のために食事の差し入れを警察に要求する。
公安、外事3課の犬養が志願し、食事の差し入れに向かう。
ここから、捜査1課の活躍が始まり、事件は解決に一気に向かうのだが―――。
エンベットとして紛争地帯に取材に言っていたのは誰なのか。
悠馬と、事件が起こる前に柳沢と口論していた理由はなんなのか。
山王殺し、その理由とはなんなのか。
長峰の自殺の理由は何だったのか。何のためだったのか?
涼役佐藤藍子
涼は何を隠し通したかったのか?
Jを名乗り続けた宇崎竜童の本当の役目は? マサキ本部長役の中村橋之助さんはどうも歌舞伎調演技に
ネタバレなしということで。
ここからは、 独り言と思って下さい。
最後は大ドンデンとなりました。
久しぶりに内容をほぼ放送と同時に打ち込むというのをしまして…。
いやー、日本は楽ですね。外国ドラマは吹き替えされてても展開が読みづらい。名前が打つしづらいというのがあるんですが、日本はないですねぇ。ただ漢字が判らんぜよ、というのと2時間強の放送時間が長いぜよというのはあった(笑)
こういう日本ドラマの場合、主役級の出番、ゲスト主演、出演の出演時間というのが決まってるはずで、その部分で無理のある脚本にしたなという部分があった。
元々「相棒」は膨らませ過ぎた話を帳尻合わせする時に、必ず杉下右京の天才的な推理力でまとめてしまう悪いクセがあるんですが、今回、ラストにそれが思いっきり出てました。
テレ朝が長い間、ドラマが首位に立てなかった理由になるんじゃないかと思いますが「土曜ワイド劇場」など推理物の場合、何故か犯人の告白シーンが長回しで板付きになるというのがあった。
単に動くこともなく、立ったまま役者が話し続けるということです。たいがい、殺害シーンを入れたりして変化を付けてますが、撮影現場では、長回しだそうです。
何故か、舞台出身の役者さんが主演を張ることが多いそうで、そういう意味では役者側に違和感がない。
「相棒」も長回しで有名なんですが、後半の水谷豊、中村橋之助の板付きの長さ。
これはお2人の演技力ありきですね。
しかし、カイトは悦子と結婚する気なのね~。
今までも警察批判が多いが…今回の内容あたり、完全に1回警察潰したいんか?
一見お気楽な2人で〆ます