あんまの新あそび日記

平凡ではない50代リーマンです
育児に奮闘しマネーの勉強を続け
家庭生活全般の事を書き綴っております

水の話

2008年07月15日 | 
先日、ホームレス中学生のドラマを見た。
主人公が公園生活から脱出して久々に風呂に入って、メチャ感動しているシーンがあった。
登山家のアタクシとしては、ズッシリと身にしみて気持ちが分かる。

アルプスに2日も3日も入山すると、通常とは比べ物にならない位、水が貴重になります。
行動すると発汗が多く喉が渇く。
平地なら速攻で自販機でジュースを買ってゴクゴク飲んだり出来るけど、当然、自販機なんて無い。
2日もするとシャツに汗のニオイが染み付いて、納豆的な強烈なニオイを発生させるけど、風呂なんてある訳が無い。
水が湧き出ていれば、顔をバシャバシャ洗ってボトルに水を汲む。行動中に喉が渇いても制限があるので大事に大事にチョットずつ飲むのだ。
山の上ではそのような自己抑制をしながら行動をする為、下山時に温泉に入ると
『ああ~水ってイイなぁ。お湯ってイイなぁ。』途方も無く感動できるのだ。
日常、当たり前に風呂に入っている人にはきっと分かり辛いかも知れないですね。

そんなこんなで今まで色々な水場をに出会って『命の水』を飲んで汲んで助けられた。
印象深い水場を列挙したい。

・金峰山の富士見小屋
→ポリバケツに水を溜め込んでいて一瞬ギョッとするのだが、
ムチャクチャ冷たくて美味い。
  瑞垣山へ行くにしても金峰山に行くにしても次の水場まで
そんなに距離は無いけど、水の味が全然違うので富士見小屋
の水場を素通りするのは勿体無い。

・槍平小屋付近
→新穂高温泉から槍ヶ岳を目指す時に、槍平小屋を通過する。
ここの水もまた美味い。
 真夏でも雪があり、その雪解け水なのでキンキンに冷たいのだ。
 ここに来るまで重い荷物を背負って3時間くらい歩いている為、
身体が水分を欲していて余計に美味いのだ。

・甲斐駒黒戸尾根
→黒戸尾根は山頂まで累計標高差2300mあるので、ムチャクチャ辛い。
  どれぐらい辛いか?富士山5合目から山頂までは1400mだ。
と書くと分かりやすいかもしれない。
  その為、やはり大変に水が貴重であるのだが、
尾白川渓谷(南アルプス天然水の所)の上流の為、水が美味しい。
  ほんのり甘いイメージがある。
    そこら辺に流れている水を汲んでも美味かったなぁ。

・剣山(徳島)
   →剣山御神水(つるぎさんおしきみず)と言って確か
    『名水100選』にも選ばれている水だったと思う。
    名水100選と言っても、選定から20年が経過して今では汚染が
    進んだりして飲料水に推奨出来ない水も多いようだ。
    しかしこの御神水は山の中腹にありながらも、
    渇くことなく綺麗な成分のまま登山者に利用されている。
    ここも美味かった記憶があるなぁ。

以上の4箇所の水は、色々な所で水を飲んだけど、最上級に美味かった。
後は・・・
・奥穂から新穂高へ下った時の白出沢の水
・剣沢小屋の水
・雨飾山途中、沢の水
・丹沢山ヤビツ峠の『護摩屋敷の水』

なんかも非常に美味しいお水ですね。あぁ山に行きたいなあぁ。
コメント
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