心にうつりゆくよしなし事

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是枝裕和監督の『そして父になる』がカンヌ映画祭で審査員賞を受賞

2013-05-27 14:07:44 | 映画

是枝裕和監督の映画『そして父になる』が、
カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しましたね。
お目出度うございます!

日本人のカンヌでの受賞は、2007年に河瀬直美監督の
「殯の森」が審査員特別賞を受賞して以来だそうです。

「殯の森」の賞よりはワンランク落ちるそうですが、
それでも1年間に世界で公開されたたくさんの映画の中で
指折り片手で数えられる優秀作品の中に選ばれたということは
大変素晴らしいことですね。

是枝裕和監督は、2004年にもカンヌ映画祭に映画「誰も知らない」を
出品し、その時も主演の柳楽優弥さんが男優賞を受賞しましたよね。
きっと、カンヌに集う映画人の方々と感性があってるんでしょうね。


ちなみに、カンヌ映画祭の日本人の受賞をちょっと調べてみました。


「地獄門」(衣笠貞之助監督) 1954年パルム・ドール
「鍵」(市川崑監督) 1960年審査員賞
「切腹」(小林正樹監督) 1963年審査員賞
「砂の女」(勅使河原宏監督) 1964年審査員賞
「階段」(小林正樹監督) 1965年審査員賞
「愛のコリーダ」(大島渚監督) 1978年監督賞
「影武者」(黒澤明監督) 1980年パルム・ドール
「楢山節考」(今村昌平監督) 1983年パルム・ドール
「親鸞 白い道」(三國連太郎監督) 1987年審査員賞
「死の棘」(小栗康平監督) 1990年審査員特別賞
「うなぎ」(今村昌平監督) 1997年パルム・ドール
「萌の朱雀」(河瀬直美監督) 1997年カメラ・ドール
柳楽優弥さん 2004年男優賞  (「誰も知らない」(是枝裕和監督)で)
「殯の森」(河瀬直美監督) 2007年審査員特別賞
「そして父になる」(是枝裕和監督) 2013年審査員賞


こうやってみても、同じ方がなんどもカンヌのレッドカーペットを歩く
ケースが少なくないですよね。

ただ、そろそろ新しい監督さんも出てきて欲しいけれど。


こういう受賞の話を聞くと、また昔の映画を見直してみようかなって思います。
例えば、2回もパルム・ドールを受賞した今村昌平監督の「うなぎ」とか見ようかな。



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