“痛みなく”“疲れなく”気持ちよく完走できるランニングLesson [ アシックスランニングクラブ ]
いやあ、冬季五輪が今日で終わって、メダル獲得の報に湧いた日本もそろそろ静まり返るかと思ったら、それにもまして大記録が打ち立てられました。
今日、開催された東京マラソンで、設楽悠太選手が2時間6分11秒で2位に入り、日本記録を更新しました! いやあ、本当に凄かった!
ご本人が戦前に日本記録をめざすと言っておられて注目されてましたが、言動一致の結果を出すとは恐れ入りました。高岡寿成選手が2時間6分16秒という従来の日本記録を出したのが2002年10月のシカゴマラソンですから、なんと15年4ヶ月ぶりの記録更新です。
残り5キロくらいではトップ3は全てケニアの選手、エチオピア選手をはさんで日本人の先頭は5位の井上大仁選手、設楽選手は6位だったんですが、そこから設楽選手がスパート。1キロ3分くらいの高速ペースを守り、井上選手、さらには2、3位のケニア選手にまで追いつき、追い越し、ゴールイン。最後は日本記録まで塗り替えました。
ご本人にとっては(先頭にあえてつかずに)ペースを守った予定通りのレースだったのかな?でも、こちらにすれば、ケニア選手と競い合える日本人ランナーを久々に見て興奮しました。
で、実は今大会は設楽選手だけでなく、5位の井上選手も2時間6分台でフィニッシュ。これは日本人で歴代4位の記録です(設楽、高岡、藤田、そして井上)。また、他の日本人選手も2時間8分台がわんさか出たという、わけのわからない状況。
東京マラソンは今大会からコースが変わって高速化したとはいえ、今までの日本マラソン界の沈滞状況は何だったのかと思うくらいの記録ラッシュですね。
心配なのは、コース設定の間違い(笑)。あとで「実は、計測を間違えていて42.195キロありませんでした。」なんてことは絶対言わないで欲しい。そのくらい素晴らしい大会になりました。
次は日本人選手が2時間6分の壁を破るところが見たいなあ。最近は、設楽選手や今井選手、大迫選手など、箱根駅伝の元スターがマラソンでも良い記録を出すようになってきたので、期待が膨らみます。
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