静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

今年も参加します!小川港さば祭り

2018年10月16日 09時42分36秒 | 学園行事

学園の定例行事になりつつあるのが「小川(こがわ)港さば祭り」でのロープワーク教室。
今年は10月20日。今週末の土曜日です。

初めて参加した一昨年。
当時の47期生が
「授業以外で、みんなで一つのことをやってみたい」
と私にリクエストしたのを受けて始めました。


そして、昨年。


今年も昨年同様、市場内で行います。
場所はメインステージの近く。
さば祭りにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
生徒が懇切丁寧(こんせつていねい)に対応しますよ!

今日の機関専攻の授業。
海技士試験を受験しなかった生徒がマンツーマン指導を受けていました。



学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
小川港というのは、焼津漁港の南部地区で、小川漁協の市場があるところです。
現在、深層水施設などのある焼津漁港の中央部分は、最近になって埋め立てされてできた区域です。
深層水施設と直線道路でつながったのは5年くらい前かなぁ。
それまでは、防波堤を横切って、オーシャン道路を南下。
また、防波堤を横切らないと深層水市施設から小川市場に行けませんでした。
小川はもともと焼津漁港の一部ではあったんですが、ちょっと前まで独立した感じだったんですね。
そんなこともあって、地元では小川港という言い方をします。
また、深層水施設のある中央部は新港と呼ぶことがあり、看板もあります。
ただし、小川港も新港も正式名称ではないので地図には表記されていないので、遠方からくる方はご注意ください。

この小川港、さば祭りでわかるように、主要な水揚げ魚種はサバです。
かつては100隻以上のさば船(棒受け網漁)がありました。
でも、現在は2隻。
他にも近海のまき網が小川市場にさばを水揚げします。
さば船が減ったのは、サバ資源が減少に水揚げが減ったからです。
最近はサバ資源が増加傾向、加えて世界的な需要の増大で価格がアップ。

もっと、さば船が増えても良いと思いますが働き手が少なくて簡単には行きません。
棒受け網も、まき網も学園生が多く就職しています。
がんばって、生徒を育てなくてはいけませんね。

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AO入試終了

2018年10月15日 13時31分45秒 | 学園行事

13日に学園初のAO入試を行いました。
最近の傾向どおり、県外生が多数でした。

合格者は18日の午前10時に発表です。電話のお問い合わせもOKです。

今日は機関専攻のほとんどの生徒が海技士試験に行きました。
昼食も、これで全員です。
静かだ...


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
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 園長のつぶやき
誤解している方もいると思いますが、AO入試は
 学科試験がなく容易(たやす)く入学できる
 早い時期に学校が入学者を確保する
ことを目的にしたものではありません。
現実には、このような側面は確かにあります。
しかし、本来は入学適性を判断する試験です。

AO入試はウィキペディアにこう書かれています。
AO入試(エーオーにゅうし、アドミッションズ・オフィス入試)は、出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法である

AO入試は全員が受験できる訳ではありません。
現在、中学3年であったり、その他の来年3月に高校卒業見込みがない人は通常入試だけとなります。
その人たちは1月に通常試験を受験となります。
AO入試は通常試験の前に合格を確定するのですから、特別扱いです。
そのような背景も考慮(こうりょ)して、合否(ごうひ)を判断することになります。
学園で1年間、がんばることができ、卒業後は漁師として活躍できること・・・
毎年、入学者の全員がこうはなりませんから、慎重(しんちょう)に選ぶことになります。

そして、通常入試は一ヶ月前倒しの1月に実施します。
願書は12月下旬からの受付となります。
期日は迫ってきました。
入学をお考えの方は、早めに見学をしてください。

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バケづくりも終盤2

2018年10月12日 09時10分15秒 | 実習

さて、実習の最初は例によってロープワークの復習。
今日は実習の先生から
「これからはスピードときれいに出来ることを意識するように」
と指示がありました。


ベテランの漁師は、素速く、キレイにロープワークができます。
その域(いき)に到達するのは簡単ではありません。
それでも、現場にでることを意識した向上心が必要です。

そして、本題。
生徒の進捗によって、まだバケを作ったり、「釣り巻き」と呼ぶ釣り針にナイロン糸を着ける作業をします。
来週の実習から、竿づくりの最終段階でいよいよ完成品になります。


さて、明日はいよいよAO入試。
初めてやることなので私もドキドキ。
天気を心配していましたが、大丈夫そう。

受験生の皆さん、がんばってね!

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 園長のつぶやき
昨日の職員会議で、生徒の就職先について協議がありました。
学園の生徒も、個性、能力が千差万別(いろいろちがうこと)。
生徒本人の希望は最優先ですが、年齢、身体能力、仕事を覚える早さ、宿泊施設が必要か・・・
など、各種条件を考慮して就職する船を考えます。

漁師の仕事も、求められるものは多様です。
漁業就業支援フェアに行けば、いろいろな漁業のことはわかります。
でも、どの漁業になら自分が適合(てきごう)するのかは、自分ではまず分かりません。
学園だって、半年間、生徒を見てきたから分かるんですから。

今年の生徒ですが、これまでの指導もあって、本人の意向と大きく外れることは少なそうです。
これから海技士筆記試験の合格状況、遠洋航海実習の取り組みを見て、最終判断になります。

海まきだろうが、遠洋マグロはえ縄だろうが、カツオ一本釣りだろうが、どこでも通用する人はいます。
そんな生徒ばかりなら苦労はないです。
実際には多くの生徒が違います。
それでも、適合する漁業に就職すれば、ほとんどが漁師でやっていけるんです。

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今年の農林水産省の研修も終了

2018年10月11日 09時32分08秒 | 学園紹介

3年目となった農林水産省研修生の受け入れ。
今年は5人が学園で研修となりましたが、後発の3人がいよいよ終了となりました。
生徒にお別れのあいさつです。

先に女性二人の研修生があったので、この男性3人の研修生は生徒もイマイチ盛り上がらなかった気がします。
しかも、女性の研修生の一人は、積極的に生徒と仲良くなってくれましたからね!
ちょっと気の毒です。
この3人は、来週また学園に来て研修の成果報告をしてくれる予定です。


これまで、累計で8人の研修生がありましたが、研修生と学園の相性がありますね。
仕方がないことですが、みんながみんな、同じようには行きません。
研修生からしても、研修先として学園を希望した人ばかりではありません。
とは言え、貴重な「漁師の卵との出会いの場」です。
研修に来た方は、これからの仕事に経験を活かしてください。

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 園長のつぶやき
毎週来ていた台風も、今週末はお休みのようです。
よかった!!
今週、来週と生徒は海技士定期試験の受験に名古屋に行きます。
そして土曜日のAO入試。
半分以上が県外からの受験です。
台風で帰る心配をしていると、試験に集中できません。
良いコンディションで受験して欲しいです。

ところで、良く受験倍率や、合格ラインを尋(たず)ねられます。
隠しているわけではなく、私にも分かりません。
年によって、全然違うんです。

10年ほど前に入学者が3人の時がありました。
これも、フタを開けたら(願書を受け付けたら)受験者が5人しかいませんでした。
その前年は28人、その翌年も14人が受験。
なぜか、ぽっかりと生徒が来ない年となり、職員も原因が分からなかったそうです。

最近でも、見学者の多くが受験しない年があったり、
見学なしで受験する人が多い年、ほとんどない年があります。
漁師になりたいと言う、世の中的には希少な人を対象にしているからでしょうか?

そんな背景があって、今年初めて実施するAO入試も受験者数がまったく予想できませんでした。
今週になって受験者数が確定したので、急ピッチで詳細な面接の時間割等を決めているところです。
なるべく、受験生に負担をかけないように頭をひねっていますよ。

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バケづくりも終盤

2018年10月10日 09時38分00秒 | 実習

実習はバケづくりが最終段階です。
釣りあげるカツオの大きさに合わせて、3種類の大きさの釣り針で作ります。
作り方はいっしょなので、一つできれば、あとはそんなに難しくありません。
昨年の遠洋航海実習は大型のカツオの群れに遭遇(そうぐう)しませんでした。
今年は、ぜひ大型カツオを釣って欲しいですね!
研修生にも作ってもらい、お土産に持って帰ってもらいます。


もちろん、研修生は実習だけでなく、
授業の方も、航海と機関の専攻に分かれて参加してもらっています。


今週は、いよいよ海技士試験の10月定期が始まります。

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 園長のつぶやき
台風の影響もあって、先週は日々天候が違いました。
生徒も寝込むほどではないですが、退庁をくずす生徒も数名発生です。
ブログをご覧のみなさんも、ご自愛くださいね。

さて、AO入試の願書受付が終了です。
10月5日の消印がしめきりなので、受験者数が確定です。
これから、面接の割り振りなどの準備を急いで行います。
なにせ、初めてのAO入試なので受験者数が全然読めません。
結果としては、私の希望を少し下回りました...
残念!

そのAO入試ですが、合格者は必ず入学することが条件です。
これが、一番の心配。
学園のたった一年間でも、漁師になる気持ちがなくなり、退学する人がいます。
AO入試に合格しても、入学は半年後。
気が変わらずに、入学してくれるか?
これも、やってみないと分かりませんね。
通常入試でも、少なからず辞退者がいますから。

そして現在、高校卒業見込み以下で学園入学を考えている方。
今年は、入学試験が一ヶ月前倒しで1月に実施です。
間違えないようにしてくださいね。
AO試験の分、通常試験は合格者が減ります。
とは言っても、全体数でみれば受験者はそんなに変わらないはず。
残念ながら、この二年間は定員割れです。
最初からあきらめないで受験してください。
通常入試でも、一番大事なのは漁師になりたい気持ちです。
それが、あれば嫌いな勉強も少しはがんばれるはず。
がんばる人を待っています!

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