静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

第13回 小川港さば祭り2

2018年10月23日 09時40分58秒 | イベント

さば祭りの続きです。
生徒たちが行うロープ教室はどうなったでしょうか?

・・・満員御礼!!でした。

ひっきりなしに、お客さんが来たのでカウントできませんが
始まりから終わりまで、ブース内はいつも満員の状況でした。
子供相手が上手な生徒もいて、こちらもびっくり。
せっかくなので、写真をたくさん貼りますよ!


中には、元漁師の人が変わった使い方を生徒に教えてくれる場面もありました。

中には、学園職員にお縄にされる人も?
(もちろん、冗談です!)

展示した学園紹介パネル、びん玉、一本釣りのバケも多くの方が見てくれました。



生徒は積極的に働いてくれました。
ロープワークに参加してくださった方!
ぜひ、日常の生活に活かしてください。
便利ですよ!

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをごください。
11月下旬からは、遠洋航海実習で生徒が不在となります。
生徒の様子を見学したい方は、11月中旬までの平日にご来園ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
今年で3年目になるロープ教室。
職員も休日出勤で大変ですが、とれも有意義(ゆういぎ)なイベントです。

学園の宣伝になり、地元の方の役に立つ!
・・・だけでなく、生徒にも意味があります。

イベントでロープ教室に来るのは、不特定多数(ふとくていたすう)。
老若男女(ろうにゃくなんにょ)、いろんな方を初対面で対応します。
そして、生徒から積極的に話しかける必要があります。
これが大事!
生徒が黙っていれば、始まりません。
子供だろうと、老人だろうと、とにかく説明を始める。話す。
コミュニケーション力を養います。

漁師になっても、辞めてしまう理由。
その一番は、仲間の船員と話ができないことです。
先輩漁は話しかけてくれる人ばかりではありません。
漁師は、話し下手の人が多数です。
だから、年上の漁師にも臆(おく)せず話すことが必要です。
そして、自分の意図(いと)を伝えなくはなりません。

だから、もっとロープ教室をやっても良いくらいです。
一年間の限られた期間。
生徒に経験させたいことはたくさんあります。

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第13回 小川港さば祭り1

2018年10月22日 10時49分59秒 | イベント

学園が参加して3年目。
初めてスカッとした天気に恵まれました。

今日は、生徒活躍(かつやく)以外のところをご紹介。
さば祭りの様子をお知らせします。

まず、開会セレモニー。
主催者の小川漁協組合長、焼津市長などがあいさつ。
そして、国、県、市議会議員の祝辞がありました。


で、我々はそのステージのすぐ横でロープ教室の準備を着々と進めました。


ステージの前は催しもの広場で、フラダンスや地域アイドル、幼稚園生の踊りなどがつぎつぎに行われました。
天気が悪いと、幼稚園生の出し物がなくなり、それを見に来るお客さん(親、祖父母など)がぐっと減ります。
幼稚園生、すごい集客力があるんですね。


小川漁協の商品「さばチキン」は早々に売り切れ。
イベント以外でも、販売するようになると良いですね。


そして学園ブースの近くでは、深海魚漁でおなじみの長兼丸さんが
深海ザメとの記念撮影を行っていて、これも大人気でした。

それでは、学園のロープ教室の人気はと言うと...
明日のブログでご紹介します。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
11月下旬からは、遠洋航海実習で生徒が不在となります。
生徒の様子を見学したい方は、11月中旬までの平日にご来園ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
私事ですが、9月以降、体調が低迷していました。
仕事はしていましたが、頭痛はするし、とにかくだるい。
「年齢のせいか、ぜんぜん風邪が治らない・・・」
と思っていました。
で、先週ですが定期通院しているドクターから
「花粉症」
と診断されました...
もともと、春先の花粉症はあったんですよ。
でも、秋に重度の花粉症になるとは思っていませんでした。
学園の横を流れる川沿いにいろんな雑草が生えていますからね。
一年中、いろんな花粉が舞っています。

ところで、花粉症は体に入る花粉がレベルを超えた時に発動します。
だから、花粉の少ない場所に生活する人は、花粉症になりにくいことが分かっています。

と言うことは、海の上で仕事をする漁師は花粉症の心配が少ないことになります。
これは漁師の仕事の良いところ。
重度の花粉症の方!
海の上で働くのはいかがですか?
船の上では花粉症から解放されますよ。

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遠洋航海実習の準備が着々と進行中

2018年10月19日 13時18分31秒 | 実習

学園最大の行事、遠洋航海実習の準備が始まっています。
この日は、カッパに吊しヒモをつける加工をしました。

通常、生徒のカッパは実習棟前のローカーに保管しています。
実習船やいづでは、カッパを吊すフックに片付けます。

まず、襟(えり)の所に穴を開け、金属環で補強します。
後はヒモを取り付け。
先生がやればキレイで速いですが、自分でやるのが大事です。
何より、遠洋航海実習に向かう気持ちを高めてくれます。


来週からは、いよいよカツオの釣り込み練習【一本釣りの練習】がスタートです。
今年の生徒は体格の良いので、遠洋航海実習は楽しみです。
ぜひ特大カツオをガンガン釣りあげて欲しいです。

明日のさば祭りは天気が良さそうです。
ぜひ、学園ブースにも来てくださいね!

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
11月下旬からは、遠洋航海実習で生徒が不在となります。
生徒の様子を見学したい方は、11月中旬までの平日にご来園ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
医学部入学試験で、点数の意図的な操作が問題となっています。
なぜ、こんなことが起こるかというと
「多少の点数差より、入学させたい人がいる」
ためだともいます。

入試では学科試験、面接、論文などを点数化して入学者を評価し、順位付けします。
それも方式の選抜では、必ずしも大学の求める人が入学できないことがあるんでしょう。推測ですけど。

さて、今年初めて実施した学園のAO入試。
学科試験はないので、エントリーシート、作文、面接で人物を評価をします。
「多少の点数差より、入学させたい人がいる」
に対する、一つの改善策と言えます。

ところが、学科試験がないことを誤解して、
「成績に関係なく、誰でも入学できる」
と思うなら、それはまちがっています。
それなら、入学試験は必要ありません。
学科試験がないから、それ以外の部分の評価を重視することになるだけです。

だから、AO入試より、通常試験の方が入学しやすい人だっているはずです。
受験生の高校の指導にもよると思いますが、AO入試なら、通常入試と違った準備が必要となります。
初めてのAO入試で、一部の受験生はAO入試について理解が足りなかったように感じました。

学園最大の行事、遠洋航海実習の準備が始まっています。
この日は、カッパに吊しヒモをつける加工をしました。

通常、生徒のカッパは実習棟前のローカーに保管しています。
実習船やいづでは、カッパを吊すフックに片付けます。

襟(えり)の所に穴を開け、金属環で補強します。
後はヒモを取り付け。
先生がやればキレイで速いですが、自分でやるのが大事です。
何より、遠洋航海実習に向かう気持ちを高めてくれます。

来週からは、いよいよカツオの釣り込み練習【一本釣りの練習】がスタートです。
今年の生徒は体格の良いので、遠洋航海実習は楽しみです。
ぜひ特大カツオをガンガン釣りあげて欲しいです。

明日のさば祭りは天気が良さそうです。
ぜひ、学園ブースにも来てくださいね!

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
11月下旬からは、遠洋航海実習で生徒が不在となります。
生徒の様子を見学したい方は、11月中旬までの平日にご来園ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
医学部入学試験で、点数の意図的な操作が問題となっています。
なぜ、こんなことが起こるかというと
「多少の点数差より、入学させたい人がいる」
ためだともいます。

学科試験、面接、論文などを点数化して入学者を評価し、順位付けします。
それも限界があると言うことでしょう。

さて、今年初めて実施した学園のAO入試。
学科試験はないので、エントリーシート、作文、面接で自分物評価をします。
「多少の点数差より、入学させたい人がいる」
に対する、一つの改善策と言えます。

ところが、学科試験がないことを誤解して、
「成績に関係なく、誰でも入学できる」
と思うなら、それはまちがっています。
それなら、入学試験はいりません。
学科試験がないから、それ以外の部分の評価を重視することになるだけです。

だから、AO入試より、通常試験の方が入学しやすい人だっているはずです。
受験生の高校の指導にもよると思いますが、AO入試なら、通常入試と違った準備が必要となります。
初めてのAO入試で、受験生がAO入試について理解が足りなかったように感じました。

さて、残るは通常入学試験。
AO入試の対象外だった中学卒業生が受験の中心になるのかな?
もちろん、30歳までの人なら誰でも受験できますよ。
筆記試験があるとは言え、面接も重視します。
特に、
 一年間の学園生活に支障がないか
 卒業後に、漁業就業(ぎょぎょうしゅうぎょう)ができるか
は我々の気にするところです。

通常入試でも意欲ある受験生が来てくれることを願っています。

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農林水産省研修生報告会第3回

2018年10月18日 09時50分12秒 | 授業・講演

Youtubeの学園チャンネルに新しい動画をアップしました。
https://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow
マグロ漁船の水揚げです。
迫力あるマグロの水揚げをご覧ください。
火せんの着火訓練と海上での救命筏の膨張と乗り込み訓練もどうぞ!
全国放映された、こちらも必見!
https://www.youtube.com/watch?v=5EnPWBobwLM

今年の農林水産省研修生報告会の3回目。
今回は男性二人。
Sさんは学園の他、浜名湖のカキ養殖、静岡市用宗のシラス漁を体験。
シラスは天候の良い時期に恵まれ、船酔いしなくて良かったみたいです。


もう一人のYさんは学園の他、浜松のアカムツ漁、西伊豆のイカ漁の体験。
イカ漁は天候が悪くて出漁できず、漁協直営食堂を手伝ったそうです。


研修先の漁業者も来てくれました。

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11月下旬からは、遠洋航海実習で生徒が不在となります。
生徒の様子を見学したい方は、11月中旬までの平日にご来園ください。
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 園長のつぶやき
今年の研修もお終い・・・じゃないんです。
今月末からミクロネシアから研修生4名が来ることになっています。
実はこの人たち、日本語はもちろん、日本のことをほとんど知らないそうです。
漁業の経験だってありません。
通訳はつくのですが、果たしてどうなるか???
研修内容はカツオ一本釣りに関する実習に限られます。

遠洋漁船には多くの外国人船員がいます。
そのほとんどは、キリバス、インドネシアの人たち。
来日前に日本語を勉強しています。
日本の生活習慣も知っています。

学園の研修後は遠洋カツオ一本釣り漁船への就職を想定します。
日本人とのコミュニーケーションはもちろん必要です。
その上、いっしょに働くのはインドネシア、キリバスの人たち。
彼らとうまく付き合えないと、たちまち孤立です。
人のメンタル【精神状態】なんて、孤立(こりつ)すると、簡単(かんたん)に壊(こわ)れます。
だからこそ、学園では1年かけて集団生活でやっていく術(すべ)を身につけるんです。
ミクロネシア人のことは分かりませんが、これはどんな国、人種でも同じはず。
まずは、学園の実習で適合(てきごう)できるかが最初の関門になりそうです。

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平常授業に戻りました

2018年10月17日 10時35分39秒 | 授業・講演

はじめにお知らせ。
Youtubeの学園チャンネルに新しい動画をアップしました。
https://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow
マグロ漁船の水揚げです。
迫力あるマグロの水揚げをご覧ください。
火せんの着火訓練と海上での救命筏の膨張と乗り込み訓練もどうぞ!
全国放映された、こちらも必見!
https://www.youtube.com/watch?v=5EnPWBobwLM

さて、海技士試験が終わり、平常の授業に戻りました。
海技士試験中は、残った生徒はいつもの授業...
なんですが、残った生徒だけに特別なことをするわけに行きません。
結果、ブログのネタがなくなります!
ご覧のみなさんにはどうでも良いことですが、私には深刻。(大げさ)
明日からブログも平常ペースで営業?できます。

その海技士試験ですが、受験した生徒ほとんどは手応えがあったそうです。
果報は寝て待て・・・ですが、努力はきっと報われるでしょう。
授業は海技士試験の問題を解説。
これは機関専攻。


そして、航海専攻。
比べてもらうと、機関専攻の方が生徒が多いことがわかります。
航海専攻で欠席している生徒もいるんですが、今年は機関専攻の方が生徒数が多くなっています。
例年は航海専攻が多くて、機関専攻は航海の半数になることもあります。
でも、就職は圧倒的に機関専攻が有利。
業界でも機関員不足が深刻なので、うれしい状況です。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
11月下旬からは、遠洋航海実習で生徒が不在となります。
生徒の様子を見学したい方は、11月中旬までの平日にご来園ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
明日はAO入試の合格発表です。
合格者は全員、来年4月に必ず入学することがAO入試の条件です。
残りの高校生活を充実して過ごし、元気に学園に来て欲しいです。

ところで、学園の入学を阻(はば)む大きな要因があります。
これをなくせば、定員割れも解消することが分かっているんですよ。
分かっていながら、あえてやめません。

まずは全寮制。
焼津市内であろうと、必ず寮に入ってもらいます。
自宅に比べると、生活面での制約はたくさんあります。
「同じ釜の飯を食う」同期生との親密な生活を経験します。
これが、個室で育ってきた人にとっては大きなハードル。
本当は大きなハードルじゃないんだけど、大きく感じてしまうようです。

次にスマホ、携帯電話の利用制限。
ただし、利用制限は平日だけ。
平日も使える時間はあります。
でも、すでに依存症状態の人には大問題です。

ちょっと、別の視点から考えてください。
すごくイヤだと思うと言うことは、逆に言えば自分の力では克服(こくふく)が難しいと言うことです。
集団生活に慣れることも、スマホに時間を縛(しば)られないことも、
なんとなく大事であることは、みんな分かっているんじゃないかな?
スマホのオンラインゲーム。Youtubeの動画。
楽しいことは否定しませんよ。
でも、世の中には、もっと楽しいことがたくさんあります。

それに、漁師にならなくても結婚すれば一人の生活じゃなくなるし、オンラインゲームより子育てが優先になります。
誰もがいつかは、一人の自由気ままな生活も、スマホ漬けも脱しなくてはなりません。

学園生活を大きなハードルに感じる人。
それは、自分を大きく成長させる可能性がある人とも言えます。

でもね、案ずるより産むが易し※
漁師になりたいと言う前向きな気持ちがあれば心配はありません。
若いんですから、自分が思うより柔軟(じゅうなん)な適応力(てきおうりょく)を発揮(はっき)できますよ。

※あんずるよりうむがやすし
始める前はあれこれ心配をするものだが、実際にやってみると案外たやすくできるものだというたとえ。
脳はスタートが苦手。とにかく、最初の一歩を踏み出してみる。
そうすることで、脳は活性化し、活動しやすい状態になる・・・そうです。

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