静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習(漁場調査2日目)

2023年11月30日 08時46分09秒 | R5遠洋航海実習
11月30日 木曜日
「やいづ」は漁場調査を続けています。以下、昨日の日誌です。
今日は漁場調査2日目でした。まず、5時に起床しました。その後5時30分からシフト作業がありました。シフト作業は、はじめてだったので緊張や不安がありましたが、専攻科の作業班、実習船やいづの乗組員さん達や先生方が丁寧に教えてくれたので安心してシフト作業に集中できました。昨日の操業でカツオがたくさん釣れたので今日の操業でもカツオが大量に釣れると思ったのですが、中々、カツオが釣れずとても残念で悔しいです。悔しかったので明日はいっぱいカツオを釣れるように魚見を寝ないように頑張っていきたいです。あと声が小さいと何回か注意されたのでしっかりと大きな声をだし、また同じような失敗をしないように、専攻科の生徒、学園の生徒の声をかき消せるように頑張りたいです。

一本釣りで漁獲したカツオは主に生食用で利用されるため、鮮度良く保存する必要があります。そこで漁獲した直後にー20℃に冷やした高濃度の塩水に浸けて急速に冷凍します(ブライン凍結といいます)。その後、超低温冷凍庫に移す作業をシフト作業といい、実習船では釣獲があった翌朝に行います。 

12月は見学説明会強化月間です。詳細は学園ホームーページの注目の情報をご覧ください。 https://gyogaku.com
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遠洋航海実習(漁場調査初日)

2023年11月29日 08時55分30秒 | R5遠洋航海実習
11月29日 水曜日
「やいづ」は昨日より漁場調査を開始し、さっそくカツオ一本釣り実習を行ったようです。以下昨日の日誌です。
今日は、心待ちにしていた漁場調査が始まりました。朝外に出ると、海がすごく青というか紫っぽい色だったのが印象的でした。噂だと初日は釣れないみたいなことを聞いていたので、今日はなんもないのかなーと思っていましたが、二回目の鳥群れで特大カツオが釣れてテンションが爆上がりしました。水面でのカツオは、背中がかなり赤くなっていてすごいなと思いました。また、カツオは釣り上げられると背中が青くなっていて、驚きました。釣っている途中はかなり腰が痛くなったので、腰が痛くならない方法とかがあるなら知りたいです。今日だけで餌を1/3くらい使ったそうなので、漁が3日で終わらないことを願います。ですがカツオは釣りたいです。あと船酔いが、かなりマシになってよかったです。

双眼鏡で鳥群れを探す その下にカツオが付いています。
釣り開始
特大カツオ
シイラ


魚屋などで丸のままのカツオを見たことがある方は、背中が黒くて腹が銀色の魚というイメージだと思います。生徒がカツオを持っている写真もそうですね。でも活きているカツオは背中が青くみえます。そして興奮状態になると赤くもなります。こうした事が分るのも、実際の現場実習ならではです。昨年の生徒が遠洋航海実習から返ってきたとき、何日目で船酔いを克服できたかと聞いたところ、全く酔わなかったという生徒もいましたが、釣り実習が始まる頃には気にならなくなったいう生徒がほとんどでした。鹿児島港を出て4日目、体が慣れて来たということもありますが気分的なものも大きいと思います。

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遠洋航海実習12日目

2023年11月28日 08時37分11秒 | R5遠洋航海実習
11月28日 火曜日
「やいづ」は漁場であるマリアナ海域に向けて航海中です。
以下昨日の日誌です。
今日から活餌管理がはじまった。まだ初日だったけど思っていたより、なずみが多くて驚いた。ボースンの的確な指示で仕事をする事が出来て良かった。また、タンツーでは少し船酔いしつつも、しっかりとデッキをたわしで擦ることが出来、アイスも食べることが出来たので楽しかった。自習中の序盤は、船酔いに耐えながらしていたので大変だった。途中から船酔いに慣れてきて勉強に集中出来るようになったので、内容を進めることが出来た。大圏航法の問題について悩んでいた時に、専攻科生のK君にその問題の内容の説明をしてもらった。そのおかげで大圏航法についての理解を深めることが出来て、また一歩合格に近づいたので嬉しかった。



かつお一本釣りでは、カツオの群れを船に寄せるため活餌(イワシ類)を使用します。活餌なしで一本釣りはできませんし、活餌の状態の良否が漁の成績にも影響します。このためかつお一本釣り漁船には低温活餌畜養装置が設置されており、高水温漁場で操業する際にも水温を適温に保ち、換水しながら溶存酸素量が低下しないようにすることができます。それでも死んだ餌を回収したり、餌を与える毎日の管理は欠かせません。またデッキみがき(通称:タンツー)も毎朝の日課です。まだ船酔いしている生徒もいると思いますが、自分に勝つんだという強い気持ちでがんばってもらいたいと思います。

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遠洋航海実習11日目

2023年11月27日 08時12分11秒 | R5遠洋航海実習
11月27日 月曜日
「やいづ」は昨日かつお一本釣りに使用する餌イワシを積みこみ、現在は漁場であるマリアナ海域に向けて航海中です。
以下昨日の日誌です。
今日は、餌の積込でカウントを任されましたカウントをする際に大きな声で、カウントするようにと言われ、大きな声でカウントしました。イワシの入ったバケツがどんどんとカメの中に入っていくのを見ていると活餌管理が大変になる心配と早くカツオが釣りたいという気持ちが強くなって、ワクワクとドキドキが大きくなりました、タンツーでは、トモ側のデッキをやりました。磨けば綺麗に赤くなると言われていたので、力を入れて擦りました。力を入れて擦っていると木の垢がたくさん出てきて最後にはデッキ一面が木の垢まみれになっていました。得も言われぬ達成感とともに次のタンツーへの頑張ろうという気持ちがわいてきて、この船のデッキを全て綺麗にしようと思いました。



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遠洋航海実習8日目

2023年11月24日 09時08分26秒 | R5遠洋航海実習
11月24日 金曜日
21日の鹿児島港入港から3日間上陸研修を行いました。
以下22日の日誌です。
本日は.色々な施設に見学に行きました。知覧では特攻平和会館に行きました。講話の内容は、1時間ほどの短いものでしたが、僕の戦争に対する価値観が大きく変わりました。特に、恋人への思慕を綴った遺書は私の心を大きく打ちました。次に、枕崎のおさかなセンターを見学しました。売店のおばちゃんのはなしが上手で、買わされそうになりました。とても危なかったです。そして、大村先生のご厚意でカツオ丼を食べさせてもらいました。最後に、砂蒸し風呂に行きました。かなり熱く、弱虫君たちは5分ほどで、出て行ってしまいました。私は、13分も入っていられました。また、温泉はちょうどいい湯加減で、身も心も綺麗に洗い流されました。



23日の日誌です。
今日は上陸研修で桜島にフェリーで渡り桜島周回バスに乗って回りました。近くに行って思ったことは、迫力がありすごくきれいでした。桜島のマグマ温泉にも入りましたがお湯の温度がちょうどよくてすごく気持ちよかったです。今日は桜島で自由解散だったのでそのあとに鹿児島ラーメンを食べに行きました。スープが濃厚ですごくおいしかったです。観光地なので色々遊ぶ場所や名物があって飽きずに遊ぶ事が出来ました。明日からは、また船の上で生活するので鹿児島でリフレッシュできた分、気合いを入れて取り組んでいこうかなと思いました。

3日間の上陸研修で鹿児島の風景や食べ物、文化や史跡に触れ、気持ちもリフレッシュできたようです。「やいづ」は本日の午後に鹿児島港を出て港外で錨泊します。明日からは餌を積み込み、いよいよ漁場へ向けた航海が始まります。

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