静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

平常授業に戻りました

2018年10月17日 10時35分39秒 | 授業・講演

はじめにお知らせ。
Youtubeの学園チャンネルに新しい動画をアップしました。
https://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow
マグロ漁船の水揚げです。
迫力あるマグロの水揚げをご覧ください。
火せんの着火訓練と海上での救命筏の膨張と乗り込み訓練もどうぞ!
全国放映された、こちらも必見!
https://www.youtube.com/watch?v=5EnPWBobwLM

さて、海技士試験が終わり、平常の授業に戻りました。
海技士試験中は、残った生徒はいつもの授業...
なんですが、残った生徒だけに特別なことをするわけに行きません。
結果、ブログのネタがなくなります!
ご覧のみなさんにはどうでも良いことですが、私には深刻。(大げさ)
明日からブログも平常ペースで営業?できます。

その海技士試験ですが、受験した生徒ほとんどは手応えがあったそうです。
果報は寝て待て・・・ですが、努力はきっと報われるでしょう。
授業は海技士試験の問題を解説。
これは機関専攻。


そして、航海専攻。
比べてもらうと、機関専攻の方が生徒が多いことがわかります。
航海専攻で欠席している生徒もいるんですが、今年は機関専攻の方が生徒数が多くなっています。
例年は航海専攻が多くて、機関専攻は航海の半数になることもあります。
でも、就職は圧倒的に機関専攻が有利。
業界でも機関員不足が深刻なので、うれしい状況です。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
11月下旬からは、遠洋航海実習で生徒が不在となります。
生徒の様子を見学したい方は、11月中旬までの平日にご来園ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
明日はAO入試の合格発表です。
合格者は全員、来年4月に必ず入学することがAO入試の条件です。
残りの高校生活を充実して過ごし、元気に学園に来て欲しいです。

ところで、学園の入学を阻(はば)む大きな要因があります。
これをなくせば、定員割れも解消することが分かっているんですよ。
分かっていながら、あえてやめません。

まずは全寮制。
焼津市内であろうと、必ず寮に入ってもらいます。
自宅に比べると、生活面での制約はたくさんあります。
「同じ釜の飯を食う」同期生との親密な生活を経験します。
これが、個室で育ってきた人にとっては大きなハードル。
本当は大きなハードルじゃないんだけど、大きく感じてしまうようです。

次にスマホ、携帯電話の利用制限。
ただし、利用制限は平日だけ。
平日も使える時間はあります。
でも、すでに依存症状態の人には大問題です。

ちょっと、別の視点から考えてください。
すごくイヤだと思うと言うことは、逆に言えば自分の力では克服(こくふく)が難しいと言うことです。
集団生活に慣れることも、スマホに時間を縛(しば)られないことも、
なんとなく大事であることは、みんな分かっているんじゃないかな?
スマホのオンラインゲーム。Youtubeの動画。
楽しいことは否定しませんよ。
でも、世の中には、もっと楽しいことがたくさんあります。

それに、漁師にならなくても結婚すれば一人の生活じゃなくなるし、オンラインゲームより子育てが優先になります。
誰もがいつかは、一人の自由気ままな生活も、スマホ漬けも脱しなくてはなりません。

学園生活を大きなハードルに感じる人。
それは、自分を大きく成長させる可能性がある人とも言えます。

でもね、案ずるより産むが易し※
漁師になりたいと言う前向きな気持ちがあれば心配はありません。
若いんですから、自分が思うより柔軟(じゅうなん)な適応力(てきおうりょく)を発揮(はっき)できますよ。

※あんずるよりうむがやすし
始める前はあれこれ心配をするものだが、実際にやってみると案外たやすくできるものだというたとえ。
脳はスタートが苦手。とにかく、最初の一歩を踏み出してみる。
そうすることで、脳は活性化し、活動しやすい状態になる・・・そうです。

コメント
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