静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

乗船実習の裏?話2

2018年12月28日 09時23分27秒 | 実習

昨日の続きです。
瀬戸内海は平和です。
実習初日は船酔いで過呼吸までなった生徒も食が進みます。

開聞岳が見えると、いよいよ鹿児島湾。
湾内に石油基地があるので大型タンカーも通ります。


そして鹿児島に寄港。
二日間、上陸して鹿児島を勉強。


鹿児島市からちょっと足を延ばして知覧特攻平和館、指宿の砂風呂も



この鹿児島と沖縄の上陸は、学園生活の中でも思い出に残るイベントになります。
そりゃ、楽しいよね。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
入学試験の願書受付中です。
〆切は1月11日(消印有効)です。

 園長のつぶやき
今年最後のブログとなりました。
学園もいろいろあったこの一年。
トピックを並べてみます。

「しょんないTVで学園が紹介された」
 深夜の人気番組、「ピエール瀧のしょんないTV」で「漁師のタマゴ静岡県立漁業学園に潜入」が放送されました。
 静岡の放送は5月下旬でロケは4月の終わりでした。
 個性あふれる生徒たちが登場しました!
 のちに、瀧さんからカッター遠漕の差し入れが届きました。

「カッター遠漕で焼津と用宗を往復」
 焼津と静岡市用宗は10kmあります。
 例年、片道を漕いで、帰りはわかたかで牽引します。
 今年の生徒は練習時からがんばっていたので、往復にチャレンジ。
 昼食も食べず、2時までかかって、やりきってくれました。

「ミクロネシア研修生がやってきた」
 カツオ一本釣り漁船に乗るために、ミクロネシア連邦から学園に研修生が来ました。
 これは日本かつおまぐろ漁協の依頼によるもの。
 4人の研修生、午前中は日本語、午後は実習を熱心に取り組みました。
 生徒ともすっかり仲良くなりました。

「水産庁研修生が5人に」
 今年で3年目の水産庁研修生。
 なんと男性3人、女性2人にふくれあがりました。
 来年はどうなっちゃうんですかね?

「学園初のAO入学試験」
 高校生の就職は秋に決まることに対応して、9月にAO入試を実施。
 ほとんどが現高校3年生でした。
 求人が増えていることから、社会人からの入学は減少傾向です。

「100人を超す小学生が漁業を勉強」
 掛川市の小学生110人が学園で漁師の仕事を学びました。
 生徒数20人の学園に110人ですよ!
 とても職員だけでは対応出来なくて生徒にも手伝ってもらいました。
 この中から1人でも漁師になる人が出てくればうれしいですね。

学園は初めてのことがたくさんありました。
みなさんはいかがでしたか?
さて、このブログも年末休みとなります。
再開は1月4日です。
それでは、みなさん。
良いお年を!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗船実習の裏?話1

2018年12月27日 08時53分08秒 | 実習

しょんない年忘れ1時間スペシャルはご覧いただけましたか?
遠洋航海実習に出港の場面がありました。

円陣を組んで
「沖縄で彼女作るぞ-」
なんて叫んでいましたね。

あれは10回くらい、いろいろ叫んだなかで使われたものです。
はじめは、まじめに「がんばるぞー」って言ってたんですよ。
何度もやるうちに生徒もネタ切れ。
苦し紛れにあのフレーズとなりました。
撮影は出航式の前です。

出港式後、船に乗る来む前にも円陣を組みました。
円陣なんて、今までなかったですよ。


でも、生徒の笑顔もここまで。
港を出ると、すぐに船は揺れ出しました。
ほとんどの生徒が最初の試練です。
とは言っても、翌日には瀬戸内海。
みんな息を吹き返します。


実習船の食事もご紹介します。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
入学試験の願書受付中です。
受験する方は遅れないように送ってくださいね!

 園長のつぶやき
入学試験の一つである作文。
私について思うことを書きます。
私自身が作文が上手ではないので、一般論とは違うかも。
でも、受験生にはヒントになるかもしれませんよ。

文を作るというのは、自分の考えを他人に知らせる方法の一つ。
とても大事なことです。
話すことと違って、文字情報だけで表現する必要があります。
だから、会話より難しい。

学園の生徒を3年みてきました。
生徒は入学後に作文を書いて貰う機会が何度もあります。多くは感想文。
作文がうまいなぁ、という生徒は本当に少ないです。
誤字脱字は当たり前。
字が薄くて、文字の判別困難も多い。
感想文なのに
「・・・があった」
「・・・をした」
とだけ書いてあって、自分の考えがない。
「である」「です」が混在・・・
きっと、小学校、中学校で作文をあまりしなかったんでしょうね。

作文がうまくなるために
「本をたくさん読む」
のが良いと言われます。
あれ、本当かなぁ。
毎日マンガを読んだら、漫画家になれますか?
毎日、美味しいものを食べたら、料理がうまくなりますか?
作文も同じ。
読むのは大事ですが、書く練習をしなくてはダメです。

それでは、どうやって練習したら良いでしょう?
私のおすすめは「書いた作文を読み直す」こと。
私もブログを書くときはやっていますよ!
なるべくなら、書いた翌日に読み直すのが効果的。
時間をあけることで、ちょっと他人目線で見ることができます。
ブログも余裕があれば、前日に作ったものをアップする前に読み直して修正しています。

実際の入試でも、読み直しはもちろん有効なはずです。
だけど、紙にいったん書いたものを大幅に修正するのは難しですよね。
じゃあどうするか?
私がやるのはまず作文の設計図をつくること
本当は図ではないけど、意味は設計図。
筋(すじ)書きみたいなものです。
全体を組み上げ、そして一気に書きます。
こうすることで誤字はあるかもしれませんが、全体をとおしての流れはおかしくならないハズ。
受験生のみなさん、参考にしてください。
文を作るときのテクニックはありますが、そこは皆さんで調べてください。
ただし、簡単に上手になる魔法はありませんよ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二学期終業式と三者面談

2018年12月26日 08時36分43秒 | 学園行事

二学期終業式を迎えました。
いつものように終業式は冬休みの注意などを話してサラッと終了。

続いて保護者会。
これも二学期行事や、父母会費を回収してサラッと終了。

そして重要な三者面談に突入。
重要な理由は、就職先の話しをするからです。
ほとんど生徒は就職先を仮決定済み。
保護者の了解をいただき、これから入社面談になります。
今回、遠洋航海実習で進路変更をした生徒が1名。
彼についても、職員が考えている就職先があるので、早急に調整します。


学園卒業生の離職率は低いですが、その裏には職員の周到な準備があるんですよ!

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
入学試験の願書受付中です。
受験する方は遅れないように送ってくださいね!

 園長のつぶやき
昨日は中卒者の学園受験について書きました。
と言うのも、高卒者以上は学科試験のないAO入試をすでに受験済みのはず...
なんですが、果たしてどうなんでしょう?
AO入試でなく、あえて一般入試を受ける人がいるのかも?

AO入試も、もちろんデメリットがあります。
まず9月には学園入学の意志を固めてもらう必要があります。
そして、他校との併願受験ができません。
合格後に入学辞退ができませんから。

秋以降に学園進学を決めた人、あるいは他校の試験に落ちた人。
こんな人がいたら一般入試を受験するかもしれないですね。
なにせ学園では初めてのAO入試。
我々も分からないことだらけです。

一般入試の場合、他校との併願はもちろんOKです。
ただし、学園に入学するのなら、一年間、漁師になるためにがんばってください。
前回の入試では、併願していないのに合格を辞退した人が何人かいました。
何のために受験したの?って思います。

まあAOだろうと、一般入試だろうと同じです。
漁師になる意欲がある人が1人でも多く受験してくれるよう願っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学期末大掃除

2018年12月25日 09時59分06秒 | 学園行事

遠洋航海実習が終わると二学期も終了まぢか。
終業式前に大掃除です。


寮のある宿泊棟に始まり、教室のある教育棟、実習棟、外回りまできれいにしました。
一日がかりのスケジュールでしたが、生徒ががんばって2時には終了。


3時の休憩にお汁粉を出す予定でした。
1時半頃には職員から
「もう終わっちゃいますよ」
の声が・・・
急いで作りました。
作ると言ってもレトルトのアンコをお湯に溶かすだけですけどね!
4リットルのお汁粉もあっと言う間になくなり、大掃除終了でした。



学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
入学試験の願書受付中です。
受験する方は遅れないように送ってくださいね!

 園長のつぶやき
先週の金曜日は入学願書の受付が始まりました。
初日はぼちぼちのスタートでした。
これから何人来るんでしょうねぇ。
入試を一ヶ月前倒しした影響は出てくるんでしょうか???

その入学試験について。
今度の試験の中心は中学卒業予定者になると思われます。
高校卒卒業生以上はAO入試で受験済みだからですね。

学園の中学卒の入学者は減る傾向にあります。
中学生のほとんどが高校進学する時代ですから。
このため、私より前の園長は、中学生が見学に来たとき
「なるべくなら高校に進学した方が良い」
と話したそうです。
高校を出てから学園に来ることもできますからね。
あとあとの人生を考えたら高校を卒業した方が無難(ぶなん)です。

でも私は違います。
話すことは
「大事な選択だから良く考えてください」
です。

だって勉強する気がないのに高校に行くのは三年間のムダです。
そりゃあ、高校は友だちを作ったり、部活があったりで、勉強以外の価値もあります。
でも高校の敷地内にいる時間のほとんどは授業です。
高校で一番大事なのも授業です。
友だちを作ったり、スポーツをするのは高校じゃなくてもできます。
加えて、これからの時代に高卒や大卒の看板が、そんなに大事だとだと思えません。

だから高校に行かなくても、学園で一年間をがんばることができるな価値ある一年になると思うんです。
高校の三年間ボーと過ごすより、よっぽど。

その代わり、見学者には
「学園でも勉強はあるし、高校生活より厳(きび)しいよ。
 1年後には漁師になるんだから」
とも話します。

似たような話は高卒者などにもするんですけどね。
「就職はしなくてはいけない。でもまだ仕事はしたくない」
と言う理由で、就職の一年引き延ばしに学園に来るのなら、それは筋(すじ)違い。
漁師になる強い気持ちがなければ、例え一年でも途中終了です。

もう願書を出す人は気持ちが決まっているでしょう。
その気持ちを入学試験で確認しますよ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠洋航海実習の下船式

2018年12月21日 09時26分54秒 | 実習

深夜(今朝?)の
「ピエール瀧のしょんないTV しょんない年忘れ1時間スペシャル」
はご覧になりましたか?
学園は、まさかの6位!
しょんないTVスタッフのみなさん、ありがとうございました。
・・・でも「かにぱんお姉さん」は格が違う!と思いました。

さて、遠洋航海実習の最終日の様子です。
学園から実習船に行き、最後のお掃除。
これで、この船ともお別れとなると力が入ります。


そして、下船式。
船長や引率先生に、就職後の激励をしてもらいました。
そして、生徒代表のあいさつ。


最後は、専攻科生と記念撮影。
航海中に、すっかり仲良くなりました。


ちょうど、県の漁業取締船「天竜」が停泊していたので見学をお願いしました。
快く受けてくれて、高速取締船を見ることができました。


あとは大掃除をして二学期終了です。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
本日から入学試験の願書受付です。
受験する方は遅れないように送ってくださいね!

 園長のつぶやき
いよいよ、来年度入学試験の願書受付が始まりました。
受験生の要望を受けて試験日を一ヶ月前倒しです。
ただ、昨年も1月に見学に来た人がいたので、その分の受験者が減らないか心配です。
と言うのも、この2年続けて受験者は23人。
それでも入学辞退者があって入学者は19人となってしまいました。

受験する人にとっては、ライバルは少ない方が良いですよね!
でも私としては定員割れは困ります。
最低でも昨年以上の受験者が来ないと...
たぶん、昨年に近い受験者になりそうなんだよなぁ。
まあ、こればっかりはフタを開けてみないと分からないんですけどね。

ところで、今年のオープンキャンパスの終了後、アンケートを見ていたら。
ある県外の高校生が、学に入学したくないという理由
「家が遠いからめんじょがほしかった」(原文のまま)
と言うのがありました。
「めんじょ」は「免除」?
何の免除なんでしょう。

学園は入学金も授業料もないし、希望すれば150万円の給付金もあるんです。
全員寮に入れるし、寄宿費もなし。
最初から全員が特待生待遇(たいぐう)です。

家が遠いからと言って、どんな特別扱いを期待していたんでしょうね?
入学試験の免除?
AO入試だって選べるのに?
帰省費用を学校が出す?
未だに謎です。

アンケートに、漁師にはなりたいとあったので、もう漁船への就職が決まっているかもしれません。
ただ「自分だけ特別扱い」を期待するのであれば、就職してうまく行くのかな?
学園では、年齢、出身地、学歴に関係なく平等です。
それは、漁師になってからも、そうなるから。特別扱いはありません。

もしかしたら気が変わって、願書が来る?
受験してくれれば、アンケートに書いた意味を聞けるのになぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする