静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

バケづくりも終盤2

2018年10月12日 09時10分15秒 | 実習

さて、実習の最初は例によってロープワークの復習。
今日は実習の先生から
「これからはスピードときれいに出来ることを意識するように」
と指示がありました。


ベテランの漁師は、素速く、キレイにロープワークができます。
その域(いき)に到達するのは簡単ではありません。
それでも、現場にでることを意識した向上心が必要です。

そして、本題。
生徒の進捗によって、まだバケを作ったり、「釣り巻き」と呼ぶ釣り針にナイロン糸を着ける作業をします。
来週の実習から、竿づくりの最終段階でいよいよ完成品になります。


さて、明日はいよいよAO入試。
初めてやることなので私もドキドキ。
天気を心配していましたが、大丈夫そう。

受験生の皆さん、がんばってね!

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
昨日の職員会議で、生徒の就職先について協議がありました。
学園の生徒も、個性、能力が千差万別(いろいろちがうこと)。
生徒本人の希望は最優先ですが、年齢、身体能力、仕事を覚える早さ、宿泊施設が必要か・・・
など、各種条件を考慮して就職する船を考えます。

漁師の仕事も、求められるものは多様です。
漁業就業支援フェアに行けば、いろいろな漁業のことはわかります。
でも、どの漁業になら自分が適合(てきごう)するのかは、自分ではまず分かりません。
学園だって、半年間、生徒を見てきたから分かるんですから。

今年の生徒ですが、これまでの指導もあって、本人の意向と大きく外れることは少なそうです。
これから海技士筆記試験の合格状況、遠洋航海実習の取り組みを見て、最終判断になります。

海まきだろうが、遠洋マグロはえ縄だろうが、カツオ一本釣りだろうが、どこでも通用する人はいます。
そんな生徒ばかりなら苦労はないです。
実際には多くの生徒が違います。
それでも、適合する漁業に就職すれば、ほとんどが漁師でやっていけるんです。

コメント
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