漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
入学願書の提出は2月5日が〆切です。
消印有効ですが、なるべく早く出してくださいね。
今日は機関の授業をお知らせします。
教室をのぞいて、やっていたのは「執務一般」です。
執務一般?
言葉を聞いても、何のことやら分かりませんよね。
海技士試験では執務一般で、こんな問題が出ます。
機関日誌を書くときに注意することは?
機関備品の保管で注意することは?
感電事故を防ぐために留意することは?
入港後、航海状態から停泊状態にする手順は?
機関員として、船上で行う仕事を執務一般と呼んでいる訳です。
今は試験前なので授業をやっていますが、学園には立派な機関実習棟があります。
実際のエンジンや発電機もあります。
現物を使いながら学んでいくので、理解が進むと思います。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
園長のつぶやき
入学願書の受付は今日で3日目。
今週は一喜一憂の日々です。
昨日は焼津市内の高校生が願書を持参して来園してくれました。
担当職員が書類をチェックし、問題がなかったので受験票を渡しました。
ほとんどの願書は郵送されてきますが、本人が持ってきてくれると私もうれしいです。
就学への意欲を感じます。
「試験まで風邪をひかないでね」
と声をかけました。
今週は、受付する願書の数で私のテンションと体調が激変です。
いままでのPRの成果が願書数となります。
学園のことが見学者に正しく伝わったか?
厳しいことを言って、意欲を壊さなかったか?
PRの手法がまちがっていなかったのか?
など、いろいろ頭の中に浮かんできます。
学園に来る生徒は、異端児です。
中学生、高校生で漁師になることを選択する人は学校で一人いるかどうかが実状ですから。
そんな中で、周囲に流されず自分の進む道を選択したことはすばらしいことです。
勇気がいることだと思います。
その勇気に対して、応援したいと思う一方で、
漁業の厳しさを知らずに自分の進路を決めてしまうことに心配もあります。
ですから、学園見学に来られる方には漁師の大変さもお話しします。
受験生の確保と言うことでは、そんなことは話さずに学園の説明だけをすればよいのかも知れません。
でも、それで安易に入学しても、退学者も増えてしまいます。
近年の学園の受験生は、定員前後を変動しています。
でも、私が増やしたいのは受験者数ではなくて入学者数と卒業者数です。
漁業の発展のためには、定員を満たし、その先を目指さなくてはなりません。
そんな理由で、受け付ける願書数によって私のテンションが変動する訳です。