わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

スーパー区長とスーパー猟師

2013年01月11日 | 支えあいの指導者育成
今日、福島県飯舘村からお客さんが来ました。

原発事故の影響で、飯舘村で唯一帰還困難地域(最低5年は帰れない)となった長泥地区の鴫原区長さんです。

牛を飼っていた区長さんは旅行をしたことがありません。

牛の世話ができないからです。

もちろん震災前までは新幹線にも乗ったことがなかったそうです。

その区長さんはこの泰阜村まで連れてくるのは至難の業でした。

「遠いな~。しかも険しいな~」と驚きの言葉を連発する区長さん。

今夜は、泰阜村のスーパー猟師:ケサトさんの家にご案内しました。

福島県飯舘村の長泥区のスーパー区長と、長野県泰阜村のスーパー猟師。

ケサトさんと奥さんが次々と繰り出すイノシシとシカの肉料理。

区長さんもそうですが、区長さんと同行してきた大手新聞社の記者さんも、その美味しさに驚きを隠せない様子。

その料理に、飯舘村の復興酒を合せて、話がもりがりました。


▼スーパー猟師ケサトさん(左)とスーパー区長の鴫原さん




▼奥さんを囲んで




▼その名も「飯舘村」というお酒




信州と福島の小さな地域の底力。

そのぶつかり合いが、本当に心地よい。

「こうやってゆっくり酒を飲んで話せて初めて、本音も語れるべ?」

とつぶやく区長さんに、ケサトさんは何度も深くうなずいていました。

今度は、ケサトさんが飯舘村に行く、と約束して、夜の宴は終わりました。

やっぱり支援は支「縁」

支えることを通して生まれた縁を、豊かに紡いでいくことこそ、支え合いだと思います。

気分のいい夜でした。


代表 辻だいち


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