むか~しむかし、あるところに・・・
じゃなくて、今、ここは、大気が不安定です。
さっきまで晴れていたのに、あっという間に真っ暗に。
そして真上を雷がドッカンドッカン。
気象庁の高解像度レーダーキャストのサイトを見ると、上空を真っ赤や黄色の表示が通り過ぎていきます。
あと1時間後に信州こども山賊キャンプのこどもたちを迎える予定だったキャンプ場は、あっという間に水浸し。
近くを流れる小川もこの雨ではどうなるかわからない。
ということで、東京や名古屋から泰阜村に向かっているこどもたちの乗ったバスの行き先を変更。
初日から念のため避難することになりました。
▼これは雨上がりの泰阜村
まずはキャンプ場が存在する左京集落の区長さんへ電話。
「そりゃたいへんだな。いつでも使え。鍵は〇〇さんが持っているから、わしがうんって言ったって言えば大丈夫」
集落の公民館をいつでも使っていいという力強い言葉です。
この左京集落の人々は、毎日毎日キャンプで大騒ぎのこどもたちの声を聞いています。
いつもいつもお騒がせしてすみません、と言えば、
「こどもの声があっていい」
「にぎやかでいい」
文句どころか、本当にあたたかなまなざしを向けてくれます。
そんな集落の人たちが、猛威をふるうゲリラ豪雨に対して、すばやく対応していただきました。
結果的には、人数の都合もあって、村の施設に避難することになりましたが、この左京集落の人々と同じく、村の教育長や施設を管理する福祉課長さんも、素早くそして快く、「使え使え。こどもの命が一番大事」と、様々な都合を調整してくれました。
▼晴れるとこうなる
かくして、信州こども山賊キャンプに訪れたこどもたちは、元気よくキャンプを楽しむことができるのでしたとさ。
おしまい♪
代表 辻だいち