わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

福島のみなさん 立教大学生より心を込めて

2011年07月13日 | 応援団より

 7月12日、立教大学新座キャンパス。「自然と人間の共生」の授業終了後、一人の女子学生が私ところにやってきました。

 「これ、ゼミで集めた募金です。役立ててください!」
 ズッシリとした募金箱を私に預け、にっこり笑って去っていきました。

▼手渡された募金箱と手紙(写真をクリックすると拡大できます)



 その学生さんの名前は、阿部森恵さん。立教大現代心理学部映像身体学科の1年生です。

 NPOグリーンウッドの山賊キャンプに福島のこどもを50人招待します。その交通費や参加費のために、6月下旬の授業から、「1人100円プロジェクト」を学生さんに呼びかけました。その他にも「学生さんにできることはないのか?」と呼びかけをしました。その呼びかけに応えたものでしょうか。

 学生さんの自主的な動きに、率直に感動したのです。

 募金箱には手紙が添えられていました。


福島のみなさん、グリーンウッドさんへ

現代心理学部(心理学科・映像身体学科)1年生一同より


今回の募金活動は心理学部の長田佳久先生のご協力によって実現しました。

 募金協力への声掛けをさせていただいた私の故郷、宮城県石巻市も津波で大きな被害を受けました。福島のみなさんはそれ以上に震災と原発事故の被害にあわれ、大変なご苦労をされていることと思います。
辛い時期ですが、同じ日本人同士お互い助け合っていきましょう。応援しています!

映像身体学科1年 阿部森恵



 阿部さんは石巻出身。幸いにも実家は大丈夫だったそうです。
 被災地の学生が、被災地のこどもたちの未来に思いを巡らす。この手紙を読んだとき、不覚にも目頭が熱くなりました。

 学科の1年生が一生懸命集めてくれたのでしょう。集まった金額は、福島から泰阜までのこどもの2人分くらいの交通費相当でした。

 私は、お金を集計するときに、一枚一枚のお金に「ありがとう」とつぶやきました。苦学生(もう死語でしょうか)が、財布の中の小銭を少しずつ出し合ってくれたのです。頭が下がります。学生の想いが埋め込まれたお金です。

 募金箱はズッシリと重い。でもその重さよりも重い重い学生の「想い」。

 確かに受け取りました。フクシマのこどもたちの未来のために使わせていただきます。

 阿部さんはじめ現代心理学部心理学科・映像身体学科の1年生の皆さん、そして長田佳久先生、本当にありがとうございました。この場をお借りしまして深く深く感謝申し上げます。

 他の大学からも、具体的な支援が集まってきました。後ほど紹介します。

 学生さんの底力、すごい! 若い力が発揮されるとき、きっと日本は再生します。

代表 辻だいち