わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

山賊キャンプの底力

2011年07月02日 | 応援団より
 夏の信州山賊キャンプの保護者説明会を、東京と名古屋で開催しました。私は東京の担当です。

 東京の説明会には150人の保護者が集まりました。持ち物は? おねしょの心配が・・・、引っ込み思案な子ですが・・・、毎年恒例の質問が相次ぎます。

 説明会には、これまでお子さんを山賊キャンプに預けた保護者の方々や、これまで学生ボランティアとして参画した青年が、手伝ってくれました。もちろん無償で。こういった気持ちが集まる土台があるから、山賊キャンプは人気があります。


▼説明会の様子です(写真をクリックすると拡大できます)



 説明会で、私は保護者の皆さんに呼びかけました。

 津波の被害にあった地域では、こどもたちが自然の猛威におびえきっているということ。
 福島のこどもたちは、自然との接触を断たれているといいうこと。
 そして、友だちや仲間と離れ離れになってしまったこどもたちがいるということ。

 そんなこどもたちにもう一度、自然の素晴らしさ、仲間の素晴らしさを、どうしても伝えたい。何がなんでも伝えたい。強く、強く、そう思っているということ。

 そして同時に、被災した子にも被災していない子にも、どんなに厳しい状況に陥ってもなお生き抜くための「支えあいの気持ち」や「サバイバルスキル」、「的確な情報収集と状況判断能力」を培ってほしいということ。

 今こそ、山賊キャンプの出番だと、強く思っているということ。

 被災地(特に福島)から被災したこどもを山賊キャンプに50人招待することに理解と協力をいただきたいということ。


 この説明会でも1人100円プロジェクトを提案しました。皆さん、快く協力していただき、2人のこどもを福島から呼ぶ交通費が集まりました。一人一人の力は小さくとも、集まると本当に大きな力になります。本当にすごい。山賊キャンプの底力を感じます。

 ご協力ありがとうございました!

 来週は、被災したこどもと保護者のために、福島でも説明会を開催します。

 さあ、夏がやってきます。


代表 辻だいち