防災の日
2022-09-01 | 日記
9月1日は防災の日、約100年前に関東大震災が起きた日だ。子供頃は「関東大震災」を恐ろしい地震災害の代表のように感じていたものだ。だが、その後に「阪神淡路大震災」が起こり、さらに約10年前には「東日本大震災」という地震の規模でも津波の規模でも「それまでの想定外」の大規模の震災が起きてしまった後は、例年、9月1日の防災の日よりも1月17日の阪神淡路大震災の日や3月11日の東日本大震災の日の方が「大震災、大災害を思い起こさせる日となってしまった気がする。
今年の防災の日はどんな感じかと思ってニュースを見ていたが、政府や東京都などの行政機関においては例年のように「防災訓練」が行われたようだ。ただ毎年感じてしまうことだが、東京都や政府関係者の「東京をもっと災害に強い街に作り替える」という言葉を聞かされると、「それなら、先ず人口を減らしたら?」と心の中で呟いてしまう。
「近未来に直下型地震を想定」し、「その時に現状では莫大な犠牲者が出てしまう」との想定を抱えたまま、加えて「考え得る防災措置の実現にはかなりの時間が掛かる」との想定を足場にした上に、「更なる人口増加」や「商業・経済活動の集中化」を求め描き得る「東京という化物の思考回路」。やはり「私のような一凡人には、とても付いて行けない」と、大きなギャップを感じさせられる「防災の日」なのだった。