新規で立ち上げて1ヵ月半、主役不在のまま回してきた36cm水草水槽。
ようやく濾過も水も自信が持ててきたので、先週やっと主役を招くことになりました。
ミクロポエキリア sp.オレンジライン Micropoecilia sp. orange line(ワイルドF2)
E-520 + ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro
約半年ぶりの再登場。
尾鰭はツースポットだけど、ラインは途切れている、特に素質があるわけでもないワイルドF1の親から生まれた個体。
最大の特徴とも言えるオレンジラインにはかなりの個体差があり、腹部辺りから途切れているもの、途切れず一文字になるもの、体半分にしかラインが無いものなど、千差万別です。
因みに2cm前後の若魚時代のラインは成長とともに大分変化するため、あまり当てにはなりません。
この個体は2.5cm超とすでに成魚サイズなので、ラインはこのままで安定すると思います。
尾びれのスポットも0~2個と個体差があります。
きっとライブベアラーを長年本気で取り組んでいる方々からしたら、偶然生まれた個体ですし、
並レベルかもしれないと自分に言い聞かせつつも内心はやっぱり、かなりのお気に入り個体なのです。
コメカミから伸びた一文字ライン。
ちゃんと累代維持できるのかなぁ・・・。
興奮するとオレンジラインにそって黒い縁が現れます。
尚、この黒縁の量も個体差が。
尾鰭側の黒いスポットは体の片方側にしか現れないようで、場所も個体によって様々です。
(体中心より頭部側には出ない?)
早速、このペアの仔魚も生まれてます。
CO2添加、36cm水草水槽に1prのみと私的にはVIP待遇。
最後に10ヶ月ほどですが、シッタカしない程度に飼育した感想など。
餌ですが健康体であればアカムシ、ブライン、水面に浮いたフレーク、顆粒餌など沈んだものまでなんでも積極的に食べてくれます。
環境に馴染めば水槽を叩くと集まってくるほど人馴れして、動きも非常に活発。
特に♂は一日中♀を追っかけているので、過労死するんじゃないかと心配になるほどです。
但し水質の悪化には割と敏感なようで、硝酸塩や亜硝酸が試薬の検出可能範囲以下でも、換水を怠ったりするとカラムナリスに罹り易かったです(特に♂が罹りやすい)。
一方PHの適応範囲は広く、5.5~6.5程度で飼育してましたが体調や体色に差は感じませんでした。
適度な定期換水を怠らず、水草の光合成が見られるような環境ならなんの問題も無いと思いますが、混泳水槽で適当に管理しているといつのまにか消えてしまう、弱い部類の魚だと思った方が良いと思います。
DATA
5.9