色々と少し忙しかったのでちょいとサボったら2週間も経ってしまった。
ネタが無いならまだしも、単なるサボり癖が付くといけないのでぼちぼち力を抜きつつ再開なのです。
さて↓ずっと気になっていたものがようやく手に入りました。
35W小型高輝度メタルハライドランプ「AXY-X35」
今年2月下旬の販売開始直後から、想像以上の売れ行きで即日完売店が相次ぎ、異例のスピードでメーカー欠品を引き起こしたのは記憶に新しいです。先日およそ一ヶ月半振りの再入荷があったものの、今回もチャームさんではやはり即日完売→メーカー欠品という異常事態。
私も含めて、既存の電球型蛍光灯ランプではいまひとつ満足できない、省電力且つ、コンパクト、そして強光を小型水槽に求めるニーズが非常に多かったと言うことでしょうか。
早速開封。
取りあえず今日届いたばかりなので詳しくは他所様に任せて簡単に紹介しちゃいます。
(価格の割りに若干安っぽい気もしますが、私的に気にならないレベルなのでそこはノータッチで)
奥行25cmの偽30キューブ水槽に設置。
(丁度先日模様替えのつもりで半リセットしてしまったので超殺風景&お水も濁り気味なのはご容赦を)
むお!以前設置してたアクシーファインスポット(18W)と比べ物にならないくらい明るい!
水底に映る水面の揺らぎはバッチリで、45cmレギュラーまでなら1台でもいけそう。謳い文句の150W相当の照度というのも製品サイズに見合った照射範囲当りと考えれば強ち言い過ぎでもない?
色味はクール色というか、非常に輝度が高く白っぽい雰囲気。(強いて言えば青白っぽい寄り)。
ADAやアクシーの蛍光灯と比べて若干演色性には乏しい気がしますが何れ慣れるでしょう。
いずれにしても感じ方は個人差があるので出来るならば取扱店でサンプル実機を見てみることをオススメします。
※追記
やっぱり色味は若干青白っぽいかも。慣れるかも知れませんが個人的にはもう少しだけ色温度を下げて欲しい気もします。
安定機の発熱具合は点灯から一時間経っても暖かく触れる程度。負荷を掛けたノートPCの裏側のイメージ?
そして肝心の安定機の音ですがこれが全くの無音!耳を近づけてもなにも聞こえません。
点灯時に例の「ジー音」がしますが数十秒程度で完全に収まります。メタハラ同様、この安定機の音が不安材料だっただけにこれは嬉しい!再点灯も蛍光灯並みに早いのもポイント。
裏面は壁掛け用にか引っ掛けが。
やっぱりここはアチチ
ここはぬくい。
さて、ここまでは小型高輝度照明としては、「まさにこういうのが欲しかった!」と言えるほど完璧だったのですが、少し気になるところもあるのでした。
購入前から分かっていた事ですが、それはフレキシブルアームの短さから来る奥行照射範囲のムラ。この水槽は高さ&幅30cm、奥行25cmのちょい変則水槽なのでピッタリなのですが・・・・
横面に設置して奥行30cmの水槽と仮定して使用してみると、水槽前面側(画像右側)がやや暗く感じるように、前と後ろで若干の照射ムラが生じてしまうのです。
恐らく30cmまでなら気分的なもので、強光好きの前景草も実際には問題なく茂ってくれそうな気もしますが、やっぱり少し気になりますよね。
2台あれば強光好きの水草を使った60cmレギュラー・レイアウト水槽にも十分使える明るさなだけに、真上からアーチで吊るす等ムラ無く照射できるクリップタイプなんかの発売にも期待です。
後はどこにも表記されていない球の寿命が少し気になりますが、他のメタハラ同様一日8時間照射で2年は軽く持つのが理想ですが、まずは1年以上十分な光量を確保できれば良しと考えます。
交換球も安いところでは5000円前後で手に入るみたいですし、この明るさを蛍光灯で求めた場合、ランニングコストは結局それとさほど変わらないかもしれませんし。
まだ発売から間もないため情報も少なく、今後の使用感や球の寿命次第ですが、省電力・小型・高輝度・無音と、X35はもしかしたら非常に革命的なアクアリウム製品なのかもしれませんね。