【前の答】ニラ
Q1,ボクを買う時、茎が太いのと細いの、どっちを買いますか?
a,太い方 b,細い方
→a,茎が1㎝くらいあるものは1番ニラの可能性が高いそうです。
糖度や栄養価が2番ニラ以降の倍近くありますよ。
Q2,ボクを買う時、葉が広いのと狭いの、どっちを買いますか?
a,広い方 b,狭い方
→a,新鮮さが失われると水分が抜け、縮んでいきます。
ですから、幅の広い方が新鮮ですし、栄養価も高いです。
Q3,ボクを買ってきた時、野菜結束テープを基準にすると、どこから使いますか?
a,テープより上 b,テープの所 c,テープの下
→結束テープ(テープの糊が野菜につかない、非汚染タイプのテープです。
耐水性、強度にも優れており、食品衛生法に基づく、規格試験に適合しています。)を外して、
全部を使いましょう。
根元の部分は、ニラの中で一番甘い部分です。
Q4,ボクは体温を上げるための切り方、どっちが正しいのでしょう?
a,粗く刻む b,細かく刻む
→b,細かく5㎜以下に刻むと、身体の表面温度で1度違いが出るそうです。
身体を温めるアリシンは細胞の中に入っているので、刻めば刻むほど効果を発揮するのです。
Q5,ボクの生産量1位はどこでしょう?
a,茨城 b,高知 c,栃木 d,宮崎
→b>c>a>dです。上位3県で、全国の約6割を生産しています。
Q6,ボクの香り成分が、ある菌に効果的だという研究が発表されました。何の菌でしょう?
a,ピロリ菌 b,ぶどう球菌 c,破傷風菌 d,連鎖球菌
→a,胃がんの原因となるピロリ球菌に効果的で、抗生物質耐性株の除菌も可能とのこと。
Q7,ボクを一緒に植えると育ちがよくなる植物は何でしょう?
a,トマト b,ニンジン c,きゅうり d,ナス
→a,コンパニオンプランツと言い、害虫を防除する、病気を予防する、
生長を促進する、必要とする養分を供給する、空間を有効活用できるなどの効果があります。
コンパニオンプランツは、トマトはニラ(トマトの病気を予防)、
ニンジンは大豆(お互いの害虫を予防)、
きゅうりはラディッシュ(害虫を忌避)、
ナスはパセリ(害虫の忌避)となっています。
【脳トレの答】豚コマ
【今日の話】
宿を出た二人は、朝帰ってきた道を逆戻りするように安倍川方面へ向かい、ほどなく弥勒という所へやってきた。
ここは有名な安倍川餅の名所で、両側に茶屋がいくつも並んでいて、まことに華やかだ。
「名物の安倍川餅はいかがですか。一つ五文でございます。」
茶屋の女たちが口々に呼び止めるが、さすがに二人にとってはまだ腹が空く時間ではなく、そこを通り過ぎるとすぐに安倍川に出た。
「だんな、京へおのぼりで。」
さっそく、安倍川の川越し人足が声をかけてきた。
「もちろん俺たちは京へ向かっての旅だが、お前は何者だ。」
「へい、川越しでございます。安くいきやすから、使っておくんなさい。」
「渡し賃はいくらだい。」
「昨日の雨でちょいと高くなりやすが、六十五文でどうでしょうかねぇ。」
この頃の川の渡しは、水の量や流れの速さで料金が違っていたようだ。
膝小僧くらいの深さの穏やかな流れの川と、
肩まで沈む急流では川越し人足の力が違うから値段が変わって当たり前かもしれない。
それは知っていても、とりあえず値切るのが旅人のルール、
いや弥次さん喜多さんのセンスというものであります。
「六十五文は高いよ、なあ弥次さん。」
「そうだとも、喜多さん。」
こういうときの呼吸だけは妙にぴったりする二人だった。
「でもお客さん、川の流れを見てごらんなせえ。」
「なるほど、すごい水の勢いだぜ。こんな所へ落とされたら、たちまちおだぶつだ。」
「だいじょうぶでがすよ。ほれ、そっちを向きなせえ。」
二人の川越しは、弥次さんと喜多さんをそれぞれ肩車に乗せて、無造作に川の中へ入っていった。
「おい、ちょっと目が回るぜ。なんまいだ、なんまいだ・・・。」
「だいじょうぶでがすよ。わしの頭へしっかりつかまってりゃあいいんだ。」
「こうかい。」
「あのね、目をふさいじゃあ、ダメだよ。そんなことしたら、どっちへ進んでいいかわからねぇよ。」
「しかし、深い川だなあ。頼むから、落とさないでくれよ。」
「わかってますよ。こっちはプロだ。」
「でもさ、万が一でも落としたらどうする。」
「落としたらねぇ・・・。そのときゃあ、お客さんは流されていくんだろうねぇ・・・。」
「じょ冗談じゃないよ。流されていくんだろうねぇはないだろう。
おっ、そんなことを言っているうちに、こっち岸に着いたぜ。やれやれ、流されないでよかったよ。」
弥次さんは肩車から降りて約束の渡し賃を出し、
「それから、深い川を無事に渡らせてくれた酒代だ。ほい、あっちの男の分と二人前だよ。」
「へい、こいつはありがとうごぜえます。」
二人の川越しは、顔を見合わせてうなずきあった。
「しかし喜多さん、腕のいい川越しでよかったなぁ。
あんなに深い川で落とされた日にゃあ、目もあてられないもの。
ベテランの川越しだったからよかったようなものの、もし新しく川越しになったやつなんかに肩車されたらだよ・・・・。」
「弥次さん。」
「なんだよ、人が話してる途中で気をそらすなよ。」
「弥次さん、あっちを見てみな。」
弥次さんが指さす方を見ると、さっきの川越しが向こう岸へ帰っていく姿があった。
「あれっ、どうしてあんなに浅いんだい。」
「だから弥次さん、あいつら、わざと深い所を選んで渡ったんだ。さすが、ベテランだねぇ。」
「そうか、かつがれたか・・・。」
「しゃれを言ってる元気があるんなら大丈夫そうだな。」
安倍川餅は安土桃山時代、安倍川岸の茶店に徳川家康が立ち寄った所、
そこの店主がきな粉を安倍川上流の梅ヶ島で採れる砂金に見立て、つき立ての餅にまぶして、
「安倍川の金な粉餅」と名付けて差し上げた。
家康はこれをたいそう喜び、安倍川にちなんで安倍川餅と名付けたという伝承があるんだ。
昔は珍しかった白砂糖を使っている事から有名になり府中宿の名物となったのさ。
落語の『唐茄子屋政談』に出てくる安倍川も、餅を茹でた唐茄子に代えたもの。
つまり、茹でたカボチャにきな粉と砂糖をまぶしたものなんだ。
Q1,安倍川餅をまねたのが、山梨名物の何でしょう?
【今日のひと言】よいところを見つけられるのも才能です
【今日の脳トレ】
Q1,ボクを買う時、茎が太いのと細いの、どっちを買いますか?
a,太い方 b,細い方
→a,茎が1㎝くらいあるものは1番ニラの可能性が高いそうです。
糖度や栄養価が2番ニラ以降の倍近くありますよ。
Q2,ボクを買う時、葉が広いのと狭いの、どっちを買いますか?
a,広い方 b,狭い方
→a,新鮮さが失われると水分が抜け、縮んでいきます。
ですから、幅の広い方が新鮮ですし、栄養価も高いです。
Q3,ボクを買ってきた時、野菜結束テープを基準にすると、どこから使いますか?
a,テープより上 b,テープの所 c,テープの下
→結束テープ(テープの糊が野菜につかない、非汚染タイプのテープです。
耐水性、強度にも優れており、食品衛生法に基づく、規格試験に適合しています。)を外して、
全部を使いましょう。
根元の部分は、ニラの中で一番甘い部分です。
Q4,ボクは体温を上げるための切り方、どっちが正しいのでしょう?
a,粗く刻む b,細かく刻む
→b,細かく5㎜以下に刻むと、身体の表面温度で1度違いが出るそうです。
身体を温めるアリシンは細胞の中に入っているので、刻めば刻むほど効果を発揮するのです。
Q5,ボクの生産量1位はどこでしょう?
a,茨城 b,高知 c,栃木 d,宮崎
→b>c>a>dです。上位3県で、全国の約6割を生産しています。
Q6,ボクの香り成分が、ある菌に効果的だという研究が発表されました。何の菌でしょう?
a,ピロリ菌 b,ぶどう球菌 c,破傷風菌 d,連鎖球菌
→a,胃がんの原因となるピロリ球菌に効果的で、抗生物質耐性株の除菌も可能とのこと。
Q7,ボクを一緒に植えると育ちがよくなる植物は何でしょう?
a,トマト b,ニンジン c,きゅうり d,ナス
→a,コンパニオンプランツと言い、害虫を防除する、病気を予防する、
生長を促進する、必要とする養分を供給する、空間を有効活用できるなどの効果があります。
コンパニオンプランツは、トマトはニラ(トマトの病気を予防)、
ニンジンは大豆(お互いの害虫を予防)、
きゅうりはラディッシュ(害虫を忌避)、
ナスはパセリ(害虫の忌避)となっています。
【脳トレの答】豚コマ
【今日の話】
宿を出た二人は、朝帰ってきた道を逆戻りするように安倍川方面へ向かい、ほどなく弥勒という所へやってきた。
ここは有名な安倍川餅の名所で、両側に茶屋がいくつも並んでいて、まことに華やかだ。
「名物の安倍川餅はいかがですか。一つ五文でございます。」
茶屋の女たちが口々に呼び止めるが、さすがに二人にとってはまだ腹が空く時間ではなく、そこを通り過ぎるとすぐに安倍川に出た。
「だんな、京へおのぼりで。」
さっそく、安倍川の川越し人足が声をかけてきた。
「もちろん俺たちは京へ向かっての旅だが、お前は何者だ。」
「へい、川越しでございます。安くいきやすから、使っておくんなさい。」
「渡し賃はいくらだい。」
「昨日の雨でちょいと高くなりやすが、六十五文でどうでしょうかねぇ。」
この頃の川の渡しは、水の量や流れの速さで料金が違っていたようだ。
膝小僧くらいの深さの穏やかな流れの川と、
肩まで沈む急流では川越し人足の力が違うから値段が変わって当たり前かもしれない。
それは知っていても、とりあえず値切るのが旅人のルール、
いや弥次さん喜多さんのセンスというものであります。
「六十五文は高いよ、なあ弥次さん。」
「そうだとも、喜多さん。」
こういうときの呼吸だけは妙にぴったりする二人だった。
「でもお客さん、川の流れを見てごらんなせえ。」
「なるほど、すごい水の勢いだぜ。こんな所へ落とされたら、たちまちおだぶつだ。」
「だいじょうぶでがすよ。ほれ、そっちを向きなせえ。」
二人の川越しは、弥次さんと喜多さんをそれぞれ肩車に乗せて、無造作に川の中へ入っていった。
「おい、ちょっと目が回るぜ。なんまいだ、なんまいだ・・・。」
「だいじょうぶでがすよ。わしの頭へしっかりつかまってりゃあいいんだ。」
「こうかい。」
「あのね、目をふさいじゃあ、ダメだよ。そんなことしたら、どっちへ進んでいいかわからねぇよ。」
「しかし、深い川だなあ。頼むから、落とさないでくれよ。」
「わかってますよ。こっちはプロだ。」
「でもさ、万が一でも落としたらどうする。」
「落としたらねぇ・・・。そのときゃあ、お客さんは流されていくんだろうねぇ・・・。」
「じょ冗談じゃないよ。流されていくんだろうねぇはないだろう。
おっ、そんなことを言っているうちに、こっち岸に着いたぜ。やれやれ、流されないでよかったよ。」
弥次さんは肩車から降りて約束の渡し賃を出し、
「それから、深い川を無事に渡らせてくれた酒代だ。ほい、あっちの男の分と二人前だよ。」
「へい、こいつはありがとうごぜえます。」
二人の川越しは、顔を見合わせてうなずきあった。
「しかし喜多さん、腕のいい川越しでよかったなぁ。
あんなに深い川で落とされた日にゃあ、目もあてられないもの。
ベテランの川越しだったからよかったようなものの、もし新しく川越しになったやつなんかに肩車されたらだよ・・・・。」
「弥次さん。」
「なんだよ、人が話してる途中で気をそらすなよ。」
「弥次さん、あっちを見てみな。」
弥次さんが指さす方を見ると、さっきの川越しが向こう岸へ帰っていく姿があった。
「あれっ、どうしてあんなに浅いんだい。」
「だから弥次さん、あいつら、わざと深い所を選んで渡ったんだ。さすが、ベテランだねぇ。」
「そうか、かつがれたか・・・。」
「しゃれを言ってる元気があるんなら大丈夫そうだな。」
安倍川餅は安土桃山時代、安倍川岸の茶店に徳川家康が立ち寄った所、
そこの店主がきな粉を安倍川上流の梅ヶ島で採れる砂金に見立て、つき立ての餅にまぶして、
「安倍川の金な粉餅」と名付けて差し上げた。
家康はこれをたいそう喜び、安倍川にちなんで安倍川餅と名付けたという伝承があるんだ。
昔は珍しかった白砂糖を使っている事から有名になり府中宿の名物となったのさ。
落語の『唐茄子屋政談』に出てくる安倍川も、餅を茹でた唐茄子に代えたもの。
つまり、茹でたカボチャにきな粉と砂糖をまぶしたものなんだ。
Q1,安倍川餅をまねたのが、山梨名物の何でしょう?
【今日のひと言】よいところを見つけられるのも才能です
【今日の脳トレ】