イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ニッケルパッケージに怪我人集中

2006-12-23 08:16:49 | イーグルス
 ニッケル・ダイムパッケージのバックアップ3人が怪我で苦しんでいます。

 前回のDAL戦でJason Wittenに対して良いカバーをしているShawn Barberは膝の怪我で2試合欠場していますが、今週は練習に参加していて出場可能なようです、ただ今でもクエスチョナブルなので万全とは言いがたいでしょう。WLBとしてはOmar Gaither,Matt McCoyに次ぐ3番手になってしまいましたが、TEに対するパスカバーではチームのLBでベストです。なぜ起用されるか良く分からないDhani Jonesに代わってWitten対策で起用してくれる事を期待します。

 ニッケルLB,ダイムDBとして起用され始めたMicheal Lewisですが、WAS戦で痛めた膝の捻挫が悪化しているようです。元々ショートエリア限定ならばパスカバーは悪くないのでニッケル・ダイムでショートエリアを任せるのならば良い仕事が期待できます。そういう意味ではT.OとTerry GlennにWittenが居るDAL相手ではニッケルを多用する事になりますし、Lewisが居るか居ないかの差は大きそうです。今週は練習に参加していませんし欠場するかもしれません、その場合のダイムバックとしてQuintin Mikellを用意しているようですが、バンプしなければパスカバー能力の無いMikellにはダイムバックのような使い方は無意味です。そういう意味でLewisの欠場は痛いです。

 チームで最もサイズが有るCBの元PetersonのWilliam Jamesもふくらはぎの怪我で練習に参加していません。サイズの有るT.O相手には有効なマッチアップになるかもしれなかったのですが、欠場濃厚です。CBのデプスにはLito Sheppard,Sheldon Brown,Roderick Hoodと不動のニッケルパッケージが控えていますし、Jason Hansenも居るのですが競り合いで対抗できそうなフィジカルは無いです。先週Plaxico Burressに良いようにやられました、そういう意味でJamesの欠場は残念です。

 
 サイズの有るLewisとJamesが欠場しそうなのは大きなマイナスに成りそうです、足の無いDrew Bledsoeに対して執拗なブリッツを入れる事で混乱させた前回の対戦から、今回はそれなりに足の有るTony RomoにQBが入れ替わっています。ブリッツを入れて捕まえられない場合にDBにサイズが無く競り合いに負けるのがディフェンスの課題です、そういう意味ではこの2人の欠場とRomoに入れ替わった事が前回の対戦よりもディフェンスにとっては厳しい条件になるでしょう。

プロボウルは3人

2006-12-21 07:23:31 | イーグルス
 プロボウルの発表が有りました、EaglesからはBrian Dawkins,Lito Sheppard,Shawn Andrewsの3人が選出され、Brian Westbrook,L.J Smith.Jeremiah Trotterが補欠として選ばれました。

 6回目のプロボウル選出となったDawkinsはストレートスピードの衰えを隠す技術が向上し続けています、ポジショニングが今年は抜群に良いです。ハードヒットも健在で何度もファンブルフォースでチームの危機を救いました。Dawkinsはヘルメットから突っ込むように見えるタックルが多いのですが、よく見るとしっかり肩で当ててる事が多くイメージよりも相当フェアなタックルをしています。契約延長も済んでいますし精神的な支柱としてチームを支え続けてくれるでしょう。

 2回目のプロボウルに選ばれたLito Sheppardは今年はそれほど良いシーズンとは言えません。怪我で欠場する事も多かったですし、シャットダウンする場面も殆ど見られませんでした。ところがSheppardは天性のビッグプレイメイカーでDAL戦CAR戦と全米中継でのINTなど美味しい所で派手な仕事をしてしまいます、DAL,CAR共にカバーミスをしたらそこにボールが飛んできたって感じですしなにかが憑いてます(笑)。個人的にはAL Harrisが選ばれるべきだったとおもいますけど・・・。
 ランサポートは出来無いし、サイズが無いからあっさりとパスを通されてしまう、それでも勝負強さは天下一品です。Javon Kearseが復帰してパスラッシュが良くなればINTメーカーとしての能力を更に発揮してくれるでしょう。

 1巡指名の期待にやっと答えてくれたAndrewsは40ポンドの減量がプレイの質を変えました、友人の死でダイエットを決意して公表340ポンド実際380ポンドの体を345ポンド程度にまで絞り込んで(あと30ポンドくらい軽く絞れそうですけど)キャンプに現れました、結果クイックネスが向上して2歩目3歩目もフットワークが付いてくるようになりました。とにかく対面のDTを5ヤード毎プレイ押し込み続ける脅威のランブロックが評価されたのでしょう。シーズン序盤は1人だけ突出し過ぎる為に却ってタックラーを隙間に潜り込ませる場面も有りましたが、最近は周囲とのコンビネーションも考えているように見えます、いつでも押せる状態で待機しておきボールキャリアーが来るタイミングで押し始めるような技能が身についています。来年のキャンプで340ポンドを維持できるかどうかが最大の課題になります。

 
 L.JとTrotterは補欠で仕方が無いかなあと言う感じなのですが、Westbrppkは各所でプロボウルに選ばれるべきだという声が上がっています。キャリア初の1000ヤードラッシュで平均5,1ヤード、もちろんパスレシーブではRBの中で独走状態です。ファーストダウン更新も71回でリーグトップ(か2位だったと思います)をもっと考慮しても良いという訳です。ただ、ファン投票が終わった頃から100ヤードゲームを連発しているので票が集まらなかったのかもしれません・・・。
 
 Andrewsが選ばれたのは本当に嬉しいです、今年は選ばれるべき仕事をし続けていたのですが、OLはなかなか入れ替わりが無いですから選ばれないかもと少し不安でした。契約延長は払いすぎじゃないかと思いましたが体重の維持さえ出来れば安い買い物になってくれそうです。次はMike PattersonとReggie brownが契約延長の期待に答えてくれると良いのですけど。

OL大健闘

2006-12-19 07:50:24 | イーグルス
 7勝6敗同士の@NYG戦は36-22で勝ちました、これで8勝6敗になりプレイオフ進出の確立が高くなりました。

 欠場したのは膝を痛めていたShawn BarberとRyan Moats、Moatsはロスターに復帰したBruce Perryに押し出された形です(CB登録のままですけど)Brodrick Bunkleyは出場したようです。

 ネットTVで第3Q途中まで見ました。いきなりNYG側に良いPRを出されてTDを取られましたが、Jason Shortをカットした影響かもしれません。
 予想通りにお互いのランが止まらず、ボールコントロールしならが少しづつ進んでいく展開になりました。

 Shawn AndrewsとJon Runyanの右サイドで押せるのは予想していましたが、これまでパワーで負ける事の多かったTodd Herremansの所から良いランが何度も出ました。ライン全体として反則をもらう事も多かったのですが、Will Dempsのブリッツを洩らしてサックからファンブルに繋がったプレイ以外は完全にライン戦を制しました。
 ラインに支えられて Brian Westbrook,Correll Buckhalterのランは共に効果的に出ていました。この2人を同時にセットさせてWestbrookをモーションさせるプレイも有りましたし、Westbrookを囮にBuckhalterに持たせるTDプレイもありました、Buckhalterが良いとプレイに幅が出ます。スーパーボウルの時に今SEAに居るJosy Parryを残してWestbrookをモーションさせるプレイを使いましたが、Parryではランの脅威が全く無い為に少しも効果的では有りませんでした。あの時Buckhalterが居れば少しは違う結果が出たかもしれません。
 Jeff Garciaはショート中心にテンポ良く投げ込んでいました、プレッシャーが掛かった時に慌てる事も無くポケットから抜け出していましたしラインとのコンビネーションも良くなっている印象です。NYGのDBがそれほど良くないですしミドルで緩いゾーンカバーの間を縫うようなルートではミドルへも成功させています。INTはどこ投げているのか?と言う感じでしたけど・・・。
 強力なパスラッシュさえ封じれば大丈夫だろうと思っていましたが、Runyanを中心にラインが予想以上に頑張りました。

 Tiki Barberのランに押されましたが、前回の試合のようなランディフェンス崩壊の一歩手前で踏みとどまりました。NYGのOLに怪我人が出ていた事も影響しているとは思いますが、Mike Pattersonが中央をしっかり押さえた事で真ん中を抜ける事を阻止しました。同時にルーキーOmar Gaitherが良い動きを見せています、タックルも良いですしホールを塞ぐ動きも出来ています。Jeremiah Trotterの契約が来年で切れますがその次のMLB候補として今後は育成される事になるでしょう。このままWLBで使っても良いのですが、Matt McCoyを飼い殺しにはしたくないでしょうから将来的にはMLBに回ると思います。
 パスラッシュはそれなりにプレッシャーは掛けていたと言う所です、サックを奪うような感じでは無かったですし実際1サックしか奪えませんでした。Trent Coleは大回るをして加速力を活かすプレイが多かったのですが、いくらなんでも遠回りしすぎと言う印象です、内側にスピンするようなテクニックが今後必要になるでしょう。
 問題なのはPlaxico Burressを全く抑えられなかった事です、Lito Sheppard,Sheldon Brown,Roderick Hood3人とも子供扱いされました。縦へのスピードとサイズを兼ね備えているので対処が難しいのは当然なのですが、120ヤード奪われ、インターフェアも多数取られましたから、合計すれば200ヤード近く取られている印象です。Barberのランをそれなりの止めたから良いようなもののサイズの有るDBの必要性を再確認する事になりました。

 最後はINTリターンTDが出たので点差は開きましたが、最後まで勝敗の読めない一進一退の試合となりました。アウエイでこういう厳しい試合に勝てた事、課題のランディフェンスに光明が見えた事がこの試合の収穫です。

変化の付け方

2006-12-18 05:54:01 | イーグルス
 勝てばワイルドカードでのプレイオフ出場の可能性が高くなる@NYG戦です、逆に負けてしまうとワイルドカード争いの直接対戦で2連敗と言う状況に追い込まれてしまいます。

 ハンデは6点不利
 ESPN 1-8
 USA Today 0-6
 TSN 1-8
 ホームで負けている事を考えればこの予想は順当です。今シーズン評論家を泣かせ続けたチームですしアップセットを狙ってもらいましょう。

 前回の対戦では大量サックを浴びせたパスラッシュですが、Kavon Kearseを失って以来 序盤3試合とその後の10試合のサック数がほぼ同じ(調べてないですけど多分それ位でしょう)の酷い状態になっています。前回のようにプレッシャーを掛けに行くのか、バランスを取りながらいざと言う時にブリッツを仕掛けていくのかの選択は重要です。
 Eli Manningの背後を守るLuke Petitgoutは欠場、代わりは大ベテランのBob WhitfieldがLTに入ります、Trent Coleのパスラッシュが届く可能性が少し増えました。CのShaun O'Haraも足首を痛めているようで欠場するかもしれません、Jeremaiah Trotterをピックされる危険性も減るでしょうし、ブリッツを入れた際の対処を考えても有利になるはずです。ラインの戦いで勝つ事はスキルポジションに人材を集めるNYGとの戦いでは必要です。
 Tiki Barberはすでに1200ヤード走っていて今シーズンも好調です、この試合も左右にディフェンスを振り回してくるでしょう。Omar Gaither,Dhani Jonesの両OLBが少しで良いからディフェンスに貢献してくれると良いのですが・・・いつもと同じ居るのか居ないのか分からないような状況だとパスラッシュよりもランディフェンスに非常を置き過ぎたディフェンスになってしまうでしょう、その結果レシーバーの高さに圧倒される結果を生む事になります。
 言うまでも無くPlaxico BurressとJeremy Shockeyのサイズは脅威です、特にTEにBrian Dawkinsを付けた時のSSのパスカバーがシーズン通じての課題となっています。Dawkinsを付ければそう簡単にパスで狙われる事は無いでしょうけれど、ロングパスを貰う危険は増します、逆にJones,Sean Considineに任せるとショートエリアで圧倒される事になるでしょう。Dawkinsの使い方もこの試合の鍵になるでしょう。

 ディフェンスはJim Johnsonの選択次第で結果がどうにでも変わるような気がします、パスラッシュ一辺倒でもランを止めるだけでも通用しないでしょう。パスラッシュを仕掛ける時、ランをしっかり止める時、いつ仕掛けるのかが勝敗の分かれ目になると思います、ただしJohnsonはそういう仕掛けは物凄い下手ですけど・・・。

 共にオフェンスがディフェンスを上回っていると予想します。そして点の取り合いになればレッドゾーンで強いのはNYGでしょう。TDではなくFGで凌ぐディフェンスが出来るか、最悪でもFGで3点を取れるようなオフェンスを継続できるか、同地区アウエイ3連戦の2戦目も厳しい戦いが待っています。

右オフタックル

2006-12-17 09:15:13 | イーグルス
 7勝6敗同士の@NYG戦ですが、前回の試合はDonovan McNabbからのロングパスで前半リードしたもののCB陣の怪我人続出で後半まさかの大逆転で負けました。あの時と比べればロングパスは有りません、そしてcb陣の安定感は増しています。勝敗を左右した欠点はお互いに前回の試合ほど目立たないでしょう。

 本当ならばロングパスを放り込むのが一番手っ取り早いのですが,Jeff Garciaにロングパス連発を期待するのは危険です、Garciaの山なりパスではタイミングを少し間違えるとINTに繋がってしまうでしょう。Donte Stallworthのスピードに対抗できるDBは居ませんからある程度長いのを投げる事は有効だとは思いますし、縦にストレッチする事は重要です、Garciaの判断力がディフェンスの罠を打ち破る事を期待します。
 最近形になりつつあるBrian Westbrookのランですが、この試合ラインは左のTraとOsi Umenyioraの左側以外はマッチアップとして勝てると思いますし、Umenyioraも怪我で戦列を離れていて万全では無いでしょう。Westbrookのランを中心にオフェンスを組み立てる事が出来ると考えます。特にJon RunyanとShawn Andrewsを中心にした右側へのランを中心に出せばディフェンスをコントロールする事が可能でしょう、そうなればロングパスも出るでしょうし、L.J Smithがショートエリアでパスを取るだけのスペースも出来るはずです。

 オフェンスは大量得点は出来無いかもしれませんが、全く歯が立たないと言う状況にはならないでしょう。若干使いすぎで疲労が心配なWestbrookですが、ラインが圧倒してくれる事を期待します。