イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

来年も宜しくお願いします

2006-12-31 05:22:23 | イーグルス
 レギュラーシーズン最終週のATL戦は地区優勝とNFCの第3シードを掛けた一戦になります。
 ハンデは8点有利
 ESPN 6-1
 USA Today 6-0
 TSN 9-0
 最近ずっと予想が外れ続けているので、有利と言う予想があまり嬉しくないです。

 なんと言っても強力ランオフェンスのATLをどう止めるのかが問題になります。平均185ヤードのランはリーグ1位です、Warrick Dunn、Jerious NorwoodのRBコンビにMichael Vickと凄まじいランオフェンスを持っています。Vickはいろんな意味でRandall Cunninghamを越えたスクランブラーになりました、純粋なスピードではVickが上ですが、誰でもそこそこ速い今のQBと比べれば20年前にあれだけのスピードを持ったCunninghamの方がインパクトは有ったと考えていたのですが、1000ヤード越えをするQBが出るとは思いませんでした。
 ゾーンブロックからDunnがスピード抜けてくると同時にVickのスクランブルやドローを警戒する必要が有り、ランディフェンスの弱いEaglesとしては対処が難しいです。去年の開幕戦ではルーキーだったMike Pattersonがインサイドで素晴らしい強さを発揮しました、この試合でもゾーンブロックを分断するような強さを見せてもらいたいものです。Vick対策としてはDEが外側に逃がさないに包み込むパスラッシュをしてDTはインサイドに穴を開けないように2ギャップでOLをコントロールする事が重要です、そして外を回るDEとインサイドを固めるDTの隙間からOLBを1人ブリッツさせるのが良いでしょう。
 Vickのターゲット自体はそれほど悪くないと私は思っています、Alge Crumpler以外のターゲットにパスを通せないのはVickの問題が大きいと思います。2年目のRoddy Whiteはロングパスを受けれる怖い選手ですし、もちろんCrumplerのサイズとルートランニング能力は警戒しなければならないでしょう。この試合ではBrian DawkinsがTEをカバーする事になると思います、Sean ConsidineがMicheal Lewisのようなディープでのカバーミスをしない事を祈ります。

 ATLの強力パスラッシュDL陣ですがPatrick KerneyはすでにIR入り、John Abrahamも怪我で不本意なシーズンを送っています。怖いのはRod Colemanになりますが、ここにはTodd Herremansが居ます、パスプロテクト得意のHerremansにとっては小柄なColemanは相手をしやすいのではないかと期待します。GBから移籍していたGrady Jacksonは怪我も無く良いシーズンを過ごしているようです、Shawn Andrewsと巨漢対決になりますし、ここを押せるかどうかがライン戦の焦点になりそうです。
 Brian Westbrookは胃のウイルス感染で2ヶ月以上苦しんでいたようで、今週の練習を休んでいます。ただ、2ヶ月騙し騙しでもプレイしてきたのですから、ATL戦には出場すると思われます。Donovan McNabbが居た時にはランパスで35%のプレイでボールを持っていたのが、McNabb離脱後は50%のプレイに参加しているというデータが有るようです。さすがにちょっと使い過ぎでしょうし、一週休ませても良いとは思うのですけど。
 CB Jason Websterが欠場しそうですし、DeAngelo HallとマッチアップするReggie Brownよりも、Allen RossumとマッチアップするDonte Stallworthへのパスが有効になるでしょう。Rossumはまっすぐは速いですけど、カットに付いてくるような動きは良くないですから、縦だけでないStallworthの良い所が見れそうです。
 ラインで勝ち、プロボウル級を並べるLBを自由に動かさない事がランを出す事に重要です、余り使われないけれど、起用された時は良い仕事をしているThomas Tapehがリードブロッカーとして良い仕事をしてくれる事を期待します。

 Vickが良いか悪いかはやってみなければ分からないですから、どうなるかは予想できません。プレイオフ進出は決めていますから、プレイオフ前のランディフェンス実戦訓練としての意味合いの方が強い試合と個人的は考えています。第1シードのCHIと第2シードのNOを考えると、CHIの方がやりやすいような気もしますし、第3シードに拘る必要は無いと思います。



 去年の4巡指名でLTとして4試合に出場してリーグ屈指のDE相手に奮戦し、今シーズンはArtis Hicksを追い出してLGのスターターに昇格していたTodd Herremansが5年間の契約延長に合意しました。サインボーナス5ミリオンで総額16ミリオン程度の契約になるようで、ルーキー時の4年契約と合わせれば2013年まで契約が有る事になります。無名の2部校出身でドラフト最大のスリーパーと評価されていたHerremansは技術的に未熟で去年のキャンプでは初歩の初歩からやり直したようですが、2年目の今シーズン不動のLGとしてパスプロテクトで良い所を見せていました、最近はランブロックでも良い所を見せ始めていますし、今回の契約延長は歓迎します。ただ、Hicksも同じような期待をされ契約延長していたのですがあっさり放出しましたし、Herremansも油断は出来無いことは分かっているでしょう。


 今年の更新はこれで最後になります、良くも悪くも力を抜いて書き続けた1年になりました。無理に毎日更新するのを諦めた事でずいぶんと気楽に更新を続ける事に繋がりました、来年も出来る限り更新するつもりで居ますので宜しくお願いします。