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Jalen Reagor

2020-05-21 18:57:00 | ドラフト
 1巡21位で指名したTexas Christian大のWR Jalen Reagorの試合は2019年を2試合と2018年を1試合見て、現地のファンサイトの分析動画とか色々と見ました。
 正直、2019年の試合に関しては、QBがファーストターゲットしか見てなくてボール飛んでこない事が多いのと、その為かReagorのモチベの低いプレイ(ターゲットじゃない時1歩目から手を抜いている)が目立ちます。逆に考えるとそう言うQBならドラフト上位タレントのReagorに全部投げる、にしてしまえば良いのにターゲット散らしてるように見えますから、コーチの能力不足なのかコーチと感情的な対立のようなものがあった可能性もあるでしょう。
 2018年のOhio State戦は見ごたえがありました。今年のドラフト5巡指名のJordan Fuller #4
が1Q、2-3Qは1巡指名のDamon Arnette #3、最後はJeff Okudah #1がマンマークの相手をしています。この年のOhio Stateって左右のDEが化け物ですからTCUも今年3巡指名のOTが居ましたけれどパスプロはあっという間に崩壊をし続けています。WRとCBのマッチアップとしてもCB側にかなり有利なハンデ戦の中で相手も1流です。FullerとArnetteに対しては有利、Okudahにはスピードに乗る前にスペースを潰される上手さにやられる場面も有りましたが、内側に体を入れてのパスキャッチと良いプレイも見せています。
 カレッジでの試合を見ても、縦へのスピードは一流です(Arnrtteに縦で振り切れないプレイも有ります)お手手も悪くないです。思ってたよりも横に流れるパスを受けるのも上手いですが、縦全力から90度のカットをするような動きは平凡ですかね。ルート取りの不安説はこういうプレイからなのでしょう。

 高校時代は全米10位前後のWRとしてリクルートされる選手で、Alabama大Oklahoma大などからも声が掛かりましたがTCUに進学しています。レッドシャツ無しで2017年デビュー14試合出場で33レシーブ576ヤード8TDを記録、2年生では13試合出場で11先発72レシーブ1061ヤード9TD、3年生では12試合先発で43レシーブ611ヤード5TDを記録しました。
 
 身長5-10 5/8、体重206ポンド、腕の長さ31インチ
40ヤード4.47、ショートシャトル4.46、スリーコーン7.31、垂直飛び42インチ、幅跳び11フィート6インチ、ベンチプレス17回を記録しています。垂直飛びと幅跳びの数値は凄いです、共に今年のドラフトで2位タイの記録になります。

 長所
トップスピードと加速の両方が飛び抜けている
RACでのルートを見極める感覚
縦へのストップアンドゴー能力
リターナーとして秀逸

 短所
ルートランの未熟さ
手が届く範囲が狭い
バンプを捌く技術

 試合を見た印象、スカウティングコンバインの数値、共に縦への加速とトップスピード・爆発力が素晴らしい事は疑い有りません。横への機敏さと言う点で、速度を維持したままカーブするような動き(オープンフィールドでの方向転換)は素晴らしいのですが、狭い場所での90度ターンのような動きは素晴らしい他の種類のムーブと比べて平凡です。
 お手手ですが、トップレベルではないです。取れるボールは取りますが、ギリギリのボールをもぎ取るタイプではなさそうです。2019年に関してやる気の無さを感じるドロップも有りましたし、技術よりもメンタルですかねえ。
 外かスロットか、両方やれるでしょう。外の広い所でCBと1対1も出来ますし、LBやS相手にミスマッチを作る事も出来るはずです。

 KRとしては13回で平均24.2ヤード、PRは23回で平均17.8ヤード1TD。
 リターンを見ると飛びぬけた加速には見えません。(Devin Hesterのような異能ではないです)十分に速いのですが、ボールを持っての動き出しは超が付く一流ではないと考えます。それでも、Boston ScottからPRのポジションを奪う可能性は高いでしょう。