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Landriはなぜ毎年売れ残るのか

2012-07-06 15:30:00 | イーグルス
 ディフェンスのロスター分析はオフェンス以上に難しいです。ここ2年新加入の選手が増えてます。

DT ロスター枠5

スターター Cullen Jenkins  Mike Patterson
バックアップ Antonio Dixon  Derek Landri
PS Cedric Thornton
ドラフトルーキー Fletcher Cox
ルーキーFA Tevita Finau  Frank Trotter

 FAで加入し5.5サックを記録したJenkins、お値段に見合った仕事をしたとは言えませんが、システムによる影響が大きかったとも言えるでしょう。
 DE2人にダブルチームをさせない為のインサイドパスラッシャーと考えれば、数字以上に相手の警戒を引き付ける事が出来ています。今年もDTの一翼を担うでしょう。

 足の遅さからサックがなかなか取れないPattersonなのですが、QBハリーの数字は30を超えて一流パスラッシャー並だったそうです。
 ワイドナインで中央を食い止める仕事を期待していたのですが、簡単に突破させる結果となりました。ダブルチームを引き受けるNTの仕事ではなく、対面を一人止めれば良いシステムなのでPattersonの責任ではないですけれど。
 去年発症した脳内血管の奇形をオフに手術しています。ミニキャンプは欠席でしたしトレーニングに制約が有るかもしれません。その場合には調整遅れが懸念されます。

 1巡ルーキーのCoxがパスラッシュ時にPattersonに代わって入るのが理想形です。まだ未完成と言う印象の強いCoxですが、1対1をすり抜けてQBに襲い掛かる仕事だけならば、通用する運動能力は有ると思います。逆に、ランプレイで食い止める仕事をさせてしまうと未熟な面が出るようにカレッジでのプレイからは見えます。

 腕の怪我でのIRから帰ってくるDixonは本来ワイドナイン向けの前に脚が出るランディフェンスの持ち主です。CoxがJenkinsのようなパスラッシュ重視、DixonがPattersonのようなラン重視の位置で後任となってくれる事を期待します。ただ、去年怪我するまでのプレイはそこまで良く無かったですけれど。

 FA市場で売れ残って戻ってきたLandriなのですけれど、去年チームで一番良いDTだったように見えます。なぜ売れ残ったのかが私には分かりません。
 圧倒的なパワーもスピードも無いですけれど、簡単には抜かれないでそこそこOLを打ち破る事も出来ます。良くも悪くも3番手のバックアップ止まりなのでしょうけれど、チームを活気付ける選手だと思います。

 ロスター入りの5人は順当にここまでで決まりだと思うのですけれど、コーチからのLandriの評価の低さが気になります。去年もCARで16試合先発なのに売れ残ってキャンプ中に契約でした。

 去年のルーキーFAでPSに長く居たThorntonがLandriを打ち負かすかもしれません。個人的にはあまり良く見えないのですけれど、去年のキャンプでコーチの評価が良いと言う記事を何度か見ています。

 Trotterは既にJACを一回カットされているルーキーFAです。

 Tevita Finauは6月22日に契約したルーキーFAでARIを解雇されての加入です。
 身長6-4 288ポンドでUtha大出身、40ヤード5.04でショートシャトル4.53、スリーコーン7.24、垂直跳び28インチ、幅跳び8フィート4インチ、ベンチプレス23回を記録しています。
 
 上位6人で5つの椅子を争う事になるでしょう。順当に上位5人がロスター入りし、Thorntonはもう一年PSに居る事になると考えます。