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主軸のFAをどうするか

2009-02-14 22:06:18 | イーグルス
 サラリーキャップは44ミリオン空いているらしいのですが、プロボウル経験者3人を含め大量のFA選手が居ます。この44ミリオンもへそくり込みでしょうし、実際は25-30ミリオン程度だと推測します。

 UFAリスト

 TRA Thomas
 1998年の1巡指名で入団以来LTとしてQBの背後を守り続けました。背中の怪我で手術経験が有りますし、膝も悪く足が前に出なくなっています。血栓が出来やすくコンディショニングにも問題が有り、健康状態は良くありません。しかし、今でもリーグトップクラスのパスプロテクト能力を維持していますし、2008シーズンはプロボウルに選ばれてもおかしくないだけのプレイを見せました。

 個人的には再契約する必要が有ると考えています、Donovan McNabbが背後を気にせずレシーバーを探せるのはTRAの貢献が大きいです。35歳になる事とランブロックが全く期待出来ないのは問題ですが、後継者候補だったWinston Justiceが期待外れに終わりましたし、今居なくなると致命的な影響が出るでしょう。


 Jon Runyan
 2001年にFAでチームに参加して以来全ての試合で先発出場を続けています。36歳になる年齢と度重なる膝の怪我ですでに往年のプレイは出来ませんが、ユニットリーダーとしての統率力はチームに必要です。膝の内視鏡手術を受けました、復帰は早くて6月、遅ければ8月になりそうです。

 比較的獲得が簡単なRTで有る事、怪我で復帰出来るかが怪しい事、怪我が治ったとしてもすでに下り坂で往年に力を出せるかが分からない事。これらを考えると再契約する事は無いようにも思えますが、ドラフトで取って1年育てるのがチームのやり方ですし1年契約で確保しつつドラフト上位で指名する可能性も有るでしょう。


 Brian Dawkins
 チームキャプテンで人望厚く良い子揃いのチームの中では激しい闘志を露にして雰囲気を盛り上げます。FSとしてはスピードが落ち、レシーバーとのマンカバーに敗れる事が増えました。それでもブリッツとランサポートは一流ですし、使い方次第ではまだまだ現役続行が可能でしょう。

 絶対に再契約しなければなりません、リーダーとしての能力だけでも再契約する価値は有ります。FSとしてはもう落ち目ですが、使い方さえ間違えなければまだまだ現役続行する事が出来るでしょう。

 
 L.J Smith
 フランチャイズタグを貼ってまでチームに残したのですが、期待に沿うだけの働きはしていません。ディープに走るスピードは有りますが、サイズとキャッチ力にブロックは平均程度ですしトップクラスの給料を貰うような選手ではありません。

 安ければ再契約をしても良いと思いますが、本人は高級を貰う価値が有ると信じているようです。実際パスレシーブ型のTEが必要なチームからそれなりのオファーを貰う事が出来るでしょう。


 Correll Buckhalter
 スターターで使えば100ヤード走れるのに、ローテーションで1試合5キャリーすらさせてもらえません。使い方さえ間違えなければNo2RBとしては平均的な能力を持っていると思いますし、膝を3度手術して復帰してきた経験は若手に良いお手本になる存在です。
 
 再契約して欲しい選手なのですが、Brian Westbrookを休ませる事が出来ないのですからチームに居る必要が有りません。スターターとして迎えるチームも無いですし、2番手としての年俸での再契約をしておいて、ドラフト上位でRBをもう1枚獲得、Buckhalterには3番手として控えてもらうのがチームにとってはベストのシナリオです。


 Joselio Hanson
 公称5-9、実際はもう少し小さく見えるサイズの無さの為にレシーバーとの1対1では無力です。しかし、ランサポートとブリッツの技量は高く、使い方次第でどうにでも変わっていく選手です。ニッケルと言うよりもダイムでの出場がベストだと思いますし、高給でオファーされる事は無いでしょう。

 ニッケル・ダイム要員にブリッツさせるのが好きなチームにフィットしたCBですし再契約して欲しい物です。Lito Sheppardの放出が確定していますし、そう言う意味でもHansonとの再契約は必須になります。


 Sean Considine
 マークしているようでただ走っているだけの背面マークもどきから、勝負どころでTDをプレゼントする為にフィールドに立つのがConsidineの全てです。コーチの指示を理解する良い子らしいのですが、練習で出来る振りをしているだけで実戦では何も出来ないのですから使い物になりません。ただ、STではタックルカバー共に優秀です。

 ST枠での残留はあるかもしれませんが、もう名前を見るのも嫌ですし、DBとして出て来るだけで狙われないように祈らなければならない選手を引き止めないと思いたいです。

 RFAリスト

 Hank Baskett ルーキーFA
 6-4の高さを活かしたミスマッチを狙うというよりも、サイズの割に縦へのスピードがある事を活かした一発狙いで起用されてきました。一番の売りはTEコンバートの噂が毎年出るほどのブロック力でCB相手のダウンフィールドブロックは強烈です。課題はキャッチ能力でイージーなパスをポロポロ落とします。

 やっとレッドゾーンで使ってもらえるようになりましたし、チーム随一のサイズを持つレシーバーとして4年契約程度のオファーをしておきたい所です。とりあえず2巡が貰えるミドル枠でのオファーをしておいて長期契約をする事になるでしょう。


 Nick Cole ルーキーFA
 Shawn Andrews,Max Jean-Gillesの離脱でRGのスターターに入りました、フルシーズンのスターターになるような選手では有りません。LT以外全てのOLポジションでプレイが可能な器用さは生き残る上で大きな助けになるでしょう。ランブロック型ですが、圧倒的なパワーを持つわけではありません。

 バックアップ程度の契約なら残したいのですが、去年ドラフトした若手が3人居ますし育成目的の若手程度の能力ならば居場所がありません。ミドルをオファーするのか、他所に取られた時に見返りが無いのを覚悟しつつローテンダーを出すのか、その程度の選手でしょう。

 
 ERFA

 Tank Daniels
 STでの堅実なプレイが売りで、LBとしては期待出来ません。ST枠でキープするほどの選手なのかは微妙な所でしょう。

 3年目扱の為にもう1年最低年俸で所持する事ができます。STでは良い働きをしていましたし、オファーは出すでしょう。キャンプで若手に負けるようならばカットすれば良いのですから。


 Dawkinsは100%残すでしょう、本人も残りたいと表明しています。Hansonも戦術に合う選手ですし残して欲しい物です。TRAとRunyanを両方残す事は無いでしょう、両方放出の可能性も有りそうです。BaskettとColeはオファーされるでしょうから少なくても来年はチームに居るはずです。
 他の選手がどうなるのかは予想が難しいですが、入れ替えを進める事になると思います。BuckhalterとL.Jは残しても良いと思いますけれど、残してどうするのかが見えてこないのです。