女優をメインにした映画感想のはず

女優力とは、その映画での女優さんの魅力です、女優自体の評価ではなく、また客観性は1ミリありません。音楽やサッカーもあり?

ジェイン・オースティンの読書会:エミリー・ブラント

2009-07-21 11:12:11 | 映画
女優力 81%!  (見るからに面倒くさい女役)

プラダを着た悪魔で、その透明感のある美貌にがんばってる姿で
好感を得たエミリー・ブラントだったが、今回は真逆な役か?
切っただけの髪に、ださいファッション、高校のフランス語教師。
親の育て方がまずかったし、夫の理解を得られず、人生を上手く生きられてない。
ちょっと気になる美少年の生徒は、自分の事が好きなようだが
教師の立場もあるし困ったような嬉しいような気分。
見かけと表情でそんな女教師を上手く演じている。
まぁ、元々が奇麗なんでださい髪に服でもそれなりの透明感は健在だ。
しなやかな感じで薄いブルーだかグリーンの瞳が美しい。
ちょっとクールな感じが良いね。

この映画、読書会というのがテーマ。
なんかジェイン・オースティンの6冊の著書について
月1くらいで一人一冊割当てそれぞれの自宅で語り合う。
これってアメリカでは普通なのかな?
面白いことやるね、ホームパーティの変形かな?
それぞれ問題を抱えた5人の女性に1人の男性が集まっての読書会に
彼らに関わる人達もからんで話は進んで行く。
色んな人間模様が描かれるというとこでは、ラブアクチュアリーとかみたいな感じかな。
読書会というので、話の見当がつかなかったけど、意外と面白かった。
登場人物が、なかなか独身から踏み切れない女性、夫から離婚を切り出されてショックな女性、
その娘で相手が次々変わるビアンで危険なスポーツ好き、世話役適な結婚歴多数の女性、
SFファンでオースティン初心者の男性、それに前述の女教師のエミリーと、多彩で興味深い。
重すぎず、軽すぎずといった描き方に好感が持てた。
最後は、一応みんなでハッピーエンドだったしね。
女優も知った顔が多く、先日ハムナプトラ3で見かけたマリア・ベロに、良く見かける初老の女性、
ビアンな娘も絶対どこかで見たけど思い出せない、その母親はプライベート・プラクティスだね。
エミリーに好意を寄せる高校生は、えらい魅力的に撮られてたね。
エミリーでなくとも女性ならくらっと来るかも?

SFファンの青年がマリア・ベロにお薦めのSFがル・グインというのは納得かな。
やっぱ「闇の左手」とかなのね(^^、まぁ、「ゲド戦記」はSFじゃないしね。