女優をメインにした映画感想のはず

女優力とは、その映画での女優さんの魅力です、女優自体の評価ではなく、また客観性は1ミリありません。音楽やサッカーもあり?

ラストコンサート:パメラ・ヴィロレッジ

2006-07-15 09:31:54 | 映画
女優力 68%! (若さだけでこの%を叩き出す?)

実に初々しく健気な少女、パメラ・ヴィロレッジ。
この映画以外出演作があるのかは知らないが、
凄い美人でも、極端にかわいいわけでもない彼女が
この映画では存分に魅力を放ちまくってる。
多分、その時期しか持ち得ない魅力がフィルムに
残ったということだと思う。
失礼ながら成長して美しくなるタイプには見えないもんなぁ。
もっとも、どう成長したかは知らないから邪推かも知れない。
美しく成長したなら、それにこしたことはない。

映画は、日本・イタリアの製作で、イタリア人とイギリス人が主役で
フランスを舞台に英語で演じられるという
よく分からない作品。
あんまりストーリーがない、難病ものの恋愛映画という典型、
音楽の曲が少ない、無名の主演俳優達、多分低予算
とあげれば切りがないくらい駄作B級要素のつまった映画。
しかし、出来上がった作品はけっして悪くない。
いや、むしろなんか良い。
大金かけて、豪華な役者揃えて、脚本を練りに練っても
駄作が出来上がることがあるのと対照的な作品。
なにが良いかというと、美しい風景と、はまりまくった主演女優、
少ない曲数であるが合った時は素晴らしい音楽。
話がないというのも逆に良い方に作用している、無駄な装飾が無い感じ、
難病物であることが冒頭で分かるのに途中までは忘れてしまうし、
後半病気が出てきても描き方が割とあっさりしている。
微妙なバランスで良い映画になってしまったのかな?
上手くはまった人には、忘れられない大事な作品になったようだ。

この映画、「カサンドラクロス」を見に行って併映で見て
気に入った人が多いようだけど、実は、自分にもその記憶がある。
だから、見た事は覚えていたけど、どちらも内容は忘れてた。
当時は、どう感じてたのかなぁ?