牛頭天王信仰とその周辺

牛頭天王(ごずてんのう)信仰とそれに関係する信仰や情報を紹介するブログです。

清水区由比桜野の薬師堂・牛頭天王社

2016-05-20 10:48:27 | 日記
清水区由比桜野の薬師堂・牛頭天王社




東海道由比駅と蒲原駅の間の国道76号(東海道広重美術館と延命寺との間の道)を北進し、まず、由比北小学校をめざします。さらに北進。奥田青果倉庫付近のいろいろな表示のある道を左に行きます。「銚子口の滝」の方向を行きますが、ただし、「銚子口の滝」まではいかず、朝日堂をすぎ、桜野茶共同工場手前の道を左に行きます。(小さな橋を渡ります。)桜野の集落の200mくらい先の右側に塔が見えますが、そこにあるのが薬師堂。そして、さらに100mくらい進むと右に曲がる道があり、そこを進むと牛頭天王社。


車で行くのが望ましいと思います。車のない場合は、桜野集落を知っている運転手のタクシー利用がいい と思います。

 江戸時代の、薬師如来の垂迹(化身)としての牛頭天王神と、仏教としての「祇園信仰」を今に伝えています。おそらく、山間部のため、埼玉県の竹寺同様、明治維新政府の通達「牛頭天王類の信仰を禁止した通達」が届かなかったため、牛頭天王社が残ったのでしょう。

 現在、茶の栽培を中心に農業を行っている桜野の人たち。桜野の集落は11世帯。その人たちによって毎年10月お祭りをしているとのことです。薬師堂と牛頭天王社の、今後の管理が心配されます。歴史的建造物としての行政の支援が望まれます。

 由比の町(旧東海道沿い)には国家権力(徳川幕府)と闘った由比正雪の生家があります。この日、帰りに寄ってみました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿