牛頭天王信仰とその周辺

牛頭天王(ごずてんのう)信仰とそれに関係する信仰や情報を紹介するブログです。

礼林寺境内の牛頭天王社

2013-01-07 03:07:41 | 日記
礼林寺
千葉県市川市大野町4-3067


 以前このブログで紹介した千葉県市川市の礼林寺です。今回は境内の牛頭天王社の写真を掲載しました。
 武蔵野線市川大野駅下車徒歩12,3分。
 市川大野駅を出て左に進み本光寺のところのT字路を曲がらないで行き、セブンイレブンと「礼林寺墓苑」看板のある道を右に曲がります。再び「礼林寺墓苑」看板があり、そこを右に入って行くとすぐに見えてきます。
 お寺の中にある牛頭天王社。旗には「南無牛頭天王」と書かれています。ですから、仏式の合掌にてお参りします。お堂の中に男の大きなシンボル像が安置されています。子宝のご利益を期待するためのものでしょうか。

三浦半島長井の八雲神社

2013-01-06 07:10:34 | 日記
三浦半島長井の八雲神社
横須賀市長井1-5-1
京浜急行三崎口駅から横須賀駅行バス乗車。長井バス停留所で降りて三崎口方向へ少し戻り嘉山病院のある道に入り、右に曲がり、T字路を左に行きます。小さい山の上が八雲神社。今でも古老たちには「天王様」と言われている神社です。年に3回神楽の奉納が行われているとのことです。


迎春の天王社ー三浦半島和田の天王社ー

2013-01-05 11:49:12 | 日記
迎春
 今年はヘビ年。『ほき内伝』には蛇毒気神が牛頭天王の王子として描かれていますし、『群書類従』には蛇毒気神が今御前(側室)として描かれていますので、牛頭天王には縁のある年とも言えます。
 ヘビは草むら・水中・樹上・地下とその生息域は多様です。直下型大地震などの大災害が妄想でなくなった現在、わたしたちひとりひとりはいつ避難生活になるかわかりません。「備えあれば憂いなし」で、単に神仏に祈って努力しないのではご利益はやってきません。先ず、ヘビのように、生活場所を多様に考え、避難・移動といった事態になっても堂々と生きていく覚悟が必要と思います。逆にそういう者に運が回ってくるとも思います。
「ヘビは金運をもたらす」などと言うのは、江戸時代の貨幣経済が進展してからの観念であり、そんな観念にとりつかれて、ヘビの多様性や「生態系の要(ヘビが多くいるところは動植物が豊か)」という存在を学ぼうとしない者は、金運どころか精神そのものを衰えさせてしまうでしょう。




さて、今回は三浦半島和田の天王様。
三浦市初声町和田2590番地付近
 京浜急行三崎口駅から横須賀駅行バス乗車。和田停留所で降りて50mくらい戻り、信号のところにある「YMCA神奈川県立三浦ふれあいの村」の看板の矢印方向の道を行くと100mくらい先の左手にあります。その坂道を地元の人は「天王坂」と言っているようです。境内に和田義盛の里碑があります。
 正しくは八雲神社ですが、看板には「天王様」として先ず書かれており、「牛頭天王神社」であることも明記しています。


「天王祭」として大々的にお祭りは行っておらず、夏に地域の子ども対象のお祭りをしているようです。
近くに「天王山大泉寺」がありますが、江戸時代にはこの「天王社」の別当寺だったのかもしれません。