牛頭天王信仰とその周辺

牛頭天王(ごずてんのう)信仰とそれに関係する信仰や情報を紹介するブログです。

東京都立川市の八雲神社

2014-01-07 21:24:19 | 日記
東京都立川市の八雲神社
 東京都立川市一番町2-4


JR中央線立川駅から徒歩ですと1時間以上かかるかも・・・・。バスかタクシー利用の方がいいでしょう。
 五日市街道に出て五日市方面に進みます。途中立川水天宮が見えます。そのさらに2kmくらい先。「天王橋信号」付近に鎮座。小さな神社ですが、地元の人たちからは「天王様」と慕われている神社です。地蔵尊も境内にあり昔の神仏習合の名残を見せています。
 わたしは仕事を終えてからの訪問。辺りは真っ暗になっていました。





埼玉県栗橋の八坂神社

2014-01-06 12:47:28 | 日記
 栗橋の八坂神社
 埼玉県久喜市栗橋北2-15-1



 JR宇都宮線栗橋駅を降りて、バスの通り道を利根川の方に進みます。静御前のお墓を過ぎて、突き当り(栗橋駅信号入口)を左に100mくらい行くと見えてきます。徒歩15分くらい。利根川の岸に位置しているとみていいでしょう。ということで「狛犬」ではなく拝殿前には「鯉」が二匹。
 三が日、参拝客でにぎわっていました。甘酒をごちそうになりました。地元に人に慕われている神社であることがわかります。由緒書も丁寧に書かれていて、ここが牛頭天王社であったことがわかります。




 ただ、夏のお祭りは「夏祭り」とポスターに書かれていて、「天王祭」「祇園祭」とは称していないようです。



東京調布市国領町の牛頭天王石像

2014-01-03 07:09:18 | 日記
 東京の調布市、京王線布田駅近くに常性寺というお寺があります。正しくは医王山長楽院常性寺。ですから御本尊は薬師如来。しかし、このお寺、「調布の不動様」で有名。というのは江戸時代に「中興の祖」が成田山の不動明王を勧請したから。境内には今年の干支、午に関係する馬頭観音像もあります。

常性寺全景


常性寺馬頭観音

 常性寺の北側地域は「八雲台」という地名です。ところが、旧牛頭天王神社が見当たりません。 ただ、国領神社という神社があり、神社側の由緒説明によれば、第六天社(大六天社)と、スサノヲノミコトを祀っていた神明社だった2つの神社をまとめ國領神社として、さらに明治42年に天照大御神を合祀したとのこと。しかし、おかしいではありませんか。神明社でスサノヲが祀られて、アマテラスは祀られてこないで明治の末になって祀りだしたとは・・・。神明社ならその付近も「神明町」となるはずでしょう・・・・・。しかし、「八雲」・・・・。
 推理小説のように、この謎を解き明かすのは、わたしのように、シュールな絵やストーリーマンガを描いてきた者には正直言って楽しいものです。
 常性寺とは反対側(布田駅の南側)歩いていきます。椿地蔵前信号を越えてセブンイレブン近くまで行った道を左に行くと国領町6-17付近の道のわきに「牛頭天王」と書かれた石像があります。

「馬供養」に馬頭観音像を立てたこともあった江戸時代、同様に、地元の人が牛供養に立てた「牛頭天王」石像のようですが、「牛頭天王」の名前が地元の人たちに浸透していたことがわかります。
 要するに、この付近も、江戸時代、牛頭天王信仰の地でもあり、その関係の「八雲」の地名だったと想われます。別当寺はもちろん薬師如来を本尊にする常性寺だったのでしょう。しかし、明治維新を迎え寺社側はそういうことには触れたくなかったということでしょう。そこで「八雲」の地名だけが残ったのでしょう。






初詣  埼玉県久喜市天王院

2014-01-02 20:56:41 | 日記
 天王院
 埼玉県久喜市本町1-2



JR宇都宮線の久喜駅のメインストリートを歩いて約8分。中央公民館の向いにあります。境内の中に八雲神社が鎮座。道道にはいくつもの「ちょうちん祭り(7月に行われる天王祭)」の看板があり街あげての最も大きな行事になっていることが分ります。


 1月2日私が行ったときには初詣客は誰もいませんでした。境内横の八雲神社もひっそりとしたまま鎮座。街をあげてのお祭りがこの八雲神社の祭りということを、久喜の人たちは知っているのでしょうかと正直のところ思ってしまいました。
 しかし、久喜市教育委員会がきちんと説明してくれていますし、神社が寺院の中にあるという、神仏習合時代の名残を今に伝えている貴重な存在と思います。



迎春

2014-01-01 09:51:52 | 日記
 googleで「牛頭天王信仰」と検索すると、ウキペディア(インターネット百科事典)の記事の次に出てくるのが、このブログ。牛頭天王信仰を語る場合、このブログが注目されている証とみていいでしょう。開設者としてうれしい気持ちです。しかし、わたしは宗教者でも学者でもなく、表現活動に身を置く者ですから、なかなか更新できない現実の中にいます。もっとも、忙しいということは、牛頭天王のご利益と考えていますが・・・・。今年も企画・お呼ばれ等々、あわただしく動くことになりそうです。そういう中ですが
①中部・西日本の牛頭天王寺社巡り
②牛頭天王関係の古文書購読
③牛頭天王に関する研究者の文献紹介などしていきたい気持ちです。
 
 関東はすでに高濃度の放射能地帯と化しています。厳しい状況の中ではありますが、蘇民将来のごとく「貧しいながらも手を差し伸べる」態度を忘れず、牛頭天王信仰について調べていく所存です。