牛頭天王信仰とその周辺

牛頭天王(ごずてんのう)信仰とそれに関係する信仰や情報を紹介するブログです。

廣峯神社とその牛頭天王観

2015-04-30 05:13:13 | 日記
廣峯神社
姫路市広嶺山52


 姫路駅から神姫バス乗車。「広峰」行で「広峰」下車。バス停より徒歩30分くらい。

牛頭天王信仰の「総本宮」は京都の八坂神社ではなく、当社と主張している廣峯神社ですが、年間行事の中には祇園祭も天王祭も見当たりません。

 注目すべきは牛頭天王を「疫病神」(疫病退散の神)としてよりも、陰陽道の影響を受けて「暦神」であることを重視していることです 。

 拝殿は仏教の影響のあるつくりになっていて、本殿は神社様式。当社では、仏教においては薬師如来・牛頭天王ですが、神道と習合した場合はスサノヲノミコトとなり、陰陽道と習合した場合は武塔天神となるといった説明もしています。

 境内には蘇民将来社 をはじめとして、蛭子社など多くの境内社があります。



 当社の蘇民将来符は木札を茅の輪で囲むようにして作られていて「個性的」です。