オオクニヌシノミコトは『古事記』においては「大穴牟遲神(おほなむぢのかみ)」「大国主神(おほくにぬしのかみ)」と書かれることが多いのですが、ご当地の『出雲風土記』では「大穴持命(おほなもちのみこと)と書かれることがほとんどです。
「大国主」と言う方がかっこいいと思いますが、『出雲風土記』は表向きはヤマト政権に従うというポーズをとるため、あえて大きな名前をつけず「大穴持命」としたとも考えられますが・・・・・。しかし、それは理由のひとつで、他にも理由があるとわたしは考えます。
埼玉にある鷲宮神社は「由緒略記」によると、「出雲族の草創に係わる関東最古の大社」とあり、天穂日命(あめのほひのみこと)とその息子武夷鳥命(たけひなとりのみこと)が「大己貴命(おおなむぢのみこと=オオクニヌシノミコト)を祀ったことに始まるとのことです。関東の氷川神社は主祭神はスサノヲノミコトですが、オクニヌシノミコトを併せて祀っていることが多いと言っていいでしょう。そこにおいても「大己貴命(おおなむぢのみこと)」と書かれることが多いと言っていいでしょう。「大国主」とは書かれないし、言われないのです。ヤマト政権を意識してのこととも思いますが、理由は他にもあると思います。
「大蛇(オロチ)」の「チ」は蛇を意味します。「ミ」も蛇と考えられます。古代日本では、「ムシ」は昆虫や蛇を指した言葉だったとのことです。
吉野裕子という学者の説によれば、蛇の古語は「カカ」で、それが変化したのが「ハハ」で、「カカ」「ハハ」は蛇を意味しているとのことです。恐らく正しいでしょう。実際、学術名「ヤマカガシ」という蛇がいます。
「チ」「ミ」「カカ」「ハハ」「ムシ」などの言い方があるということはそれだけ蛇への関心を原始人・古代人強くもっていたということでしょう。
「大きな穴」「ムヂ」または「チ」は「大きな穴にすむ蛇」の意味で、オオクニヌシノミコトを「大蛇神の化身」と考えたからこそ生まれた言葉とわたしは想像します。オオクニヌシノミコト自身が自分をそう言っていたのでしょう。
鷲宮神社・氷川神社で遣われる「大己貴命」の「己」の文字は、なんと「蛇の形」に似ているではありませんか。思いすぎでしょうか。
「大国主」と言う方がかっこいいと思いますが、『出雲風土記』は表向きはヤマト政権に従うというポーズをとるため、あえて大きな名前をつけず「大穴持命」としたとも考えられますが・・・・・。しかし、それは理由のひとつで、他にも理由があるとわたしは考えます。
埼玉にある鷲宮神社は「由緒略記」によると、「出雲族の草創に係わる関東最古の大社」とあり、天穂日命(あめのほひのみこと)とその息子武夷鳥命(たけひなとりのみこと)が「大己貴命(おおなむぢのみこと=オオクニヌシノミコト)を祀ったことに始まるとのことです。関東の氷川神社は主祭神はスサノヲノミコトですが、オクニヌシノミコトを併せて祀っていることが多いと言っていいでしょう。そこにおいても「大己貴命(おおなむぢのみこと)」と書かれることが多いと言っていいでしょう。「大国主」とは書かれないし、言われないのです。ヤマト政権を意識してのこととも思いますが、理由は他にもあると思います。
「大蛇(オロチ)」の「チ」は蛇を意味します。「ミ」も蛇と考えられます。古代日本では、「ムシ」は昆虫や蛇を指した言葉だったとのことです。
吉野裕子という学者の説によれば、蛇の古語は「カカ」で、それが変化したのが「ハハ」で、「カカ」「ハハ」は蛇を意味しているとのことです。恐らく正しいでしょう。実際、学術名「ヤマカガシ」という蛇がいます。
「チ」「ミ」「カカ」「ハハ」「ムシ」などの言い方があるということはそれだけ蛇への関心を原始人・古代人強くもっていたということでしょう。
「大きな穴」「ムヂ」または「チ」は「大きな穴にすむ蛇」の意味で、オオクニヌシノミコトを「大蛇神の化身」と考えたからこそ生まれた言葉とわたしは想像します。オオクニヌシノミコト自身が自分をそう言っていたのでしょう。
鷲宮神社・氷川神社で遣われる「大己貴命」の「己」の文字は、なんと「蛇の形」に似ているではありませんか。思いすぎでしょうか。
己の字がヘビの形だからっていうのはOパーツかと