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健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

がん細胞を駆逐する新物質を発見

2014-11-10 08:30:25 | 研究
先日、がん細胞を狙い撃ちする分子標的薬の新しい有力候補となる化合物が発見されたことが報道されていました(YOMIURI ONLINE)。研究では、がん細胞の増殖で重要な役割をする「TOPK」というタンパク質に注目。30万種類の化合物の中から、TOPKの働きを妨げる化合物を探し出したそうです。この化合物を、肺がんのマウス6匹に週2回ずつ3週間、注射したところ、5匹のがん細胞は最初の注射から25~29日後に完全に死滅したというのです。TOPKの働きが妨げられ、がんの細胞分裂が止まったとみられるそうです。化合物をそのまま投与すると白血球が減るなどの副作用があったが、化合物を脂質の膜で包む改良を加えると、副作用は小さくなったということです。日本で増え続けるがん。夢の治療薬が時期に開発されのもそんなに遠くないのかもしれません。

幹細胞から人間の「胃」作製

2014-11-09 08:30:41 | 研究
幹細胞を使って、ヒトの胃組織の小さな塊である「ミニ胃」の作製に世界で初めて成功したとの論文が、Natureに発表されたそうです(AFPBB NES)。論文によると、この胃オルガノイドは胃細胞に進化するように誘導された多能性幹細胞でできているそうです。多能性幹細胞を「分化」させる、すなわちある細胞をある臓器になるよう誘導するには、その分化する期間である「胚発生過程」で生じる化学的段階を特定する必要があります。この化学的段階を再現したところ、多能性幹細胞は、気道と消化管を形成する細胞の「内胚葉細胞」へと変化。そして内胚葉細胞を生化学的に誘導し、粘液やホルモンを分泌する胃領域の「前庭部」の細胞が出現したそうです。ただ今回作製された胃オルガノイドはまだ予備的な段階にあり、移植用の組織や完全な機能を備えた胃からは程遠いものだとも。それでもマウスを用いた初期試験は、胃オルガノイドが消化性潰瘍で生じた胃の穴をふさぐ「継ぎ当て」として機能する可能性があることを示唆しているそうです。胃オルガノイドはまた、立体構造を形成するよう幹細胞を誘導する方法において重要な前進をもたらしたと。さらに「ミニ胃」として、がん、糖尿病、肥満症などの疾患を研究するための試験台として利用できるそうです。

願書受付中

2014-11-08 08:30:20 | 研究
一昨日(木曜日)より、「平成27年度選抜入試二期」の募集が始まりました。締め切りは11月21日(金)です。
研究内容については柔軟に対応します。まずはお問い合わせください。

豊橋創造大学大学院健康科学研究科一般・社会人選抜入試二期(共通)

願書受付期間(必着):
平成26年11月6日(木)~平成26年11月21日(金)

入試日:
平成26年11月26日(水) 午後

合格発表:
平成26年12月5日(金)

今後の入試日程は、以下の通りです。

一般入試三期および社会人選抜入試三期(共通)

願書受付期間(必着):
平成27年2月9日(月)~平成27年2月20日(金)

入試日:
平成27年2月26日(木) 午後

合格発表:
平成27年3月7日(土)

応募要項や願書締切など大学院の入試および全般的な事柄についての詳細は、本大学院HP(http://www.sozo.ac.jp/department/health-science/examination.php)をご参照ください。
お気軽にお問い合わせください。


研究員は随時募集しています。まずは連絡をお待ちしています。


連絡先

豊橋創造大学大学院健康科学研究科
生体機能学分野
後藤勝正
〒440-8511 愛知県豊橋市牛川町松下20-1
E-mail:goto「アット」sozo.ac.jp(「アット」の部分は、@に変更してください。)

豊橋創造大学入試広報センター
TEL:050-2017-2100

たくさんのご応募お待ちしています。

救急無人飛行機

2014-11-07 08:30:11 | 研究
心臓発作を起こした人のもとに、生死を分ける発作後の数分以内に除細動器を空から届けることが可能な「救急無人飛行機」の試作機が、オランダの大学に所属するベルギー人学生によって公開されたそうです(AFPBB NEWS)。この無人飛行機は、最高時速100キロで飛行できるそうです。欧州連合(EU)では毎年約80万人が心停止を起こしているそうですが、生存率は8%。この救急無人飛行機は、12平方キロの範囲内であれば1分以内に、除細動器を患者のもとに届けることができ、生存率は8%から80%に上昇する可能性があるとのこと。この無人機は救急サービスを表す黄色で塗装され、6個のプロペラで駆動し、重さ4キロの荷物を運搬可能。今回の場合、運ぶのは除細動器とうことです。無人機は携帯電話での緊急通報を探知し、GPSで現場へ。現場に到着すると、救急医療隊員などの操縦者は、機体に機載されたカメラを通じ、現場の状況を映像で確認し、患者のそばにいる人に指示を伝えることができるそうです。ちなみに無人機1機の価格は、1万5000ユーロ(約210万円)前後になる見込みだそうです。

牛乳飲みすぎ

2014-11-06 08:30:02 | 研究
牛乳をたくさん飲むと、骨が強くなり健康になるという人もいますね。British Medical Journalに発表されたスウェーデン人を対象とした調査では、牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの結果が示されたそうです(AFPBB NEWS)。調査は、39~74歳の女性6万1000人を対象にした約20年にわたる観察記録と、45~79歳の男性4万5000人以上を対象にした11年間の観察記録に基づいたものだそうです。参加者が提供したデータには、食事、ライフスタイル、体重、喫煙習慣、運動頻度、教育水準、結婚歴などで、この期間中、対象者のうち2万5500人が死亡、2万2000人が骨折を経験したそうです。牛乳の摂取量が多くなっても骨折の危険性は低下せず、むしろ死亡率の増加と関連する可能性があることが分かったそうです。女性の10年間の死亡率は1000人当たり126人だったが、牛乳を1日3杯以上飲む人では同180人だったそうです。1日に飲む牛乳の量が1杯以下の人では、この割合は同110人だったそうです。女性が股関節部を骨折する割合は、牛乳摂取量が多い人で1000人中42人、平均で同35人、牛乳摂取量が少ない人で同31人。1日3杯以上の牛乳を飲む女性は、1日1杯未満の人と比べ、死亡率が90%高く、股関節部の骨折が60%多く、骨折全般では15%多かったというのです。一方の男性では、死亡率の差は比較的小さかったそうです。10年間の死亡率は、1日3杯のグループで1000人中207人、平均で同189人、摂取量が少ない人で同182人。骨折の割合では、牛乳の摂取量による違いはほとんどなかったそうです。また、チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品の摂取量が、特に女性の間での死亡率と骨折頻度の低下と関連することも確認できたそうです。推測される理由の一つとして、チーズと違い、牛乳には糖類の一種「D-ガラクトース」が多く含まれているが、D-ガラクトースは動物実験で老化を促進し、寿命を縮めるとの結果が出ているそうです。ただしこの結果は、異なった乳糖(ラクトース)耐性を持つ別の民族グループには当てはまらない可能性を指摘しているそうです。また、牛乳の栄養レベルは、栄養価の強化や、乳牛の飼料などによっても違いが生まれるとも。また、研究結果は、「因果関係の逆転」と呼ばれる現象でも説明できる可能性があるそうです。骨折の恐れが高くなる骨粗しょう症を患う人が、牛乳の摂取量を増やし、骨折が起きた際にその原因が牛乳にあるとされてしまう可能性だそうです。まだまだ調査が必要ということでしょう。

現代の英国人の歯周炎はローマ時代より多い

2014-11-05 08:30:17 | 研究
現代の英国人の歯周炎はローマ時代より多く、歯ブラシや歯科医の登場にもかかわらず、現代の方が口腔衛生は悪化しているとする研究論文が、British Dental Journalに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。イングランド南西部PoundburyのRomano-British時代の墓地から出土し、英国自然史博物館に収蔵されている紀元200~400年頃の人間の頭蓋骨303個を調査したところ、中程度から重度の歯周炎の痕がみられた頭蓋骨はわずか5%程度だったそうです。 これに対し、現在の英国では成人の15~30%が歯周炎にかかっているすです。現代人の大半は軽度の歯周炎にかかっており、喫煙や糖尿病のような疾患が加わるとより深刻な慢性歯周炎になって歯を失うこともあるとも。一方、ローマ時代の頭蓋骨では歯周病の痕は少なかったが、感染症や膿瘍の痕は多く、また全体の半数に虫歯があったそうです。また大人になるまで生存した人々の寿命は大体40代だったそうですが、若い頃から歯の摩耗が激しかったことが示されており、これは粗粒穀物を主体としていた当時の食生活に原因があると考えられるそうです。ちなみに、歯周炎の痕はエジプトのミイラにもみられるそうで、バビロニア人やアッシリア人、シュメール人、古代の中国人が残した文献でも言及されているそうです。

医療費の問題

2014-11-04 08:30:55 | 研究
2012年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額(国民医療費)が、2011年度比6267億円増(1・6%増)の39兆2117億円だったと厚生労働省は先月発表したそうです(共同通信)。国民1人当たりでは5600円増(1・9%増)の30万7500円で、いずれも6年連続で過去最高を更新したそうです。高齢化に加え、医療技術の高度化や薬の高額化で費用が膨らんだことが主な要因だそうで、入院・受診日数は減ったため、総額の増加幅は前年度の3・1%から圧縮されそうです。国民医療費が国民所得に占める割合は11・17%ということです。労災分などを除いた国民医療費の98%程度をカバーする概算医療費は、既に13年度分が公表され、39兆3千億円。今後も増加が続くとみられています。国民医療費を年齢別でみると、65歳以上の医療費が22兆860億円で全体の56・3%。このうち75歳以上は13兆5540億円で全体の34・6%。1人当たりでは65歳以上が71万7200円、75歳以上は89万2100円。この数値、どう考えますか。国民的な議論が必要ですね。この国民医療費は、保険診療の対象となる病気やけがの治療にかかった費用の推計。保険外の診療や健康診断、正常な出産などは含みません。

大学院へのいざない(その2)

2014-11-03 08:30:43 | 研究
大学院への進学先を検討する場合は、自分が研究したいと考える分野の研究ができるかどうか、指導を受ける教員を信頼できるか、について考えるべきです。単純に研究科の名称や場所などで選択してしまうと、結果的に自分が考えていたこととことなる研究をやることになってしまったとなりかねます。ですので、分野第一で考えてください。分野と言っても広いですから、詳細な研究内容を調べて、しっかりと選んでください。豊橋創造大学大学院健康科学研究科は、理学療法学研究科ではありません。では、理学療法士以外が進学するメリットは?それは、これまでの自分の専門分野以外の人との交流ができること、関連他分野を学修できることでしょうか。ですので、理学療法士の方以外でも何ら問題なく入学できますし、入学資格があります。ですので、大歓迎です。学修内容なども、理学療法士でなくて全く問題ありません。デメリットはありません。本研究室では、骨格筋についての基礎研究に興味がある方、連絡をお待ちしています。研究はしっかりとやってもらいます。研究成果は学会発表はもちろん、できるかぎり国際誌に論文として発表できるレベルを目指します。もちろん、研究テーマは相談して決めます。目標は高く掲げ、生命科学の発展に貢献しましょう。
http://www.sozo.ac.jp/professor/goto_katsumasa/
http://www.sozo.ac.jp/professor/goto_katsumasa/consultation.html
メールアドレス  goto「アット」sozo.ac.jp  上記アドレスの「アット」の部分を@に置き換えてください。
(電話の場合は、まず本学入試広報センター 050-2017-2100 に連絡いただき、私宛に電話を転送してもらってください。)

大学院へのいざない

2014-11-02 08:30:32 | 研究
大学院への進学に迷っている方、結構いると思います。何ができるのだろうとか、何かメリットがあるのだろうか、研究とはなんだろうか、研究って言っても何をどうすればよく分からないけど大丈夫かな、などなど、進学に踏ん切りがつかないという状況にある方に、あえて進学を進めます。新たな挑戦は、必ず新しい世界をもたらしてくれるはずです。主として理学療法士や国家試験を受験する方向けに私の個人的な考えをまとめたページがありますので、是非とも一読ください。また、質問がある場合は、メールで連絡をお願いします。どうしてもメールが使えない方は電話でも構いません。
http://www.sozo.ac.jp/professor/goto_katsumasa/consultation.html

質問の送り先メールアドレスは、
goto「アット」sozo.ac.jp
上記アドレスの「アット」の部分を@に置き換えてください。
電話での連絡は、まずは本学入試広報センターに連絡いただき、私宛に電話を転送してもらってください。

理学療法士以外の方へのいざないは、また次の機会に書きます。
私の研究室では、資格の有無は全く関係ありません。大学院受験資格があり、骨格筋研究に興味があり、やる気がある方であればどなたでも歓迎します。

エボラ熱の致死性は感染者の遺伝子が影響?

2014-11-01 08:30:50 | 研究
エボラ出血熱は致死性が高いが、全ての人が死ぬわけではありません。エボラ熱の重症度には、感染者の遺伝的特徴が関与している可能性があることを示唆するマウス実験結果が、Scienceに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。西アフリカで猛威を振るっているエボラウイルスと同一種のマウス適合型ウイルスをマウスに感染。感染させたマウスの70%が発病し、うち半数余りが肝炎や内出血により死亡。また、感染マウスの約19%は、当初は体重が減少したが、後に2週間で元に戻り、完全に回復。残り11%は、ウイルスに対して部分反応を示し、うち半数足らずが死亡したそうです。この実験結果のばらつきは、今年西アフリカで発生したエボラ熱大流行にみられる傾向とよく似ているというのです。また、病気の進行結果と死亡率には、マウスの特定の遺伝系列に応じた関連性があることが発見できたそうです。死に至ったグループは、病気の重症化につながる血管炎症や細胞死を促進する遺伝子の活性が高く、回復して生き延びたグループは、血管の修復や感染と闘う白血球の生成に関与する遺伝子に高い活性を示す傾向があったそうです。さらに、特殊化した肝細胞がウイルスの増殖を防ぐ助けになっていたかもしれないとも。この研究結果は貴重な情報である一方、論文のデータをそのまま、人間の状況の予測や潜在的な治療法の根拠として用いるのは、現時点では不可能だとも。マウスとは異なり、人間は幅広く異系交配を行い、多種多様な遺伝子の組み合わせを持っているため、人間での遺伝子の影響の評価を難しくしているそうです。