健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

妊娠中に栄養不足だった女性から生まれた子供が成人後に高血圧になるメカニズム

2018-11-24 08:30:14 | 研究
妊娠中に栄養不足だった女性から生まれた子供が、成人後に高血圧になるメカニズムを、ラットの実験で解明したとする論文が掲載されたそうです。妊娠中の母親の栄養不足やストレスにより、低体重で生まれた子供は、成長後に高血圧などの生活習慣病になりやすいとされるそうです。日本では、体重2500グラム未満の「低出生体重児」の割合が9・5%前後と高いそうです。研究では、妊娠中のラットに低たんぱく食を与え、低体重で生まれたラットを飼育。多くのラットは成長すると肥満になり、高血圧症も発症。こうしたラットを詳しく調べた結果、母体の低栄養で胎児がストレスホルモンにさらされ、子の脳内遺伝子の働き方が変化し、高血圧になりやすい体質になることが分かったそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20181114-OYT1T50090.html
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