靴下のにおいを嗅ぐだけでマラリアに感染した子どもを特定するように犬を訓練することが可能との研究報告が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究によると、検査では陽性反応が示されるが、熱などの表だった症状がない子どもの体内のマラリア原虫をにおいで見つけ出すように犬を訓練したというのです。マラリアは、感染した蚊が伝播する原虫によって引き起こされ、世界で毎年約44万5000人もの命を奪っているそうです。マラリア患者の数は世界的に増加傾向にあるそうで、世界保健機関(WHO)によると、2016年には、前年比500万人増の2億1600万人。今回の研究では、アフリカ西部ガンビアのマラリア陽性の子ども30人と非感染の子ども145人の計175人分の靴下サンプルを検査。犬はマラリアに感染した子どものサンプルを70パーセントの精度で特定できたそうです。また、マラリア非感染のサンプルについては特定精度が90パーセントだったそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3195183?cx_part=search
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