健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

パーキンソン病の始まりは腸から?

2018-11-18 08:30:35 | 研究
これまで脳の病気と考えられてきたパーキンソン病は、腸内、特に虫垂から始まる可能性があるとする研究成果が、Science Translational Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。成人早期に虫垂を切除すると、パーキンソン病の発症リスクが大幅に下がるというのです。盲腸の下部にある虫垂は、不要な臓器と言われることも多いが、腸内細菌の貯蔵場所で、免疫反応と関連があるとされているそうです。さらに、パーキンソン病に関連する主要たんぱく質「αシヌクレイン」が蓄積する場所ともみられているそうです。研究では、スウェーデンと米国の患者データベースを調査。その結果、成人早期に虫垂を切除した人のパーキンソン病発症リスクが、切除していない人よりも19%低いことを突き止めたそうです。スウェーデンの農村部ではその効果が特に顕著で、リスクは25%も低かったそうです。農村部では、パーキンソン病の一因とされる農薬への暴露量が多いとされるそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3195481?cx_part=search
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