健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

電気刺激でまひ患者の歩行が可能に

2018-11-17 08:30:18 | 研究
脊柱に電気の刺激を与えることによって神経接合を再生させ、まひしていた患者の歩行を可能にする画期的な治療が成功したとする研究成果がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。患者は、2011年に交通事故に遭って以来、もう歩くことはできないと言われていたそうです。しかし、5か月の治療を終えた時点で、電気パルス無しでも短距離を歩けるようになったそうです。別の患者も、2010年の事故で左脚が完全にまひしていたが、5か月の治療の結果、電気刺激を使った歩行器で最長2時間歩くことに成功。短距離ならば自力で歩くこともできるそうです。以前の臨床試験では、脊柱にいわゆる連続電気刺激を与える方法が用いられていたが、マウス実験では成功していたものの、人間に対しては期待していた結果が得られていなかったそうです。しかし、対象部位を特定した電気刺激を使った今回の訓練を数か月続けた結果、3人の患者がまひしていた筋肉を電気刺激無しでも動かせるように。今回、試験治療の対象となったのは下半身にある程度の感覚が残っていた患者だそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3195497?cx_part=search
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