健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

英国人は野菜嫌い?

2014-04-13 08:30:14 | 研究
英国人における野菜と果物の推奨摂取量を、さらに増加させるべきであるとの研究結果が発表されたそうです。その研究成果を受けて、英国人たちは意気消沈し、一部はパニックを起こしているというのです(AFPBB NEWS)。英国人たちは過去10年間にわたり、健康な食生活のためには1皿80グラムの野菜・果物を5皿分(400グラム)食べるべきとする英国民保健サービス(National Health Service、NHS)の推奨を、達成すべく努力してきたそうです。しかし、がんと心臓疾患のリスクを低減するためには、1日の摂取推奨量を、7皿(560グラム)に増やすべきという研究成果が報告されました。もちろん、この推奨は英国人を対象としたものです。英国は心臓疾患の有病率が欧州で最も高く、高脂肪、高糖分の食事がその原因の一端とされているそうです。しかし、NHSのデータによると、現状の1日の推奨量である5皿分を摂取できている成人は全体のわずか4分の1程度で、推奨量を達成している人は10人に1人という調査もあるそうです。英国人は、果物と野菜を好まないというのです。本当でしょうか?
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