健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

朝の光と体重

2014-04-10 08:30:42 | 研究
スリムな体型になるには、早起きをして朝日を浴びるだけで良い可能性があるとした研究論文が、米国オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。ボランティア54人を対象に実験を行った結果、最も痩せていた被験者らは、必ずしも食生活が健康的だったり、運動量が他人より多かったりすることはなく、単純に早朝の日光をよく浴びていたことがわかったというのです。7日間の実験期間中、実験の参加者(平均年齢30歳)らは、光の浴び方と睡眠サイクルを測定するために手首にセンサーが付けられ、食事の記録も。その結果、朝の日光は、運動レベルやカロリー摂取量、就寝時間、年齢、季節にかかわらず、人のBMIに影響を及ぼしていたことが分かったというのです。光は、24時間周期の生体リズムを整える体内時計を同期するための最も強力な因子であり、結果としてエネルギーのバランスも整えていると考えられるようです。特に、午前8時から正午までの間に明るい光を最低20~30分間浴びることが体重管理にはよいということです。なるほどという部分とそんなに効果的かと驚く部分と両方を感じる研究成果ですね。
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