健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

クロマグロは青に敏感

2013-07-28 08:30:38 | 研究
高級食材として人気のクロマグロは、青っぽい海の色に紛れたエサの魚を見つけやすいように、視覚が青のコントラストを敏感に感知できるように進化したという研究結果が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。クロマグロのゲノム(全遺伝情報)を世界で初めて解読したそうです。網膜の遺伝子を詳しく調べて、可視光や紫外線、明暗を感知する遺伝子を発見。これを詳しく分析した結果、クロマグロは1億~1000万年前、他の魚種より青色を細かく見分けられるように進化したと推定したというものです。マグロの養殖では、いけすで育てている間に壁や網に衝突して死ぬことが問題になっているそうです。マグロが色をよく認識していることが明らかとなり、今後はマグロが見分けやすい色をさらに詳しく調べ、いけすの色を工夫すれば、衝突死を減らせることにつながり、効率的な養殖への応用が期待できる研究成果だそうです。
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