健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

小児線維筋痛症

2013-07-24 08:30:14 | 研究
小児線維筋痛症がコエンザイムQ10の欠乏によって起こることを明らかになったそうです(QLife Pro)。圧痛点18カ所のうち11カ所で痛みを感じると線維筋痛症と診断され、全身の恒常的な疼痛、慢性疲労、不眠を伴い、女性の発症は男性の約7倍だそうです。最近小児も発症することがわかってきたそうです。発症の原因は不明で根本的な治療法はないそうです。ミトコンドリア機能不全による筋肉の酸化傷害が重要と考えられていることから、研究グループは線維筋痛症の小児患者の血漿酸化ストレスマーカーを測定し、検証したそうです。健常小児と比較すると、患者の酸化ストレスマーカーは高かったというのです。さらに血液中のコレステロール濃度が高く、コエンザイムQ10が少ないことが確認されたそうです。そこでコエンザイムQ10を投与したところ、高コレステロール血症が改善し、疲労度の軽減も認められたというのです。
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